未来シアター【ゲスト:見城徹(幻冬舎社長)】 2014.05.02

数多くの著名人に愛された…
(小山)へぇ〜。
海から離れた…
…革新者
そのこだわりと伝えたいこととは?
(加藤)そんな時間かけるんだ。
週末金曜の夜だけひっそり開かれる映画館
『未来シアター』では未来への道を切り開く革新者の生きざまを名曲に乗せて上映いたします
さぁ始まりました『未来シアター』です。
今夜のたった一人の観客は『幻冬舎』社長見城徹さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いしま〜す。
もう革新者ですね出版界では。
ミリオンセラーって10年に1回出たらすごいといわれているんですけれども…。
えっ!ミリオンセラー。
10年に1冊…。
大手の出版社で10年に1冊出ればいいかなっていう。
じゃあ1年1冊ペース…。
1年1冊ですよ。
やめて。
触れないで。
「僕を今日いじらないで」。
いや…。
僕をそういう扱いしないで今日。
あのね僕ペラペラっとめくったけれどもビックリした。
それはえっとものすごく文章が感覚的なの。
ほぉ〜。
文章の中にそれが縦横無尽にこうちりばめられていてビックリした。
(加藤)うれしいですもう。
今言われたところ…。
色とか匂いとかそういう感覚っていうのは何か分かるとこあります?あぁでも意識してます。
う〜ん…。
(ブザー)
この日惜しまれつつ1人の革新者が店を閉めた
もう幸せでしたありがとうございました。
今日もすごい幸せでした。
自分が日本を代表すると思って頑張ってもらいたいですね。
そうだね。
・頑張ってください!・
(拍手)
人々に愛され続けて14年
彼らに「うまい」と言わせるすしを握りたい
それは今も昔も変わらない
だからその手間を荒木は決して惜しまない
例えばネタの温度
冷えていたほうがうまいイカは切り分けてからすぐに握る
ひんやりとろり
これが荒木の言うイカの醍醐味
一方マグロは切り分けてから握るまでの間しばらく時間を置く
そうすることでゆっくりと脂が溶けより一層甘さと香りが際立つからだ
最適な温度を見極めればすしは2倍にも3倍にもおいしくなると荒木は言う
そんな荒木のすしをひとたび口にすると…
つい笑みがこぼれる
つまり荒木のすしはそういう味なのだ
…の評価を受けながら荒木はなおも夢を追い掛ける
(荒木さん)突き詰めたら…。
希代の…
荒木の一日は築地での仕入れから始まる
大切にしているのは仲買人との信頼関係
・これ行きましょう・はい分かりました。
(スタジオ:羽鳥)そういうことか〜。
(スタジオ:小山)信頼関係が。
全部共通してんのは…。
じゃあどうも。
ありがとうございます!ありがとな。
はい!ありがとうございます!
仲買人の説得力は魚の質

