(実況)さあ突っ張った。
のど輪!突き落とし逆転!土俵上の大逆転!スカッとしますよね〜。
しかし大逆転は勝負の世界だけではありません。
私たちの住む関東甲信越では暮らしを変えるさまざまな大逆転が起きているんです。
娯楽のなかった茨城のある町。
市民大盛り上がりのイベントで町が活気づいています。
しかし今ある国の人たちが続々と訪れています。
一体なぜ?こちらは長野県のJリーグチーム松本山雅のサポーター。
フー!盛り上がってますね!しかし10年前のスタンドは僅か数人のみ。
どうやって逆転したんでしょうか。
更に新潟には森のやっかいものを宝に変えて町の暮らしを変えようとしている人もいます。
新番組「金曜eye」。
今日は関東甲信越徹底取材で元気になるヒントをお届けしま〜す。
(拍手)さあ始まりました新番組「金曜eye」です。
毎回関東甲信越のさまざまな情報を皆さんにお届けしてまいります。
初回の今夜は「わがまちの大逆転」です。
逆境にあった町がさまざまな知恵や工夫で元気になった。
その成功例を見ながら皆さんにも生かせるヒントをひもといていきたいと思っております。
その各地の取り組みを紹介してくれるのは各局のアナウンサーリポーターで結成した応援団の皆さんです。
もう私たち地元への愛いっぱいでお伝えしてまいりますからね。
テレビをご覧の皆さんも是非応援して下さい。
(一同)よろしくお願いします。
そして今日はスペシャル応援団のお三方にもお集まり頂きました。
まずは冒頭のVTRでも盛り上がりましたね。
現役時代土俵際の大逆転でドキドキさせてくれました元高見盛振分親方です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(拍手)親方の相撲の大逆転の秘けつは何だったんですか?う〜ん特にがむしゃらだったんですけどただただ諦めない事ですかね。
どんな土俵でも。
よろしくお願いします。
そして冒頭のVTRで一番悲鳴に近い声を上げていらした高木美保さんです。
ビックリする事ばっかりだったんですもん。
ご自身は東京で生まれて今栃木で野菜作りもなさっていると。
はいそうです。
今日はどんなところを楽しみに?地方にはものすごい面白いキャラの方がたくさんいると気が付いたので今日もそんな人に巡り会えるのではないかと期待してます。
よろしくお願いいたします。
そして地域再生にお詳しい明治大学大学院教授の野田稔さんです。
いつものようにまちを元気にする講義…じゃなかったヒントをですね講義だと長いからね。
皆さんにお届けしようと思います。
よろしくお願いします。
そして今回はテレビをご覧の皆さんも応援団です。
この番組ではデータ放送の投票システムを使いましてテレビをご覧の皆さんからの熱いエールを投票頂けます。
そして寄せられたエールの数が画面上にカウントされます。
すごい何も見せていないのに…。
(拍手)ここからは大いなる腕の見せどころですから頑張っていきましょう!
(一同)お〜!皆さんからメールツイッターでのご意見もお待ちしております。
それではまいりましょう。
わがまちの大逆転。
トップバッターは…。
水戸放送局の岩野応援団。
(拍手)よろしくお願いします。
茨城の大逆転の舞台はこちらの町です。
小美玉市。
8年前に3つの地域が合併しまして頭文字を取って小美玉という町の名前になりました。
親方かわいらしい名前ですよね。
(振分)そうですね。
果物か野菜の品種になんか合いそうな名前ですね。
そうなんです。
この小美玉は農業が盛んな町なんですね。
そもそも茨城は魅力度ランキングではワースト最下位とされていて小美玉特にこのようにのどかな風景が広がっているので町の皆さんに聞くと「うちの町には娯楽がないんだよ」っていう事をおっしゃる方もいらっしゃるんです。
その町が大逆転をして今や…よいしょ!どこがといいますとどこの町にもあるようなこうした市民ホールです。
町にとってちょっと規模が大きすぎて1,200席あります。
ですからなかなか使われていなかったんですがそれが今やこんなふうになりました。
超満員大盛況大熱狂の場所になっているわけなんです。
アイドルコンサートですか?
(岩野)さあ何でしょうか。
その秘けつを見てみましょう。
(高木)意地悪。
ご覧頂きます。
アイドルコンサートではないかもしれない。
いきましょう。
わがまちの大逆転!農業の町小美玉市。
しかし娯楽といえば…?そんな町で4年前から大逆転が起きているんです。
それがこれ「スター☆なりきり歌謡ショー」。
毎年3月に行われます。
市民が憧れのスターになりきって歌いそのなりきり度を競うコンテストです。
質の高いエンターテインメントを見たいと県内外から多くの人たちが集まります。
わがまちの大逆転その鍵は住民たちの底力。
この人気のショーを考え出したのは主婦や会社員など一般の市民たちです。
町を活性化するためにあまり使われていなかったホールに目をつけ本物のエンターテインメントを作ろうと考えたのです。
県内外の人たちを魅了するこのショーはどうやって生まれるのか。
準備が始まる4か月前から密着しました。
今日はオーディションなんですが皆さん本番さながらの熱のこもった衣装で出番を待っています。
逆転のルールその1。
本当に客を楽しませられる人しか選ばれません。
出場が決まっても…。
プロの指導を3回受けなければなりません。
練習するのは出演者だけではありません。
・「まっさかさまに墜ちてdesire」ショーが近づくとあちらこちらで始まるのは応援の猛特訓です。
必ずショーが盛り上がるように出場者には30人以上の専属応援団を連れてくる義務があるんです。
L・O・V・E!ILOVE由加ちゃん!・「なんてね」「はぁ〜どっこい」!・「淋しい」3月という時期もこのショーを盛り上げます。
この春2人は高校を卒業。
