アニメ キングダム2(5)「第三勢力」 2014.05.03

(オープニングテーマ「GLORYDAYS」)・「さぁ夜が明けた今旅立ちの時」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「引き返せない旅はノンフィクション」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「待ったなし本番よーいアクション」・「風に吹かれ戸惑う事も涙に暮れる夜だって」・「それはそれできっと悪い事じゃない
(悪くない)」・「まるでバネの力みたいに」・「深く沈めば沈むほど」・「高く飛べるんだ」・「はるか先へと向かい地平線を目指そうRisingsun」・「あの朝日に手をかざして」・「同じ想いが呼んだこの出会い」・「もう一人じゃないね」・「だから僕達は今輝きの旅」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」
(風の音)回想
(王賁)飛信隊隊長覚えておけ…。
我が名は王賁。
(信)王賁…王…。
王!?ああ。
お前の大好きなあの王騎の一族。
分家の王騎とは違い王一族の総本家を継ぐ王賁だ!んっ…!ん…。
回想
(王騎)皆と共に修羅場をくぐりなさい。
素質はありますよ。
信。

(田永)何だあの王賁とかいう若造は!「俺達は蟻」だと?「黙って命令に従ってりゃいい」だと?ふざけやがって!
(竜有)それなのに…俺達反論するどころか…。
(去亥)でっけェじいさんの一声で気を付けまでしちまうなんて。
(松左)まいったなァ…。
久々に思い知らされちまった…。
俺達と奴ら士族との間には越えられねェでっけェ壁があったって事を。
(昂)でも…格好良かったなぁ〜玉鳳隊って。
あっ!
(尾平)昂!今何つったてめェ?わっ!ご…ごめんなさい。
お前この場の空気が読めねェのか?やめとけよ尾平。
ん!別にいいじゃねえか思ってる事を正直に言ったって。
確かに玉鳳隊の奴らはキラキラしてて格好良かったぜ。
なァ?昂。
う…うん。
あいつらみてェになりてェか?へ…?でっけェ武功をあげまくりゃなれるぞお前も士族に!オ…オイラが士族に…?松左!今更「壁」なんてくだらねェ事言ってんなよ…。
そんなのただの言い訳だろ?言い訳…?ああ…。
とどのつまり俺達は奴らに圧倒されて下向いちまっただけだ。
いきなりガツンと一発やられて戦意喪失しちまったんだよ。
冗談じゃねぇぞ!王騎将軍の親戚だか何だか知らねェがこのまま黙ってられっかよ!今度はこっちの番だ!やられた分きっちりやり返すぞてめェら!
(一同)オォォォォ〜!やり返すって…。
でも味方同士で戦っちゃ罪に…。
(尾平)分かんねェか?昂。
え?やり返すってのはこの次は玉鳳隊の奴らより先に俺達が手柄をあげるって意味だ。
(崇原)しかし…問題はどうやって手柄をあげるかだ。
全員が馬に乗ってる玉鳳隊を出し抜くには何か特別な作戦が必要だぞ。
それをこれから考えるんだよ!
(魯延)1つ作戦があるぞィ。
魯延じィ…。
わしらにしかできぬ過酷な作戦じゃがの…。
過酷な…作戦?
(番陽)聞かれましたか?王賁様。
先日出会った飛信隊何でもあの夜から行方が分からなくなり他の部隊が探し回っているとか…。
我らに手柄を取られたうえに力の差を見せつけられてよほどこたえたのでしょう。
今頃田舎に戻って田畑を耕しているのではありませんか?ワッハハハハハ…!ハッハハハ…!
(野犬の遠ぼえ)
(野犬の鳴き声)
(野犬のうなり声)
(野犬の鳴き声)
(野犬のうなり声)いでェ〜ッ!心の声
(去亥)何やってんだ。
アイテテテ!野良犬め…いきなりかみつきやがって。
心の声尾平の奴!
(野犬のうなり声)心の声失せろ犬公ォォォ〜ッ!