そして店の説得力はすしの完成度

だから荒木は仕込みの全てを一人でこなす

(荒木さんの声)そのためには…。
いやいやいや。

荒木がすしの世界に飛び込んだのは25歳

それから8年独立を考え始めた頃「これでいいのか」不安が荒木の心をむしばみついに…

そんな荒木の背を押したのは最愛の妻陽子さんだった

独立したのは翌年

妻の陽子さんはこの時荒木に言った

(陽子さん)私は主人のことずっと横で見てて…。
他のことは分かんない…分かんないですけど。
だから見ててどうしようもなく言いたかったんだろうね。

日本一のすし屋を目指す夫婦の旅

しかし店を構えた当初はお客の少ない日もあった

そんな時妻は夫を支えなければと自ら進んで汗をかき…

そしてロンドンでのオープンを目指す今ここが踏ん張りどころと夫と共にまた汗をかく

そして迎えた…
ホントに。

だが荒木はいつもと変わらない

今日もうまいすしを握る

14年間そうして来たように

多くの人が別れを惜しむ

その一方で多くの人が彼の門出を祝う

(拍手)もうホントに…。
ホントにありがとうございました。

間もなく荒木はロンドンへと旅立つ

しかしどこへ行こうともすしで客を幸せにする志は変わらない
見城さんはよくご存じの荒木さんなんですけれども…。
すしの格闘技なんだよ。
彼が握って来たものを食べろっていう。
じゃあカウンターに座った時には注文をするんではなくて出て来たものを食べるっていう。
うんそうなんです。
だから嫌いなものもあったりするわけじゃない。
そうですよね。
それでも荒木が握ると「あっこんなにうまかったんだこの魚」と思う。
え〜!それすごいな〜。
すごいんですよ。
例えば出て来て…。
言いづらいけども…。
アハハ…!見城さんはもうほぼ外食なんですか?へぇ〜。
僕はね最初は『角川書店』っていう出版社に入ったんですね。
最初から小説担当だったのでまぁ有名な作家達と…。
赤川次郎さんとか…。
水上勉さんとか…。
有吉佐和子さんとかってそういうきら星のごとき作家達と毎日ごはんを食べながら仕事の打ち合わせをするんですよ。
だから今日は中華次の日はフレンチ次の日はすし次の日はイタリアン次の日はすき焼きとか全部自分でコーディネートして会社のお金で食べられたわけ。
でもお店選ぶのってポイントとしては見城さんどういうところをおくんですか?やっぱりうまくなきゃダメだよ。
だって相手が一番書きたくないものをこちらは書かせたいわけで。
それが黄金のコンテンツになるっていうか売れる作品になるわけで優れたものになるわけで。
うわ〜!アハハ…!ないです。
数々のミリオンセラーを出していて「これは売れるぞ!」っていう確信という何かこう分かるポイントみたいのはあるんですか?あぁ。
だから…。
全て何でも…。
なるほど。
あぁ。
特に思い入れの強い方ってどなたなんですか?あのねやっぱり亡くなった方って思い入れがありますよね。
例えば…。
あぁ交流があった…。
尾崎豊とは『ISOTOPE』っていう会社も僕がつくったし。
え〜!?そうなんです。
僕は『角川書店』のサラリーマンの域を逸脱して全部尾崎のためにやったの。
それは全て作品が欲しいだけのため。
大体ね…。
へぇ〜それ極端っていうこと…?まぁ極端。
俺を映さないで。
(ブザー)
清流が流れ込み黒潮が混じり合うほうじょうの海で一人塩を作る男が…
彼の作る塩はさまざまな成分を豊富に含む…
東京の有名料理店からも注文が絶えない貴重な逸品
深い味わいを秘めた塩を作り続ける…
(スタジオ:羽鳥)もう職人の気風が…。
(森澤さんの声)…と思ってます。
天日塩は…
…のが普通だが森澤はひととは違う独自の道を歩む
日本最後の清流とうたわれる四万十川の中流域
海から車で40分も離れた山の中に製塩所が
山あいで作ることで海辺のそれとは違う味わいになるという
ハウスの中で海水をゆっくり循環させ少しずつ水分を蒸発させて行く
吹き付けられた海水は竹の枝を伝って床へと落ちる
日の光にさらされながら流木の間をゆっくりと流れ再び…
2週間ほど繰り返し濃い塩水に
さらにそれを…
海水から塩が生まれて行く