今泉さんは進学でふるさとを離れます。
親友へのエールを送りたいと考えていた久保田さん。
幼い頃から過ごしてきたふるさと小美玉らしいステージをその舞台に選びました。
そして迎えた本番当日。
地元だけでなく県外からも小美玉のイベントを一目見たいと1,000人以上が集まりました。
頑張れ頑張れひろこ!精鋭ぞろいの応援団。
厳しい指導を受け鍛えてきた歌声。
市民手作りのショーの開幕です。
(拍手と歓声)
(専属応援団)L・O・V・E!ILOVE由加ちゃん!L・O・V・E!ILOVE由加ちゃん!市民の底力で町が輝き始めています。
そして親友を歌で送り出す…・「さくら並木の道の上で」熱い思いを込めたプロ顔負けの歌がステージに響きます。
・「霞みゆく景色の中に」・「あの日の唄が聴こえる」・「さくらさくら今、咲き誇る」・「刹那に散りゆく運命と知って」
(歓声)優勝してんじゃねぇかよ。
おめでとう!高木さん大号泣。
(野田)ちょっとまずいよねこれ。
だって友達に贈る歌をあんなにみんながちゃんとした照明を作って応援団があんな来てね真剣にしかもうまいんですよ。
心こもってるじゃないですか。
いやぁレベルが高くてビックリしました。
感動しちゃいましたね。
本当にすばらしい取り組みであの一日は盛り上がりましたが一日だけじゃ町全体の盛り上がりといえるか。
そのあたりは…?もちろん一日だけじゃないんです。
このショーの成功があってそれ以降も市民が主役のイベント次々に生み出されているんです。
例えばこちら。
市民劇団の皆さんが演じた昆虫の世界を表現したミュージカル。
2日間6公演1,200席分がすぐになくなったんです。
(どよめき)
(高木)え〜!更にこれは今年の6月に今予定されているのでポスターなんですけれどもホールを使った合コン企画。
しかもミステリー仕立て。
これも市民の皆さんが企画して運営するイベントなんですね。
未婚者金井さんどう?合コン。
(金井)是非参加させて下さい。
(笑い声)
(岩野)参加者募集中です。
これはすごいですよね。
ほんとにね〜。
質問していいですか?この企画はどうやって集まるんですか?これは市民の皆さんが会議の中でそれぞれ企画書を書くんです。
こういう企画をこんな予算でやったらどうなんだろう。
それでコンペをして選ばれたものが企画化されて実行される。
プロの手を借りたとかじゃないわけですね?
(岩野)もちろんホールの職員と一緒に作ってはいくんですがスポンサー集めとか予算いくらいくらというところまで全部市民がやるんです。
すごい!これ相当なスペシャル応援団の高評価ですけれども皆さんには目で分かるようにその感動ぶりを表現して頂きたいと思います。
こんな大逆転扇を用意しました。
これから何本かVTRをご覧頂きますけれどもちょっといまひとつだなともし思われたら「転」だけ。
もう一歩頑張ってほしいと思ったら「逆転」。
最高文句なし!「大逆転」。
この3段階で表現して頂きます。
それでは扇でエールお願いします!
(野田)だけどなこれ最初から「大逆転」いっちゃうと…。
もう出し惜しみせず。
(一同)お〜!
(拍手)ありがとうございます!親方ご自身もプロ並みの歌声をお持ちだという事ですけどもいかがでした?いやぁプロ並みはともかくとにかく最初から最後まで市民の手で全部をやるというところがちょっとひかれましたね。
外から呼ぶんじゃなくて自分たちの手で作り上げようっていう気概にちょっとほれましたね。
高木さんも「大逆転」出して下さいました。
だって一年に一回ですよね3月にね。
でもこの日のために一年間楽しくてしょうがないと思うの。
みんな。
何出そうかな何歌おうかなどんな応援しようかなとか。
それだけでも「大逆転」。
まして外からみんな見に来て下さるんだから。
そして野田さんは「大逆転で」キーワードを紹介して頂きます。
いつものパターンですけれどもね私はこういうキーワードにいたしました。
「D.I.Y.」というのはよくホームセンターさんなんかにある「DoItYourself」自分でやりましょうという事でこれを本気でやるってところがコツかな。
いいかげんにやらない。
本気でやるとここまでできるっていうね。
ちょっと驚きました。
そして更なる驚きは視聴者エールの伸びなんですけれども。
すごい事になってますね。
数えられない。
もう13万エールに達しましたね。
(一同)お〜!
(拍手)ありがとうございます。
やった!お見事でした。
また他のイベントも増えてるっていう事ですからね更に小美玉の皆さん自慢の地元をつくっていって下さい。
ありがとうございました。
さあ続いてまいりましょう。
続いてのわがまちの大逆転は…。
山梨からは中継をご用意しております。
応援団手を振ってますね。
廣瀬アナウンサー。
はいこんばんは。
今日はですね山梨県笛吹市のホテルにお邪魔しています。
浴衣だいいな。
私も浴衣でくつろぎたくなっちゃうんですけれどもそれもそのはずこのとおり趣のある日本庭園幻想的に明かりが浮かび上がっています。
このすてきな宿が実は山梨の大逆転の現場の一つなんです。
部屋もすてきなんでちょっと見て下さいよ。
これぞ日本風という造りになっていまして…よいしょ。
開けますと畳で床の間もあったりして本当に日本の情緒とおもてなしを堪能できるいい宿なんですが山梨の大逆転の現場はこうした観光分野なんです。
山梨の観光といいますとこれ!何といっても富士山ですよね。
県もこうしたパネルを用意してPRしていますし去年世界文化遺産に登録された事もあって世界中からお客さんが訪れているんです。
ただここに大きな悩みがあります。
それは外国人観光客の宿泊日数なんですが山梨これ全国で最下位。
しかも2年連続なんです。
(高木)えっ意外!悲しい事です。
日帰りだ。
実際町に出て外国人観光客の方に聞きました。
するとこんな声が返ってきました。