(地響き)
(地響き)あ…。
(地響き)
(地響き)来るぞ…魏の奴らが…。
(地響き)回想よし魯延じい聞かせてくれ。
その「過酷な作戦」ってのをよ。
魏国の軍はいったん散らばっていた兵を集めて陣地を整えようとしておる。
大勢の敵が集まるのは大きな手柄をあげたいと思っておるわしらには好都合じゃがその分本陣にたどり着くまでに戦わねばならん敵の数も多くなり少ない人数で攻め込むわしらには不利でもある…。
幸いこの辺りは霧が深いうえに打ち続く戦で命を落とした者達の屍が放置されたままじゃ…。
回想
(魯延)わしらはこの霧と屍に紛れながら敵と刃を交える事なく敵の本陣に忍び寄る事ができる。
ただし…腐乱した屍に紛れるのは敵と一戦交えるより苦しいものと覚悟しておけィ。
あっ!うぅ…!はぁ…。
うっ…!どうした昂…。
大丈夫か?顔色が真っ青だぞ。
(地響き)だ…大丈夫。
(地響き)また来たぞ!隠れろ!
(地響き)し…士族になるためだ!オイラ士族になってオイラを女手一つで育ててくれた母ちゃんを幸せにするんだ!心の声
(尾平)昂…。
ヘヘ…。
どうだ王賁。
お前ら玉鳳隊にここまでやる根性あるか?あいつらをやり過ごしたら…一気に敵の本陣に突撃だ!
(騎兵A)ん…?
(騎兵B)どうした?
(騎兵A)あの辺で何か動いたように見えた。
いっ…!うっ…!
(騎兵A)おいお前達!
(騎兵B)生き残っている者がいないか確かめてこい!
(歩兵達)ハッ!心の声くっ!マジかよっ!心の声
(田永)どうする?いっそここで一戦交えるか?心の声
(渕)いや…このままやり過ごすんだ。
ここで見つかっては全て水の泡。
本陣を奇襲する事ができなくなる。
心の声
(沛浪)それにこれだけの数の屍だ…。
魏の奴らが突き刺して歩くのはほんの一部。
心の声
(尾平)そうそう俺達が刺されるわけが…あっ!心の声
(尾平)こ…昂が!心の声
(尾平)逃げろ!昂!心の声
(昂)ダメだっ!ここでオイラが動いたら…作戦がバレちまう…。
心の声
(尾平)昂ォォォォ〜ッ!心の声
(昂)母ちゃん…!
(歩兵)ん〜っ!うん…。
(騎兵B)どうだ?
(歩兵)ハッ!生き残っている者はいないようです。
(騎兵A)そうか…気のせいか…。
行くぞ!はぁっ!はぁはぁはぁ…!昂…。
はぁはぁはぁ…!うん。
うん…。
(喚声)
(魏の守備隊長)玉鳳隊が来るぞお〜!本陣に行かせるわけにはいかん!ここで食い止めろぉ〜っ!
(魏兵)ぐわあっ!
(魏兵)とっ止めろォ!ヌハハハ!今度の敵も軽かったですな賁様!まだだ…。
敵の大将の首をとるまでは気を緩めるな!しかしあとはもう本陣を落とすだけ…ん!?
(馬のいななき)一足遅かったな玉鳳隊!ピッカピカの馬に乗って来るくせに蟻ンコの俺達に先を越されるなんて軍事の英才教育もたかが知れてんなァ…王賁お坊ちゃん!フッフッハハハハ…!アッハハハハハ!アッハハハハハ…!
(秦の歩兵A)まただっ!また玉鳳隊が敵将の首をとったぞ!
(秦の歩兵B)今度は飛信隊が敵陣を落とした!ハァハァルアアッ!
(秦の歩兵C)すごいぞ!あの2つの三百人隊は!競うように武功をあげまくっている!
(秦の歩兵A)しかしやはり玉鳳隊の方が上だ。
あの完全武装の騎馬隊はそこらの千人隊より強力だぞ。
(秦の歩兵B)いや飛信隊だって負けてはいない。
あいつらは他の部隊には決してできない危険な作戦を平気でやってのける!
