チョイス@病気になったとき「アフターフォロー 白内障」 2014.05.03

「チョイス」。
それは選択肢。
人生にはさまざまな分かれ道があります。
就職結婚住まい。
私たちは節目節目で選択をしています。
これは人生の一大事病気になったときも同じです。
実は病気を予防したり悪化を止める更には改善もできるお勧めのすてきな選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば目の病気…
その患者数は現在…
初期段階も含めると50代のおよそ半分が発症する誰もが気を付けなければいけない病気なんです
目のレンズの役割をしている水晶体が年とともに白く濁っていき…
白く濁った水晶体を人工のレンズに入れ替える…
でも実は皆さんに注意して頂きたい事があるんです。
例えば視力を矯正する…
若いからといって安心できないんです
チョイス!
でもあるチョイスを選ぶと…
え〜!一体何をしたの?
今日は白内障の知られざる対処法を詳しくアフターフォローしま〜す!
さあ今日は白内障。
1度やったんですけどアフターフォローという事でね。
命に関わらないけどやっぱり目って怖いよね何か病気にかかる事というのは。
大事ですからね。
恐怖感ありますもん。
そこで白内障がどんな病気だったかというのをもう一回復習してみましょう。
こちらを見て頂きます。
この後ろのブロック縦軸は視界のいいか悪いかですね。
上に行くほど視界はいい。
下に行くほどだんだん見えにくくなってくるという。
こちらはその年齢です。
白内障というのはだんだん…。
目の働きというのは大体加齢によって年を取る事によって衰えはしますよね。
健康でもね衰えば衰えると。
ところがある時を境に白内障を発症するとこのルートです。
急激に見えなくなってくると。
それが怖いんやね。
急降下ですね。
そのまま放置しておくとどんどん見えづらくなって最悪の場合は失明してしまう可能性もあると。
うわ〜怖いな。
この病気が白内障だったんですね。
こういう事でございます。
それじゃあこの目の病気白内障なんですけれどもどんなチョイスがあったかというところでこれ復習なんですけれどもこちらをご覧下さい。
白内障に悩んだ…
7年前60歳の時目のかすみに気付きました
高濱さんはもともと強い近眼でメガネをかけていました。
しかし新聞が読みづらくなったのは初めての事でした
診察を受けると白内障と分かりました。
白内障とは目のレンズの役目をしている水晶体が白く濁ってくる病気です。
主な原因は加齢といわれ年を取るにつれて多くの人が直面する病気です。
白内障と分かって数か月後高濱さんは車の運転中に異変を感じるようになりました
そこで高濱さんが選択したチョイスは?
白く濁った水晶体を人工のレンズと入れ替える…
両目とも0.2だった視力が1.2に大幅アップ。
新聞を読んだり車を運転する時にも不自由を感じなくなりました
高濱さんの視界は今も良好。
メガネの必要がない快適な生活を続けています
そうそう。
すごい治療法があるなって驚いたん覚えてるもんね眼内レンズっていう。
そうなんですよ。
前回お伝えした白内障のベストチョイスというのは人工のレンズを目の中に入れる今の高濱さんがなさった手術ですけれども眼内レンズというものでした。
これを入れる事で白内障から解放されると。
しっかり見えるようになるという事でしたよね。
自分の目に直接レンズを入れるというのがちょっと衝撃でしたよね。
いわゆるコンタクトとか表面のいろいろ目に対するものは知ってても中に眼内に入れるっていうね手術でっていうとこがすごい衝撃の治療やったんですけど。
やっぱり心配ですか?浜島さん。
心配ですね。
でも私以前レーシックしたんですけど朝目が覚めて目を開けてすぐいろいろ見えるというのがホントに幸せというかストレスがないんですよ。
煩わしくないしねメガネかけたりっていう。
だから高濱さんも恐らくその眼内レンズの手術なさって「うわ〜ストレスから解放された」っていうのがきっとあったんじゃないかと思います。
多少やっぱり手術とか眼内レンズを入れるという事で恐怖感とか心配あるかもしれませんがその辺の事をスペシャルチョイスアドバイザーに伺っていきたいと思います。
眼科医のビッセン宮島弘子さんです。
どうぞお入り下さい。
(2人)よろしくお願い致します。
前回もお話伺いましたけれども。
それこそ白内障のお話をした時に反響はどうでしたか?そのあとやっぱり眼内レンズ手術についていろいろ聞きたいという事があって中でも「眼内レンズはどのくらいもつのか?一生もつのか?取り替えなくちゃいけないのか?」って心配する方がいらっしゃいました。
それは取り替えなくていいんですよね。
そうなんです。
1回入れたら一生モノでず〜っと目の中に入っていますので。
眼内レンズ入れて水泳とか運動は普通にしてもいいんですか?手術してすぐはやっぱり傷口がついてないから運動は多少制限されるんですけどもう安定してしまったら泳いでもいいし何でもスポーツできます。
ただ僕今ソフトなんですけどハードつけてる時あったんですけど何か運動した時に外れたとか。
眼内レンズも激しい運動したら中で「あれ?」っていう感じとかないんですか?ないんですね。
ないの!最高や。
そうなんです。
だからみんな「逆立ちしたら落ちちゃうんじゃないか?」って言うんですけど。
思いますよね。