近いですもんね東京ね。
(廣瀬)そうなんですよ。
一方こちらは…「山梨は立ち寄っただけです」と。
本当にアクセスが良すぎるので皆さん泊まってくれないんです。
なかなか正直お金も落ちません。
本当に悩ましいところなんです。
ただ今山梨の観光業大逆転始まりました。
ある国からお客さんがどしどし押し寄せているんです。
一体どんなふうに呼び寄せたのかそしてどこの国なのか。
ご覧下さい。
まいりましょう。
わがまちの大逆転!山梨に来る外国人。
その国とは?今山梨にはインドネシアから続々と観光客が訪れているんです。
一体なぜ?そこには山梨県の取り組みがありました。
海外からの観光客を増やそうとしていた県の観光部。
おととし世界各国を調べ上げインドネシアにターゲットを絞りました。
その理由は2億4,000万人という人口と急速な経済発展。
海外旅行客の増加が期待されます。
いかにして山梨県に来てもらうのか。
注目したのは携帯電話と共に急速に普及しているツイッターなどのSNS。
インドネシアは世界有数のSNS大国なんです。
わがまちの大逆転。
名付けて…県が目をつけたのは…地元のヴァンフォーレ甲府と協力して獲得しました。
というのもイルファン選手はツイッターのフォロワーが429万人。
山梨県の人口の5倍以上です。
イルファン選手が山梨の写真を添えてつぶやくとねらいどおりインドネシア中から反響が。
2月下旬。
県の観光部は次なる「SNS大作戦」に乗り出しました。
ハーイNHK!県が招いたのはインドネシアで人気のモデルマイク・ルイスさん。
映画にも出演しツイッターのフォロワー数は11万人。
そして人気急上昇中の歌手ベビズィーさん。
デビュー数か月でフォロワーは既に1万人を超えています。
県はこの2人に山梨の魅力を体感してもらいSNSで発信してもらおうと考えたのです。
まず案内したのは富士山の裾野にあるスキー場。
熱帯の国にはない雪。
盛り上がってますね!歌手のベビズィーさんは何か作り始めましたよ。
イェーイ!そして…携帯で写真を撮ってくれました!つぶやいてくれますよね〜?やった〜!山梨の写真が2人のサイトにアップされていました。
マイクさんのサイトにはあっという間に2,600件を超える反応がありました。
よ〜し!順調順調。
次は味でアピールだ!麺作りから体験してもらいました。
さあさあカメラを手にして撮影しちゃって下さい!しかし手にしたのはカメラではなく七味とうがらし。
しかもこの量。
そっかぁ〜皆さん辛いものが好きなんですね。
あ〜手に取ってほしいのはそのテーブルの上の携帯なのに…。
この日のマイクさんのサイト怖いですがのぞいてみましょう。
投稿されていたのは畳の上に敷かれた布団。
そっちかぁ〜。
気を取り直して翌日。
2人を案内したのは山梨県の由緒あるお寺。
伝統文化の魅力でどうだ!まずは茶道。
この表情…ちょっと不安になってきたなぁ。
(笑い声)
(拍手)ベビズィーさんが投稿したのはこの写真。
和服は気に入って頂いたようです。
一方マイクさんは書道を体験。
マイクさん以前から日本の文字に興味を持っていたそうです。
実はインドネシアでは今日本風の名前が流行中なんですって。
マイクさんは息子のケンゾウ君の名前を漢字で書いてもらいました。
マイクさんが投稿した習字の写真。
これが大反響。
「私にも書いてもらえないかな」と反応したのはインドネシアの人気DJ。
200万人いる彼のフォロワーにも山梨の魅力が届きました!今回2人が山梨に滞在したのは4日間。
その投稿に2万件を超える反応がありました。
こうした県の「SNS大作戦」。
目に見える効果が出始めています。
こちらのツアーSNSで山梨を知ったそうです。
そんな彼らが更にSNSで情報発信。
今こうして山梨の名がインドネシアで広がっています。
中継先の廣瀬さんともう一回つないでみたいと思いますが。
これ結果は数字として出てるんでしょうか?はい。
先月すごい結果が表れました。
こちらご覧下さい。
去年一年間のインドネシア人観光客の宿泊地。
数字が出たんですがランキングにしたところ山梨は全国5位になりました。
しかもほらあの京都を抑えてのトップ5です。
京都より多い。
(廣瀬)そうなんですよ。
手応えありありです。
これとりあえずこの調子で頑張ってほしいんですけどもSNS以外だと何か特別な事をしてるんでしょうか?山梨県としては観光部にインドネシア人のスタッフを採用しまして更におもてなしの取り組みを進める事にしています。
地元のホテルもさまざまな取り組み始まっていましてこちらではこのようなイスラム教のお祈りのスペースを用意しました。
専用のマットを用意しましたし天井を見ると白い三角形があるんですがあれ聖地メッカの方角を示す目印なんです。
そうしたところも気を配っているんですね。
インドネシアやっぱりイスラム教の方が非常に多い国なんですね。
そのためインドネシア人の観光客が泊まる際には部屋の一つをお祈り専用の部屋としまして使ってもらおうという試みです。
お祈りの際には手や足を清める必要がありますので水道場なんかも分かりやすくイラストで案内しています。
やっぱりイスラム教の方にとっては毎日のお祈りは非常に大切なものだという事で旅先でも気持ち良く過ごしてもらおうという「おもてなし」なわけなんです。
中途半端だな!もう一つおもてなしがありまして…。
次は料理です。
今インドネシアで和食が非常にブームになってましてこちら用意しています。
皆さんこんばんは。
ありがとうございます。
ほら見て下さい。
この彩り豊かなおいしそうな料理。
純和風の料理なんですがこれもやっぱりイスラム教で食べられない豚肉やアルコールなんかは使っていないものを用意しているんですね。
どれもおいしそうでしょ?面白いのが例えばこちら。
おわんに入っているのがこれたこ焼きなんですけれども。
何で!?