(蒙恬)へええ〜。
ここはまた随分と盛り上がってるみたいだなぁ〜。
(じい)飛信隊という新参の部隊と玉鳳隊が武功を争っておるようです。
(陸仙)あの王賁が武功を独占せずに手を焼いているとは面白い。
いかがでしょう我ら「楽華隊」もこの戦に参戦するというのは?
(じい陸仙)蒙恬様!
(蒙恬)や〜だよ。
(じい陸仙)えぇ〜っ!?俺王賁苦手だし…第一暑苦しいじゃん?こんな狭いとこであいつらと競り合うの。
おおっ!さすがです!若はもっと大きな目で戦を捉えておられるのですな。
じいはうれしゅうございます!泣かなくていいから…。
そのようなお考えであれば我ら楽華隊は蒙恬様にふさわしいもっと大きな戦場を探しましょう!ってゆ〜か…この三百人隊がやる気をなくさせるんですけど。
(じい陸仙)ええ〜っ!?俺ってこないだの韓との戦で手柄を立てて千人将に昇格したはずなんだよね〜。
確かに…。
しかし白老様が「あと1年は三百人将で経験を積め」と…。
白老様の命令に逆らうわけには。
身内には異常に厳しいよな〜ウチのじィ様は…。
かわいそうな俺。
おいたわしや若!
(蒙恬)だから泣かなくていいって。
行こっか。
(じい陸仙)ハッ!
(陸仙)ここから南に向かうと更に大きな戦が繰り広げられている最前線がありますのでそこへ参りましょう!
(蒙恬)いや。
その前にどっかにぎやかな街に行く…買い物に。
(じい陸仙)えぇぇぇ〜っ!?かつて秦国が誇った六大将軍最後の1人王騎が死して2年。
玉鳳隊の王賁。
楽華隊の蒙恬。
そして飛信隊の信!秦国の新たな時代の大将軍を目指す若者達が今着実に芽を出し更なる成長を遂げるべく戦場で躍動していた。
そのころ秦国の都咸陽でも巨大な勢力が動きだそうとしていた。
(廷臣A)「呂不韋の下に集まった食客はついに1,000人に達した」という報告がある。
(廷臣B)治めている領地に暮らす農民達の数も10万戸を超えたとか。
もはや1人の臣下という規模ではない。
(廷臣C)加えて趙との間に同盟を結んだ事が一段と奴の評価を上げている。
(廷臣A)まだまだ呂不韋は大きくなるぞ。
(政)フッ…。
(廷臣B)呂不韋の陣営にとって我々大王派を潰すとは武力で皆殺しにする事ではない。
一方的な勢力図を作ってこちらを弱らせ最後に残った数人の側近を抹殺して大王を無力にするという事だ。
(廷臣C)そして我々がやらねばならぬのはまさにその逆。
結局は王宮内の勢力図を我々大王派の色に塗り替えていくしかない。
(壁)そのような事はとうに分かっている。
だからこそ殿は治水工事に尽力して実績を積み重ねているのだ。
だがそれだけでは不十分だ…。
中立の立場を守っている者達を引き込むにはもっと大きな戦略が必要なのだ!
(壁)では現実にどのような戦略…。
ん!?
(一同)おぉ!どうした肆氏?なぜ黙っている?今日の会議を呼びかけたのはお前のはずだが?
(肆氏)では…恐れながら申し上げます。
今も議論されたとおり呂不韋の陣営を抑え我々大王派が実権を握るには王宮内の勢力図を塗り替えねばなりませぬ。
そのために最も手っ取り早いのは大勢力を味方につける事。
しかしそなたをはじめ竭氏の残党をあらかたこちらに加えた今一気に勢力を逆転させるほどの勢力などこの咸陽には存在しないであろう。
(肆氏)いや存在する。
あ…!?
(ざわめき)ここにいる人間の中にも知っていてあえて口に出さない者や全く気付いていない者がいるがこの咸陽には呂不韋の陣営とも我々大王派のとも別の「第三勢力」が確かに存在している…。
あの呂不韋でさえ手を出しあぐねている強大な勢力が!
