エデュカチオ!「思わず参加したくなる?PTAの進化形!」 2014.05.03

子育てや教育に関する悩みに答える番組…子どもも親も大きな期待を抱いて始まった新学期。
でも…。
担任が替わったりクラスが替わったりちょっと気がかりな時期。
そこで「エヂュカチオ!」では…すると…。
そんな声に交じって親の悩みとして多かったのが…でも最近PTAに新しい動きが生まれている。
そこではPTAに参加するのが楽しみになっているとか。
さあ今回は「PTA」というテーマです。
東山さんもゆくゆくは関わるかもしれない。
こういう眼鏡つけて「そうざます!」って人がやるみたいなイメージが強いですね。
それ漫画の影響でしょう。
漫画の影響すごく強いと思うんですけど。
PTAというとそういうイメージがあります。
じゃあご自分が参加するイメージというのはあまり…。
ないですね今のところは。
ただやっぱりおっしゃったとおり…今日はPTAに対するイメージを払拭していいイメージを持って帰りたいなと。
こういうんじゃなく…「そうざます」じゃなく。
「ざます」なんかはねそんなに多くはないのよ実際は。
お母さん方強調しますけど。
そうなんですね。
でもそのPTAの役員のなり手がなかなかいないというこの問題アンケートで寄せられたこの悩みに対してVTRでまとめました。
切実な声が上がったPTA問題。
こんな形で役員になった人が…。
「エヂュカチオ困った劇場」の始まり始まり。
新学期直後のPTA懇親会が終わり役員にならずに済んだaさん。
ほっと胸をなで下ろし家に帰ってみたら…。
・担任の吉田ですが…どうしても役員をやりたくないという人が現れまして代わりにお願いできませんか?下の子がまだ小さくて…すみません。
・・度々すみません担任の吉田ですがどうしても他に役員をやってくれる人がいなくて。
調整役の担任の先生から何度もお願いの電話が。
(玄関のチャイム)あの…担任の吉田ですが!なんと家にまで押しかけてきた先生。
娘の手前もう何も言えず役員に。
こんな決め方ってあり?実際に困った経験をしたお母さんを訪ねた。
神奈川県に住む…主婦歴20年夫と3人の子どもと暮らしている。
下の子どもが幼い事を理由にPTAを断っていた浜田さん。
長男が中学2年生になった年友人の誘いもあって授業参観のあとの懇談会に参加した。
その時行われたPTAの役員決めが今でも忘れられない。
こうして始まった役員決め。
それぞれの自己紹介が始まるやいなや…。
(浜田)「1年ここにいるか分かりません」とかいうご挨拶とか…役員から逃げるための自己紹介が7人回って。
私も「下に小さい兄弟がいるんで」なんて言うんですけどやっぱり強いところを持っていなかったんで。
先輩役員に…そしてPTA役員の活動がスタート。
これは浜田さんのある1週間のスケジュール。
PTAの活動は昼にも夜にも休日にも入ってくる。
お昼を挟んで5時間会議が続く事も。
それまでパソコンを使った事がなかった浜田さんにとっては大変な作業。
家に持ち帰って徹夜する日もあった。
一部の人に押しつけがちな…僕が現役の教員の時だって35人いたのが7人とおっしゃってますけどそういう経験も僕もあるし僕が学年主任やってた時もあるんですよ。
8クラスあってねそうすると3時ぐらいからこういうの始めるんですけども…アンケートでこんな声があったのでご紹介します。
しょっちゅうですよこんなのは。
(塚原)そうですか?ここでPTAをちょっとおさらい。
PTAは「ペアレント・ティーチャー・アソシエーション」の頭文字。
PTAの起源はアメリカ。
日本には第2次世界大戦後の…GHQがどうしてこのPTAを導入しろと言ったかというと戦前の我が国の軍国主義教育っていうので中央政権からずばっと下りてきて末端の学校まで全て命令一下で教育が動いてしまう。
それを何とか阻止しようというので作って…そういうトレーニングの場としてのPTAだったんですよ。
これはPTAの組織図の一例。
会長副会長などの役員会。
学年・学級委員会には各クラスから2人が選出される。
更に広報部などにも各クラスから役員を出す。
とにかくたくさんの役職がある。