(廣瀬)ここ1〜2年インドネシアで大ブームになってるんですって。
そういう最新の流行もしっかりと押さえているんです。
(高木)うわ〜食べたいあれ。
(廣瀬)VTRでも七味とうがらしたくさんかけてるのありましたけれどもインドネシアの方非常に味付け濃いのが好みなんですね。
そこでこちらとうがらしの非常に辛いソースにこちらヤシの糖分を使ったすごい甘い調味料なんかも用意しましてしっかり対応するという事です。
従業員の皆さんも今一生懸命おもてなし勉強されています。
そうですよね?はい。
「こんばんは振分親方」というインドネシア語ですね。
皆さん一生懸命勉強してるんですね。
簡単ですか?インドネシア語は。
いや正直難しいんですけどもインドネシアのお客様とコミュニケーションとれるように頑張って勉強してます。
そんなわけでもう受け入れ体制万全ですから大逆転の手応えありありなわけなんです。
じゃあ皆さんまいりますよ。
(インドネシア語)わ〜すばらしいですね。
(野田)いや〜よく覚えたね。
それではスペシャル応援団の皆さんに扇で判定をして頂きます。
扇でエールお願いします!おっと…。
やっぱりこれだ!「大逆転」2枚。
高木さんが「逆転」という事でしたが高木さん「逆転」?もう一歩?あのねほんといいと思います。
いいと思うんだけどあえてここで課題は辛いものをみんなで振りかけて食べてたりとか…。
多分もうちょっと食べ物にあちらの方の好みを入れていくっていう工夫が必要なんだろうなって。
ここを期待値で…抑えました。
なるほどね。
そして野田さんは大逆転。
キーワード何でしょうね?いやあのね…これSNSという話をしていましたよね。
SNSっていうのはどういう特性があるかというと近い人似た人たちがつながり合うという特性があるわけですよね。
ですからSNSで成功しようと思ったらやっぱりこの人に伝えたい!という事をガッと決めて一点集中しないと実は伝わらないわけですよみんなOKみたいにしちゃったら。
今回の場合にはもうインドネシアというところで「覚悟を決めて一点集中」したのが成功の秘けつかなと思いますね。
立派なもんだと思いました。
山梨の現場盛り上がってますね。
でもこの観光の誘致というのは山梨に限った問題ではなくて各地共通する課題だと思うんですけれども吾妻団長皆さんの地元でいい取り組みありますか?
(吾妻)もちろんですよ。
みんな大きくうなずいてますけれど長野松岡さん。
(松岡)ありますよ!インドネシアではまさかのたこ焼きブームというふうに外国人何がウケるか思ってもみないものがあるんです。
こちら長野県の地獄谷温泉なんですがお猿さん温泉に入りますよね。
外国人にとってお猿イコール熱帯の生き物なのが雪の中でしかも温泉に入っている。
アメージング!という事で…。
(笑い声)
(松岡)観光客の大体4人に1人は外国人というぐらい外国人ごった返してるんですよ。
(一同)へえ〜。
(吾妻)まだまだあるんですね。
もう群馬の金井さんもね言いたそうな顔してます。
(金井)そうなんですよ。
群馬は自然がとっても豊かでいい所すぎるのかなんとネット上で「日本の秘境」とか「グンマーが住んでいる」と…。
何だ?グンマーって。
そんな所じゃないんですがそこで県が逆手に取ってPR作戦を始めました。
それがこちら。
(金井)ウェブ漫画です。
どんな漫画かといいますと…はいこちらですね。
山から山を旅しましていろいろと群馬の魅力を発見していくウェブ漫画なんです。
なんと一日に2万件のアクセスもあったそうなんですよ。
(一同)へえ〜。
(吾妻)グンマー何なのか知りたい。
(野田)確かにああやって見るとほんとに秘境みたいに見えますね。
(金井)いやいやいやそんな事はないんですよ。
とっても面白い…なんかもう捉えようですよね。
(野田)アクセスしてみようかなこの漫画。
面白そうですね。
でも残念ながらちょっと今は休止中なんです。
じゃあもう次の手を考えないと。
(金井)是非これからもPRしていってほしいと思います。
そして山梨の取り組みについても伸びてますね結城さん。
さあこれまでに…すごいですよね動きっぱなし。
13万以上のエールを頂いています。
おぉ〜すごい!
(拍手)すごい。
皆さんたくさんのエールありがとうございます。
山梨の皆さんこれからも頑張って下さ〜い。
(拍手)
(ベル)昼間先輩が立ち上がった。
ベルを鳴らしながら。
スタジオはヒートアップしてきましたんでここで一息ティータイムといきましょう。
今日スタジオに宇都宮の大逆転紅茶をご用意いたしました。
いい香りが…。
(昼間)どうですか?香りは。
(高木)ん!今ここまで来た。
(昼間)芳じゅんな香りと味がするんですが栃木といいますとイチゴ。
これ「とちおとめ」を乾燥させて茶葉とブレンドさせて作ったオリジナルティー。
とちおとめ!ぜいたくですね。
いいな〜。
(高木)う〜ん甘〜い!イチゴの香りすごくすてき。
特に女性に喜ばれそうなティーであるんですけれども宇都宮からはまさにこのティー紅茶でわがまティーの大逆転。
うまい!
(昼間)ご紹介したいと思います。
(高木)噴きそうになっちゃった。
(笑い声)さあところで親方宇都宮というとどんなイメージがありますか?やっぱし宇都宮ギョーザですかね。
(昼間)おっしゃるとおり。
よくいろんな方から「宇都宮の方はほんとにギョーザをギョウサン食べますなぁ」と言われるんですけれども…。
やだなんかだじゃれな人ですね。
(昼間)確かにギョーザは人気です。
ただギョーザのイメージが強すぎて「ギョーザしかないんじゃないか」と宇都宮よく言われてしまうんですがそのイメージの大逆転を図ろうとしているのがこの紅茶なんです。
それは数字にも表れていますのでご紹介しましょう。
これは総務省の家計調査です。
県庁所在地別のデータです。
宇都宮市の紅茶の1世帯あたりの購入量ですね。
2005年は41位と下の方でしたがたった3年で…1位に輝きました。
(一同)おぉ〜!
(昼間)何でこんなに一気に上がったんでしょうか?そのきっかけともなった人物がこちらです。
(昼間)市内で紅茶店を営んでいます。
もともと宇都宮のご出身なんですけれどもちょっと元気がなかった市内の中心部の商店街をもう一度活性化させたいと。
いろいろなお店を考えたんですが迷わず紅茶にいきました。
何で紅茶だったのか聞いたんですけれどもやはり優雅におしゃべりができるでしょうと。
それから健康に害がないでしょうつまりヘル「ティー」だっていう…。
(野田)ヘル「ティー」ね。
怒らないで…。
なるほど!
(松岡)いつもはコウチャないんですけどね。
(吾妻)やめて!で思い立ったらもう即行動でした。
本場インドのダージリンにまで出かけて紅茶の研究をしました。
帰国後はご自分のお店で頻繁に紅茶教室を開いたりして少しずつですが着実に紅茶派を増やしていきました。
その成果が実りまして今では市内の小学校に紅茶部が誕生してるんですね。
紅茶部!?いれ方とかね紅茶の種類を学んでいるんです。
そうまさに子供たち「ティー」ルドレンにも紅茶が…。
チルドレン…。
(笑い声)その他にもたくさんのティーパーティーが市内で開かれたりこのようにイベントを開けば紅茶を求める人がたくさんいらっしゃるという事でまさに今宇都宮市民に紅茶が根づきつつあるという事で是非皆さんも宇都宮にいらっしゃって優雅なひとときを過ごして頂ければと思います。
おまティーしています。
(笑い声)いや〜もうほんとにねすばらしいイメージの逆転…。
同じ栃木で。
(高木)隣なんですけど確かにギョーザね。
それからカクテルもあるんですよね宇都宮。
(昼間)ジャズもあります。
…で夜。
今度は紅茶で昼のティータイムっていうなんか24時間戦略でいっているなという感じですね。
それご存じでした?