(昌文君)止めよ肆氏!大王様の御前であるぞ!そもそもあそこには我々とて立ち入る事ができぬ。
(肆氏)確かにそのとおりだが向こうから接触してきたとしたらどうだ?おおお…!?何があったのだ?肆氏。
実は…昨夜…私の邸に現れたのです…。
彼の城より使者が…。
回想
(肆氏)な…なぜ…そなた達が…ここに?おっ!
(趙高)肆氏よ…そなたにこの書簡を。
(肆氏)おぉっ…!?ぎょ…玉璽…!
(廷臣B)玉璽だと?何をバカな…。
王の印である玉璽は当然大王のもとにある…。
大王の与り知れぬ所で玉璽を押された書簡が発せられるなどあり得ぬわ!
(廷臣C)一体どういう事だ!?
(肆氏)先に大王の弟君成様が反乱を起こされた折…大王は咸陽を脱出されるに際して玉璽を「ある場所」に隠され…当時成派だった私はついにそれを発見できなかった!それは今言っている第三の勢力の中に隠されたからだ。
(ざわめき)反乱を平定した俺に玉璽を返す前に…複製を作られたという事か?冒涜だ!玉璽の複製など国家に対する反逆罪万死に値する悪行です!先ほどから何の話をしているのですか!?第三の勢力とは…そんなものがこの咸陽に存在するなどとは聞いた事がありません!
(昌文君)いや壁…。
お前は…その勢力を知っている。
えっ…?ただその存在の異質さに気を取られ我らの勢力争いに関わる存在だと気付いていないだけだ。
そこは咸陽にありながらいかなる要人も足を踏み入れる事すら許されぬ閉ざされた城。
低頭〜!
(陽)絶対に頭を上げちゃダメだよ向ちゃん。
(向)わ分かってるよォ陽ちゃん。

(昌文君)1,000人を超える宮女と無数の宦官からなる城。
宮女達のほとんどが国内外の名門の出でありその背後に有力者の勢力と野望がうごめいている…。
それらを束ねたならば絶大な力を擁する女の城後宮。
そしてその女の城の主は現在の秦国太后様…。
つまり…第三の勢力とは…大王様のお母上の勢力だ!
(エンディングテーマ「21」)・「君はどう思うだろう?」・「空に溶けた声を」・「剥がれて消える理由を」・「たった一言のそれくらいなんだとして」・「どんな言葉を選ぶだろう?」・「息を止めて確かめて」・「鼓動は待ちきれない」・「手を離せば今以上を求めてしまうさ」・「止まることを許さないように」・「繰り返してるのは」・「まだ答えを探してるから」・「聞かせてほしい」・「空に溶けてしまう前に」
(実況)さあ突っ張った。
のど輪!突き落とし逆転!2014/05/03(土) 02:10〜02:35
NHK総合1・神戸
アニメ キングダム2(5)「第三勢力」[字][デ]

古代中国。春秋・戦国時代。秦国で天下の大将軍を夢見る信は、三百人隊の将となった。そして、戦場では同世代の若武者たちが、次世代の大将軍を目指し躍動していた。

詳細情報
番組内容
貴士族のエリートで構成された秦(しん)軍特殊三百人隊・玉鳳隊(ぎょくほうたい)を率いる王賁(おうほん)は、戦の素人集団である飛信隊(ひしんたい)を「蟻(あり)」と呼び、さげすむ。その屈辱に思わず剣を抜く信(しん)だったが、王賁が繰り出したやりは信を圧倒し、力の差を見せつけた。その夜、悔しさにほえる飛信隊は、玉鳳隊を出し抜くべく自分たちにしか出来ない過酷な作戦を実行することを決意する。
出演者
【声】森田成一,福山潤,野島裕史,細谷佳正,釘宮理恵,日笠陽子,仲野裕,玄田哲章,森川智之,鳥海浩輔,諏訪部順一,【ナレーション】高塚正也
原作・脚本
【原作】原泰久,【脚本】荒川稔久,和智正喜,村山桂,白石雅彦,玉井☆豪
監督・演出
【監督】岩永彰

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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