またこちらはある学校でPTAが参加する年間行事。
4月の入学式から交通安全教室体育会3月の卒業式まで年間を通じて多数の行事が並んでいる。
これ大変でしょ。
だからねこれを称して揶揄的におっしゃる言い方で「行事PTA」っていうんですよ。
行事をこなしていくだけが仕事になっちゃうんですよね。
そうするとなんか受け身になっちゃうでしょ。
負担感ばっかり大きくなってきてもう嫌になっちゃう。
なかなか難しいですね。
待ってるものもあるしちゃんとこなしていかなければいけないけど前向きにやるっていうのは…。
こまごました事いっぱいあるのよ。
そうするとそれを学校の下請けPTAになっちゃうの。
下請けPTA。
そもそもPTAっていうのは学校の先生と保護者が一緒に民主化をしていくっていうねらいからいえば全然違う方いっちゃって。
こうなっちゃう危険がありますよね。
保護者がどんどん役員になるという学校が岐阜県にある。
全校生徒300人。
現広報委員でポイントは1です。
今年は特に役員はやっていないです。
それぞれに違うポイント…これは何?実はこのポイントがPTAの役員決めに大きな力を発揮している。
則武小学校のPTAではそれぞれの役職をポイント化。
例えばクラスの委員になると1点。
広報や保健委員などの副委員長になると2点。
委員長は3点。
PTA会長になると4点がもらえる仕組み。
10点あげてもいいぐらいだわ。
則武小も以前はPTAのなり手不足に悩んでいた。
実は岐阜市の小学校47校中…ところで7点9点をゲットしているつわものママがいた事気付きました?ちなみに来年入学予定の子どもを持つママの感想は?見学に来てるんだこの人は。
この人やるぞ。
なるほど。
子どもと生きるって事を考えて2人目の事とか考えてると…そういう意味では計算がつくのかなとは思いますね。
しょっちゅう学校に来るから。
それから中学1年生はこうだけれども3年生になるとあんなに落ち着くんだとか…家で自分の子しか見てないと分からないんです。
分かってるつもりでも。
やっぱりポイント制っていうのは…先ほどVTRに登場した浜田さんなんですが実際にPTAをやってみてどう思われたのかこのようにお話ししています。
PTAの役員になって戸惑っていた浜田さん。
2年間広報委員を続けた。
そして今パソコン技術を生かし事務の仕事を始めている。
…と言ったらおこがましいけどそういうところがあってだなってすごい思ってます。
そうなんですよ。
お仕事にまで広がったっていうのはね。
パソコン技術が上がっちゃったっていう。
だから僕ほんとにね…ほんとにそうなの。
あと責任を持ってそれをやるというのって結構楽しかったりするっていう気持ちも分かるんで……という気持ちに僕はちょっとなってきましただんだん。
早いわね。
PTAの仕組みを変えるこの学校に注目!この日保護者が集まってある会議が行われていた。
書いているのは今後やってみたい行事。
嶺町小では去年から新しく始める行事を「夢プロジェクト」と名付け実現に向けてアイデアを出し合っている。
親子クッキング大だこ揚げオーケストラの生演奏。
その中には…。
これ「ドラゴンクエスト」的な…。
嶺町小PTAの最大の特徴は…。
行事が決まるとそのつどサポーターを募集。
集まった人たちで行事の準備をし当日の運営を行う。
準備の際は…運営の効率化も進めている。
去年11月には防災意識を高めるため段ボールの家を作り親子で泊まる「お泊まり会」を初めて開催。
こちらは去年5月に多摩川で開催した「大鬼ごっこ」の募集チラシ。
キャッチフレーズは…鬼になるのはパパ限定。
参加の条件は…その結果…今年2月には母親たちの提案から生まれた…歌や踊りで点数を競い合い子どもも親も夢中になって楽しんだ。
ここが…東山さんがもしPTAの立場だったらこんな事をやってみたいってありますか?ほんとに体動かして歌ったり踊ったり好きじゃないですかみんなちっちゃい子どもたちって。
無条件にね。
そういう事を企画してやってあげられたらうれしいな僕もとは思いますね。
3でいいんですか?5ぐらい要求するのかと…。