(高木)はい。
(鐘)おっ吾妻さん。
お話しのところ申し訳ないんですけどちょっとティータイムよりも大きな鐘で割り込ませて頂きますが神奈川にもね大逆転があるという事でご紹介させて下さい。
それがこれなんです。
分かります?親方の手元にも今お渡ししましたが親方これ何に見えますか?携帯ですよね?
(吾妻)そう見えますよね。
ですから携帯電話と同じように握って耳に当ててみて下さい。
(振分)こうですか?
(吾妻)耳につけて頂いて内藤さんちょっと話しかけて頂けますか?親方ちょっとこっち向いて頂いてもいいですか?親方内藤です。
どんなふうに聞こえますか?声がはっきり聞こえてきますね。
聞こえます?内藤です。
はっきり大きく聞こえてきます。
(吾妻)そうなんです。
これは補聴器の代わりとなる装置なんですね。
神奈川の大逆転は町工場の発想の大逆転です。
これを開発したのはですねものづくりの町として知られる川崎市の町工場なんですね。
きっかけは15年前にこの社長がお母さんに補聴器をプレゼントした時に受けたこんな言葉だったんです。
(高木)そうか!こう使うんだな。
(吾妻)松田社長ひらめきました。
補聴器っていうのは小さく小さく目立たないように開発が進められていたんだけれどだったら置き忘れないような手のひらサイズのものを作ろうじゃないかという事で人気商品が生まれたというまさに発想の大逆転でございます。
売れてるんですか?
(吾妻)もちろんです。
もうこれまで19万台売れていまして…既に川崎市内では広く使われるものになったという事です。
なるほどいや各地あるもんですね。
ありがとうございました。
(拍手)さあさあそれでは次も見てみましょうか。
続いてのわがまちの大逆転は?はい長野です。
応援団は松岡アナウンサーです。
はい!わがまち長野県の大逆転はこちらでございます。
おっユニフォーム…サッカーかな?そうです。
サッカーといいますと全国で町を盛り上げるために欠かせない存在ですけれども中でもこちらなんですけれども長野県の松本市を本拠地としておりますJ2松本山雅のユニフォームなんです。
チーム自体今ですねJ23位と好調なんですが何よりすごいのは…後ろ広がっていますこのスタンドの盛り上がりなんですね。
松本市民に熱烈に愛されるようになった事が「すごい」なんです。
愛されるようになった?最初はこういう状態でした。
これ言っときますけど試合中なんです。
それが今やこのとおりという事なんですがじゃあ一体何が成功の秘けつだったのか?ご覧頂きましょう。
わがまちの大逆転!どこ向いてる?今から10年前Jリーグを目指す事を決めた…もともとは松本駅前にあった喫茶店の常連たちによって結成された同好会でした。
当初は弱小チーム。
大学生や社会人チームから成る北信越リーグで最下位争いを続けていました。
そのころはサポーターもご覧のとおりです。
その一人自営業の疋田幸也さん。
彼こそが今回の大逆転の仕掛け人なんです。
どうすれば地元で人気のチームにできるのか。
大逆転の鍵は……だと市民みんなに思ってもらう事。
まずは市民にチームを知ってもらう事からスタート。
駅前に立って選手の写真入りのティッシュを配りました。
その結果徐々に市民がスタジアムに足を運んでくれるようになります。
更にわがまちのチームとして愛着を持ってほしい。
入場整理など試合の運営にも市民に積極的に関わってもらいました。
グラウンドの整備や清掃も市民に担ってもらいました。
愛着を深めたわがチームを支えたい。
この年1試合平均の観客動員は1,500人に達しました。
市民を更にその気にさせたのはよきライバルの存在です。
そのライバルとは…ちょうど同じ頃県庁所在地の長野市もJリーグを目指していたのです。
市民の「松本愛」に火がつきました。
サッカーに興味のなかった世代にも松本山雅を応援する輪が広がりました。
ライバルとの直接対決を応援しようと多くの観客が詰めかけ「信州ダービー」と呼ばれるまでになりました。
市民がつくり上げてきた松本山雅。
その魅力に引き込まれたスター選手もいました。
3年前複数のクラブからオファーが来る中で松本山雅を選びました。
しかし松田選手は練習中に突然倒れ帰らぬ人となりました。
松本を愛してくれた松田選手の思いに応えたい。
この年1試合の入場者数は7,000人を超え熱い声援を受けたチームはJリーグ昇格を決めたのです。
そして今。
地元の同好会からスタートした松本山雅は周囲の町からも多くの人を呼び寄せる人気チームに成長しました。
グッズの売り上げや飲食費など地元にもたらす経済効果は年間24億円を超えています。
チームカラーの緑一色のスタンド。
10年前は数人しかいなかったサポーターは今では…その中心にはこの大逆転を仕掛けた疋田さんの姿。
市民が支えるわがまちのクラブの大逆転です。
いやしかし劇的に増えましたね。
はいそうなんですよ。
こちらなんですが昨シーズンの入場者数なんですがリーグの平均が6,600人のところ松本山雅は22チーム中3位1万1,000人と。
しかも私これ1位と言っていいんじゃないかと思うんです。
といいますのも1位2位はガンバ大阪ヴィッセル神戸それぞれホームタウンの人口がこれだけ違う中でですから。
なるほどそれでこれだけ集めるんだね。
これは1番ですよ。
ではお三方扇でエールいきましょうか。
お願いします。
(高木)う〜んどうしよう…どうしよう〜困っちゃう!おっと3人とも「逆転」!「大逆転」の一歩手前どうして?
(野田)そりゃだって今J2の3位なんでしょ?あとちょっとでJ1じゃないですか!今シーズンは確実にJ1に上がると思います。
皆さんそうですよね?