山での塩作りは日照時間が短いため海辺より多くの時間を要する

ゆっくりと時間をかけて混ぜ続けることでさまざまな成分をより多く取り込むことができる

しかし人並み以上の根気が必要

春先でも室温は30℃

結晶箱の数は全部で150

(スタジオ:加藤)キレイだね。

公務員をしていた森澤

友人が作った天日塩のおいしさに衝撃を受け突如塩職人の道へ

妻は…

…と説いて回った

1年をかけようやく村の人達からの了承を得た

こうして始まった無謀ともいえる塩作り

ひたすらただひたすら塩を作った

その一方で訪れた旅行者を歓迎するなど人との…

さまざまな結晶を溶かし込んだ天日塩が完成

しかしここからが塩作りにこだわる森澤の革新的な製法

手間暇をかけて結晶化させた天日塩のうち4分の1を採取

残りの4分の3を再び塩水の中に溶かすという

採取した粒を遠心分離機にかけると天日塩…

それは四万十の恵みの結晶

(森澤さん)うん。

そのつながりはこの町のレストランにも

…が腕を振るう

森澤の塩を使った料理が地元の方々に次々と振る舞われて行く

メーンディッシュは地元で捕れたタイと『山塩小僧』で作った塩釜焼き

(前さん)塩をふんだんに使ったタイの塩釜焼きで〜す。

かつての塩職人達が食べていた賄い料理

「地元の人に地元の味をもっと味わってもらいたい」

森澤の塩がその土地の魅力を引き立てる
・おいしい!・ハハハ…!
土地の恵みを一人でも多くの人に

今日も森澤は山にこもり塩を作り続ける
いや〜この方も極端ですね。
そうですね。
…っていう歌詞がありましたけどやっぱり怖いですもんね近くで塩作られたら農家の方は確かに…。
何かこうね塩が流れて来るんじゃないかみたいな…。
やっぱりそういうのを少しずつ関係を築けて行ったからこそ最後のように地域に密着したこともできるしやっぱその…。
だから…。
たった一人で熱狂したものが出来上がった時やっぱり美しいんですね。
でも極端っていう旗印がちゃんと立ってないと人は集まって来ないですよ。
う〜ん。
事前に取らせていただいたアンケートには…。
道が1番から5番まであって難しい順にあるとすれば…。
だからそこに向かって行くためには常に憂鬱じゃなきゃいけないけども憂鬱がなくなると俺は…。
すごいな。
すごいな。
ちなみに今の憂鬱な仕事は何なんですか?いやもう全然いっぱいあります。
ちなみにね。
アハハ…!これ褒め言葉ですね?褒め言葉でいいんですよね?そうなんですそうなんです。
だから皆さん…。
…っていうふうに僕は言いたいですね。
何かカウンセリング来てるみたいな。
何か元気になって来た。
元気になって来た。
今回取り上げた2人の革新者から学んだことを私が古今東西の偉人の格言から見つけてまいりましたのでご紹介したいと思います。
お〜俺が言ってたことじゃん。
ビックリした。
変えましょ。
変えんの?あぁ!
(笑い)
(笑い)
2020年東京オリンピックを目指す期待の新星
その素顔と親子の絆に密着
「頑張ってね」とか「応援してるよ」…って言われると頑張れない。
フフフ…。
世界を常に驚かすデザイナーの制作現場に密着
2014/05/02(金) 23:30〜23:58
読売テレビ1
未来シアター【ゲスト:見城徹(幻冬舎社長)】[字]

多くの食通たちを唸らせる日本屈指の鮨職人の飽くなき挑戦▽四万十川が流れる山間で塩作りを行う職人。なぜ海のそばではなく山なのか?▽見城徹が語る仕事を成功させる秘訣

詳細情報
番組内容
未来シアターは様々な分野で世の批判や失敗を恐れず、イノベーションを起こしている人々を革新者(かくしんもの)と呼び、彼らの生き様を番組が選んだ主題歌と共に紹介していく「一曲一人生」をコンセプトにした番組▽ロンドン出店を控えた名店・あら輝。国内閉店までの最後の日々×T−BOLAN「離したくはない」▽山での塩作りがきっかけで生まれた人々との絆×DREAMS COME TRUE「crystal vine」
出演者
羽鳥慎一
小山慶一郎(NEWS)
加藤シゲアキ(NEWS)
【ゲスト】
見城徹(幻冬舎社長)
監督・演出
【企画】
福士睦
【演出】
小江翼
【ディレクター】
笠原保志
【プロデューサー】
今井大輔
切替愛
【チーフプロデューサー】
安岡喜郎
制作
【制作協力】
日企

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
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