学校の教員側から見ると…東山さんは歌と踊りのプロでしょ。
それから例えばラーメン屋さんはラーメン作りのプロだしクリーニング屋さんはクリーニングのプロだしみんなプロ集団なんですよ。
嶺町小学校ではこれまでのPTA活動を大胆に見直し始めている。
例えばこれまで慣例として行っていたベルマーク活動を一旦休止。
新たに「ベルママやりませんか?」とサポーターを募集した。
するとこれまでと同じ25人が集まり活動が活発になった。
また今まで月1回全家庭に配布していた広報誌。
これを今年度からはホームページに移行。
これまであったのをそのまま引き継いでやっていくいわゆる行事PTAというのはみんな嫌ですはっきり言って。
だからそれを中止しちゃうというのは僕はある意味で正しいと思うのね。
…で動いておられるというのはすごくいいなと思いますよね。
今これを見てて考え方変わってる人多分たくさんいらっしゃるでしょうから。
おられると思います。
これやればいいんだというのを。
非常にすばらしいと思います。
今保護者だけでなく地域の人々が一緒になって学校に関わろうという取り組みが広がっている。
学校の近くに住む人たちが登下校の時間にペットの散歩をしながら子どもを見守る活動だ。
5時半か…今5時10分だからあと20分だね。
地域住民が学校のさまざまな活動に参加している。
水墨画の名人が手ほどきする…地元の農家と一緒に土と触れ合う…お年寄りから教わる伝統の…地域住民が自らの経験を伝える特別授業を行っている。
地域の住民が学校の教育活動に積極的に関わっていく制度をコミュニティ・スクールという。
学校側の要望に地域住民が協力したり地域からの提案を学校側が取り入れるなど地域の力を学校運営に大きく生かす仕組みだ。
現在こうした…地域の学校であなたの経験が生かされるチャンスが広がっている。
なるほど。
僕今ふと思ったんですけど…これまたポイントですね。
ポイントかな。
必ずどこの地域にも学校はあって商店街があるじゃないですか。
これいわゆる小学校の…地域からの提案も取り入れるわけでしょ。
規模がすごいでかくなって…「おっこんな真剣だ」っていう。
いつも冗談ばっかり言ってる人が真剣な姿を見せるとますます尊敬の度合いが増えるんじゃないかな。
東山さんPTAに入りたいなと…。
アイデアを出したいなって気持ちにはなりました。
子どもたちがどうやって刺激を受けていくのか大人たちをどう見ていかなきゃいけないのか。
大人たちはどういう姿を見せなければいけないのかという事を考えるという意味では…やらなければいけないですよね。
自分の子どもの子育てに役に立つと思って…そういう楽しい前向きな姿勢でいいんじゃないかなと思います。
いい事言ったと思わない?すばらしいです。
次回もお楽しみに!2014/05/03(土) 12:00〜12:30
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「思わず参加したくなる?PTAの進化形!」[字][再]

新年度、親が悩むことが多いPTA。特に役員決めは難航する場合がある。いったいどうしたら楽しくPTA活動ができるの?各地の例を紹介!【出演】尾木直樹、東山紀之

詳細情報
番組内容
番組アンケートによると、PTA役員を決めるため、調整役の担任が自宅まで相談に来る、じゃんけんで決めることもあるらしい。しかしポイント制を導入した岐阜市立則武小学校では役職がすぐに決まるようになった。また東京都大田区立嶺町小学校では、サポーター制を導入。行事が決まるとその都度、やりたい人を募集。すると行事が活発になった。横浜市立釜利谷南小学校のわんわんパトロール隊も紹介。地域の人々も学校に参加する。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之,【語り】鈴木麻里子,【アナウンサー】塚原愛

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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