(笑い声)テレビの前でサポーターの皆さんが手をたたいていますので。
(野田)その期待です。
ありがとうございます。
同じです。
なるほど。
親方どうでしょう?相撲で…。
正直相撲でですからね。
だから表ぶってサッカー応援しにくいですね。
そういう事なんですか!?
(笑い声)そういうバランス感覚なんですね。
でもその相撲でどうでしょうどうしても負けたくない相手なんていらっしゃった…?現役時代ですか当時最強だった朝青龍関は打倒朝青龍は目標でしたね。
なるほどね。
ちょうど準備よくその一番が流れるようです。
これですね。
やっぱり気合いがいつも以上に入っているわけですね。
はい。
(スタジオの歓声と拍手)
(野田)うれしそううれしそう!やっぱり喜びも違いますか?横綱を倒すっていうのはまず角界最強みたいな証しみたいなものですからね。
野田さんこういうライバル関係がいい影響をもたらしているような例って他にもあるんですか?あると思うんですよ。
中央線沿線の駅で高円寺阿佐ヶ谷荻窪って並んでる駅があるんですけどねまず最初に1954年阿佐谷の商店街の人たちが日本中のお祭りを視察して七夕まつりをやったんです。
そうしたらですねそれに対抗心を燃やした高円寺が負けてられないって1957年に高円寺ばか踊りこれが後の高円寺阿波おどりになりまして今やなんと本家の徳島を抜いて120万人も集客するような大規模なお祭りになった。
そうしたらそれを見ていて95年に阿佐谷がもう一発やろうっていうんで阿佐谷ジャズストリートっていうのをやったんですよ。
これ負けちゃいけないってんで隣の荻窪がなんと2000年に荻窪音楽祭で私たちはクラシックで上品にいきますとこういうね競ってるんですよね。
いい事だと思いますけどね。
よきライバルを見つけるってところも一つポイントになりそうですね。
そして視聴者の方のエールまだ伸びてる?内藤さん。
止まらない。
今話している間にも伸びていて19万を超える応援エール頂いてます。
ありがとうございます。
(拍手)さあさあこの調子に乗って吾妻応援団長次は何いきましょう?大逆転を目指して今まさに奮闘しているという大逆転の卵をご紹介してまいりましょう。
皆様も前の方にお進み下さい。
(吾妻)こちらご用意いたしましたのは関東甲信越の各都県の自慢の農産物です。
この中に大逆転の卵おいしいものの中に潜んでいるという事なんです。
ご紹介していきましょう。
では千葉の結城さんからいきましょう。
千葉の大逆転の卵はこの中にあるこちらネギなんです。
千葉県は九十九里の沿岸で取れたネギなんですね。
おいしそうだけど普通のネギ。
そう思っちゃいけません。
実はこれ特別な育て方で育てた非常においしいブランドネギなんですね。
さあ親方どうぞ。
はい。
(結城)そのいわれを説明いたしましょう。
こちらをご覧頂きましょう。
きっかけとなったのはこちら。
時は2002年です。
関東地方を台風21号が襲いました。
大量の海水を含んだ潮風が吹きつけましてほとんどの野菜が枯れてしまったんです。
ところが…ジャーン。
ネギだけはその被害をほとんど受けていなかったんです。
一般的にネギは塩害に強いと言われているのですがじゃあそのネギを食べてみようと農家の方が食べてみましたらあら不思議普通に育てたネギよりおいしいじゃありませんか。
甘みも増しています。
甘いの?塩っ辛いんじゃなくて?甘いんですね。
もしかして塩水がネギを甘くするのではないかという事で研究を重ねましてこちらです。
何かかけています。
ネギ畑に海水をかけているんです。
海水を年に5〜6回かけて育てるネギ栽培が始まりました。
さあ実際どのくらい甘いのかこちらにありますので試して頂きましょう。
どうぞ。
(高木)1本ずつ…。
電子レンジで…。
ジューシーですのでこぼれます。
気を付けて下さい。
電子レンジで温めた…調味料は使っておりません。
しょっぱくなりそうなイメージありますけどね。
海水だと。
どうです?
(振分)普通だったらとんがってるぐらいに辛いのにこれはそのままで食べられます。
(野田)なかなかいいですね。
(高木)味が濃い!
(野田)存在感があるネギですね。
何で?このネギ評判を呼びましてブランドネギとして2006年に商品化されましてコンビニエンスストアのチェーンでも焼き鳥とこのネギを組み合わせた商品なんかも出てきた。
更なる販売拡大をねらっています。
逆転ですね見事です。
ほとんど卵からヒナかえってるんじゃないかという感じですがまだまだこの中に大逆転の卵があるという事で群馬金井さんいきましょう。
はい!群馬からは高崎市の農村部国府地区で作られている国分にんじんをご紹介します。
どんなにんじんかというと…。
(どよめき)なんと60cmもあるんです!親方是非持って下さい。
いかがですか?いやこれごぼうに色が赤く…。
そうですよね。
皆さんがスーパーに行くと目にするのは短い西洋にんじんですよね。
ただこの長いにんじん昭和40年ころまでは全国的に食べられていたんだそうですよ。
このにんじん姿を消してしまうかもしれないところから大逆転を果たしているんです。
香りが優しい。
あっそう…ほんとだ。
でもこれ大変でしょ。
引っこ抜くのも。
そうなんです。
その長いにんじん冷蔵庫が普及し始めまして入らなくなってしまったので作られなくなってしまったんです。
そこで立ち上がったのがこちらの農家眞塩光枝さんです。
女性の方が頑張っています。
農家の方に一から技術を学びまして生産を始めました。
しかし女性だけでは作るのが大変という事で雇ったのがこちらの男性たち。
定年退職した男性たちをアルバイトとして雇ったんですよ。
男性たちとっても楽しそうに仕事をされていましてその男性たちの声を聞いて育ったにんじん甘く出来ているんです。
でも冷蔵庫に入らない事は変わってないじゃない。
そこでですね作ったのがこちらのにんじんジュースです。
これなら冷蔵庫に入りますよね。
是非皆さん飲んでみて下さい。
ありがとうございます。
お願いします。
いかがですか?おいしいね〜。
(金井)おいしいですよね。
すごい健康的な味がする。
(吾妻)普通のにんじんジュースと違う。
普通のにんじんよりも優しい感じがします。
にんじんにんじんした臭い感じはない。
果物に近い。
(金井)実はこの1本に7本分のにんじんがギュギュギュッと詰まってるんです。
そりゃ濃いわ。
今では地元の小学校の給食としても使われているという事で若い方たちにも広まっているんです。
これならにんじん嫌いな子でもいけるね。
このにんじんも作れる…。
(吾妻)大逆転の卵これもヒナかえってるんじゃないかなと私思いますけどねまだまだこの野菜たちの中に大逆転の卵があるという事で続いては埼玉の内藤さん。
埼玉からご紹介するのはこちら!前を失礼します。
全国1位の出荷量を誇る小松菜です。
この小松菜なんですが埼玉の南東部の上尾で作られています。
何が大逆転かといいますとここがポイントでこの小松菜が作られてる畑なんです。
ちょっと持って頂いてよろしいでしょうか。
どういう事かといいますとこの小松菜なんですが高齢化や後継者不足で荒れ果てた休耕地を活用して作られてます。
(野田)すぐ荒れちゃうんでしょ?畑って。
管理しないと。
駄目になっちゃうんですよね。
そしてこの方が作っていらっしゃいます。
永堀吉彦さん仕掛け人ですね。
何とかして休耕地どうにか野菜を育てたいという事で始めたんですけれどもどうせ作るんだったら収益率の高いものをという事で小松菜にしたんです。
というのは年に4〜5回収穫できるからなんです。
で今畑どうなってるかといいますとこのようになっています。
(振分)さっきのと逆…。
始めた当初1995年ごろは2ヘクタールだったんですが今では70ヘクタール以上になりました。
(金井)畑に人がいる風景いいですよね。
(振分)ほっとしますね。
生産量も年間1,000t超えてるという事で。
その気になれば一大生産地になれるという大逆転ですね。
いけるもんだな。
卵どころかもう大逆転してるんじゃないかというね。
すばらしい!
(拍手)
(振分)日本の農業は明るいですね。
この調子に乗って最後の大逆転という事になりますがまいりましょう。
最後の大逆転はこちらです!きた!新潟です。
西川アナウンサー。
大トリを務めさせて頂きます。
よろしくお願いします。
わがまち新潟の大逆転キーワードがこちらなんですね。
見えますか?「まちのやっかいものが宝に大変身!」なんです。
森を守るために欠かせないのが間伐作業ですよね。
ただ問題なのがこの大量に出る間伐材。
これをどう処理するかという事なんですよ。
(松岡)長野も困ってます。
長野の場合はリンゴじゃないですか。
リンゴ畑のせん定した枝であるとか伐採した木というのが今産業廃棄物になってしまっているわけですよね。
(昼間)それから栃木も山林が多いんで竹ですね。
竹林をどう伐採して活用していくかが課題になっていますね。
各地共通する悩みだけど宝にしちゃった。
そうです宝です。
この宝見てもらいましょうこれ。
木質ペレットです。
間伐材を粉々にして圧縮して固めたものなんです。
何に使うんですか?これ食べられないの?食べられないです。
ストーブの燃料などに使われるんですね。
地元の家庭では多く使われ始めています。
まさに使いものにならなくなったものがエネルギーに大変身という事で大逆転という事なんです。
そしてこのペレットを作った人にとっては今度は人生の大逆転もあったんですね。
こちら見てみましょうね。
人生の大逆転でもある。
はい。
新潟市の古川正司さんです。
この方11年前までは建設関係のお仕事をしていたんですが非常に頼られる存在だったんですが見て下さい不況のあおりを受けて失業という事で収入がなくなって人生のどん底に陥りました。
そんな古川さんがこの木質ペレットで人生の大逆転を果たしたという事なんですよ。
まさに町と人生ダブルの大逆転という事でこの大逆転再現ドラマで見て頂きましょう。
よろしいでしょうか。
わがまちの大逆転!不況のあおりを受け建設会社を辞めた古川正司さん。
再就職の当てはなく自宅で今後の生活について悩んでいました。
(チャイム)はい。
俺も会社辞めてきたてば。
おぉよろしく頼むな。
まあ…上がって上がって。
同じように職を失い住まいまで失った同僚2人が自宅のある古川さんを頼ってきたのです。
更に…。
(チャイム)俺たちも会社辞めてきちゃったよ。
お世話になります。
すまんな。
まあ…上がれ上がれ。
6人での共同生活。
生活費をどう捻出するか。
そこで古川さんはある逆転のアイデアを思いつきました。
それが町のやっかいものを利用する事だったんです。
当時町では荒れた森の整備をした時に出たマツやスギの間伐材の処理に困っていました。
その話を聞いた古川さんは無料で譲ってもらいまきにして燃料店に売り込もうとしたのです。
しかし…。
とはいえあの間伐材を利用しないのはもったいない。
知恵を絞った古川さん。
目をつけたのは…。
ヨーロッパで燃料として人気があり日本でも徐々に広がり始めていた…粉々にした木材を圧縮して作り燃焼効率はまきの2倍。
しかも木の種類を選ぶ事もありません。
古川さんは地元の金融機関で9,000万円の融資を受け…5人の仲間と一緒に木質ペレットを一日4tのペースで生産しました。
ところが全く売れません。
当時地元新潟には…なかなかうまくいかない逆転。
仲間たちはやむなく別の仕事を探しちりぢりになりました。
それでも古川さんは次なる逆転のアイデアに頭を巡らせていました。
「ストーブを作ってしまえばいい」。
チャンスを自ら作ろうと考えたのです。
借金を抱え資金がない中スクラップ工場から板金などをもらってきては独学で開発を進めました。
アルバイトをしながら食いつなぎ1年。
ようやく試作器が出来上がります。
「これで間伐材ビジネスが軌道に乗るはずだ」。
そう思ったやさき…。
古川さんの工場が火事で焼けてしまったのです。
万策尽きたかに見えたその時。
(チャイム)おい!工場再建しよねっか。
元気出して下さい。
何でもやるすけんなあ。
みんなでまた一緒にやりましょう!離れて暮らしていた仲間たちがかつて窮地を救ってくれた古川さんを支えようと駆けつけてくれたのです。
また戻ってきやがったか。
ここにファンをつけて強制排気するだろ。
満足な給料が払えないにもかかわらず5人は一緒に開発に取り組んでくれました。
そしてついにペレットストーブが完成。
間伐材ビジネスを思いついてから3年の月日がたっていました。
これが製品化された第1号のペレットストーブです。
その後支援者も現れ古川さんは更に商品開発を進めました。
その結果ペレットストーブは新潟県を中心に年々売り上げを伸ばし…地元のやっかいものだった間伐材が地域の資源に生まれ変わったのです。
古川さんにとってもどん底の人生からの大逆転でした。
いやすごい人生ですよね。
(拍手)もちろんご本人にとっての大逆転でもあるわけですが地域的な広がりはどうでしょう出てるんでしょうかね?
(西川)もちろん県内でも着々とペレットストーブ普及していまして見て下さいこちら。
地元のガソリンスタンドで燃料のペレットが手に入るんですよ。
なかなかこういうの見ないですよね。
そして去年からペレットストーブを使い始めたこちら大平さん。
暖房費およそ3割節約できて非常に大満足だという事なんですよ。
このように我々の生活地元ねわがまちの生活が着々と変わり始めているというわけなんです。
いいですね。
もともとは間伐材ですからね。
各県の悩みだという話もありましたけれどもどうでしょう?間伐材利用できて…あっ金井さん。
群馬では荒れた竹林や放棄された竹林の竹チップを利用してキノコの栽培をしているんですよ。
すごくおいしいんですよ。
(昼間)あともう一つ。
先ほど竹がやっかいものだと申し上げましたけど栃木の茂木町という所では竹を伐採して粉状にしてクッキーや漬物に加工して販売していると…。
食べちゃうんですか?意外にいけますよ。
竹クッキー。
紅茶もあるし。
(笑い声)ちょうどいいですね。
さあではスペシャル応援団の皆さん扇でエールをお願いします。
(野田)これはね文句ないでしょう。
(拍手)満点「大逆転」でございます。
ではご感想を伺ってみましょう。
親方いかがでした?
(振分)いや〜やっかいものにされたのがここまで資源に再生できるってなんか自分の若い頃を見てるみたいで…。
自分も昔やっかいもの扱いされてました修業時代に。
そうなんだ。
そういうのを見ると感動しますね。
高木さんまた目に涙を浮かべながらご覧になってました。
だってね…この年になると余計分かるんだけど「自分を信じる」って軽く言えるんだけれど本当にそれ実行するのって大変なんですよ。
それを仲間同士で支え合って何かやったって…また涙出てきちゃった。
(笑い声)夢がかなってよかったですね。
本当ですね。
奥さんもよく支えましたよね。
本当にね。
松岡君奥さん支えてくれる?あんなふうに。
た…多分。
(笑い声)野田さんいかがでしたでしょう?僕一つの言葉を思い出しました。
「夢は必ずかなう。
なぜならばかなうまで続けるからだ」って昔ね先生から教わった言葉を思い出しちゃいましたね。
あれやっぱりねあきらめないのが一番かね。
しかも地域に広がってるっていうね。
個人のもうけだけじゃないというところがいいですよね。
あとやっぱり大好きなのねそういう事が皆さんね。
(野田)物作ってね。
作ったり発明したりみんなでアイデア出したりというのがね。
(野田)再現ドラマだったけどなんか楽しそうにやってましたよね。
そして視聴者の皆さんからエールがたくさん届きましたね。
結城さんお願いします。
ただいまの新潟の大逆転には12万エール以上頂きましたね。
ありがとうございます。
さあこれまでに集まったエールを合計してみましょう。
すると…
(拍手)ありがとうございました!よかった〜。
皆さんに届きましたね。
でも本当に駆け足でね。
勇気が出てきましたけれどもね番組もあっという間に終わりを迎えてしまいますが今日のご感想をお一方ずつ伺っていきます。
親方いかがだったでしょう?いろいろな地方の再生ドラマみたいな感じで見せて頂きましたけどやっぱしまだまだ日本はあきらめないその気持ちが大事だってつくづく思いましたね。
親方も今度お弟子さんを育てる立場になりましたが。
どんなにつらい事が今後あろうと頑張りたいと思います。
(拍手)そして高木さんありがとうございました。
やっぱりお宝とかって自分の足元にあったりするんですね。
気が付いてないものってたくさんあるみたい。
それに気が付かれた方たちのお話だったなと思って。
すごい元気づけられました。
ありがとうございました。
そして野田さん。
今日は全部ひっくるめたキーワードいきましょうか。
(野田)いや親方も言ったけどやっぱこれでしょう。
「まだまだお宝はいっぱいあるんだ」とそれをあきらめないで信じてちゃんと使ってくって事ですね。
私はこの言葉自分にも送りたいなと思ってます。
ありがとうございました。
そして今日はこっちにも頑張った人たちがいるんです。
各局ねいつもお世話になってる地元の皆さんのために精いっぱいアピールしましたね!本当に人々の頑張り紹介できてうれしかったです。
これからもどんどん応援していきましょう!
(一同)お〜!ありがとうございました。
そしてあんなに多くのエールを頂けると思ってなかったんでうれしいですありがとうございました。
今日ご覧になった各地の取り組みから見えてきたヒントで今後皆さんの町も元気になってくれたらまたそれを番組にしてお伝えできたらなと思っています。
そんな日を夢みて最後タイトルコールで終わります。
「わがまちの…」。
(一同)「大逆転」!2014/05/03(土) 02:35〜03:50
NHK総合1・神戸
金曜eye「わがまちの大逆転」[字]
閉塞感が漂ういま、困難をアイデアなどで克服し、復活を遂げようとしている「大逆転」の現場を関東甲信越各局のアナウンサーが紹介する。
詳細情報
番組内容
閉塞感が漂ういま、困難をアイデアで克服し、復活を遂げようとしている「大逆転」の現場を紹介する。茨城県の田園風景に突如集まる大スターの姿。観光客を一気に海外から招致する山梨県など。関東甲信越各局のアナウンサーがスタジオに大集合し、経営戦略の専門家やゲストを前に、VTRなどを交えてプレゼンテーションする。
出演者
【出演】高木美保,元大相撲幕内力士(高見盛)…振分精彦,明治大学大学院教授…野田稔
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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