思いますよね。
そんな事ないんです。
じゃあここで眼内レンズのおさらいをしてみましょう。
こちらなんですがレンズの種類は主に2種類あります。
1つは1点のみに焦点が合う単焦点レンズ。
遠くははっきりしてるのね。
これは遠くがはっきり見えるようなレンズですね。
これを装着しますと残念ながらスーパーに行った時手元の買い物リストは…。
見えない。
じゃあ手元がはっきり見えるものを選択すると今度は手元のものはよく見えるんだけれども遠くが見えないと。
奥がかすんじゃう。
そういうのが単焦点レンズだと。
そしてもう一つは近くと遠くに2つに焦点が合うという多焦点レンズなんですが多焦点というのはご覧頂くと分かりますが手前のメモも遠くの景色もよく見えますと。
多焦点レンズ。
という事でまあちょっと考えればこの多焦点レンズだけあればいいんじゃないのと思いますけれども。
ただやっぱりねお金の問題が。
よく覚えてらっしゃいました。
お金ですね。
これいきましょう。
単焦点レンズは保険の適用がありますので両方入れ替えても自己負担が3割だとすると10万円ぐらいの持ち出しで済むという事です。
ところが多焦点は今のところ保険がききませんから両方治すとなんと100万円ぐらい。
これは高額ですよね。
という事がまず金額の面であるという事ですね。
でも夫婦でねお年取って「お前は近く見える用のレンズ入れろ。
俺は遠く見える用のレンズ入れるから。
常に一緒に行動しようやないか」みたいなね。
いい!手に手を取り合って。
そんないい方法もありますけどやっぱりそれぞれ皆さん多焦点を入れたいというのはお金関係なかったらそっちいきたいですよね。
そうするとレンズを選ぶ時のポイントというのは?今多焦点いい事ばっかり言ってしまって遠くと近く見えていいじゃないと思うんですけれど入ってきた光は単焦点は1か所に全部使えるんですけれども多焦点の場合は遠くと近くに2つに分ける訳ですね。
光を受けて…。
そうなんです。
だからそれぞれの見え方はちょっと落ちてしまうっていう。
全体的に見えるんだけどそれがちょっと見え方が落ちてしまうっていう。
あ〜なるほどそうか。
ですからメガネがないのは一番大事でちょっと見えなくても…まあちょっとですけどねいいっていう人には多焦点はバッチリなんですけどすごい几帳面な性格の人。
私は100点の見え方じゃなくちゃ嫌っていう人は単焦点レンズである距離をバッチリ見て近く見たい時はメガネかけるとか。
そういう方法もあります。
だから用途によってというか自分の。
遠くぼやけたら近づいて見たらいいだけじゃんって思う方もいらっしゃいますね。
白内障から救ってくれる眼内レンズなんですけどもこの間もご覧になったし今VTRでもありましたがこんなちっちゃいレンズ。
それがどうやって目の中に入るかという手術の様子をビデオに収めました。
ああ貴重。
その前に手術の手順をビッセンさんにご説明頂きたいんですが。
これ目玉ですね。
上を向いたと思って下さい。
あおむけになっているっていう。
ここに水晶体があってここが濁っているという事で。
上の紫色のが目の玉の表面?皆さんが黒目という所角膜です。
そこにちっちゃな傷口2mmか3mmを作ってそこに管を入れて超音波でここの中身を砕いて吸っていく。
水晶体を。
分かりいいのは卵だと思って下さい。
これ卵の殻で中身例えば生卵は軟らかいんですけどゆでたらちょっと硬いですよね。
あれを砕きながら吸って取っちゃって殻だけ残しておくと。
そこの殻の中にレンズを入れて手術を終わる。
へえ〜!すごいな〜!自分の水晶体はもう全部きれいに無くなるんですか?そうですね。
袋以外は全部無くなっちゃうんです。
これ部分麻酔というか意識あって全然できる手術。
部分麻酔といっても注射じゃなくて大体目薬の麻酔なんです。
点眼で。
はあ〜すごい。
麻酔の注射痛いですから点眼ってすごくいいですよね。
レーシックの時そうでした。
点眼で。
そうです。
同じです。
それじゃあ実際の手術の様子を記録した映像がございますのでこちらを見ながらちょっとお話をビッセンさんに進めて頂こうと思います。
やっぱり固定してちゃんと。
目が閉じないようにこれ器械で開けているんですね。
でもさっき言った目薬の麻酔してますから患者さんはそんなに痛くないんですね。
これ今…。
入っていった。
傷口作りました。
中吸ってると?これヒアルロン酸を入れているんです。
目の組織を保護する。
それから目がペチョンと潰れないようにスペースを少し取って。
今これは何を?水晶体の前嚢といって上の袋を今円く取ってこれから中身を超音波で取っていきます。
うわ〜すごいな。
傷口は2〜3mmです。
これ痛くないんですね。
全然痛くないって事?今取ってるという事ですか?何か濁ってるもの取ってる感じ分かりますか?はい。
だんだん取れてきてきれいになってきました。
最後に周りの軟らかい部分をきれいに吸って取って。
透明になっているんですけど実は袋がまだ残っているんですね。
ホントにきれいな水晶というか。
濁ったのがねきれいになりましたよね。
またヒアルロン酸を入れて。
今これ大体傷口が何mmかってまた調べてるだけなんですけど。
物差しで?はい。
見て頂くと1.9ぐらいですね。
そこに眼内レンズを入れるんですがこのままで入れるんじゃあの傷口では小さいですからこの筒の中で丸く折り曲げるんですね。
半分に閉じて中でパッと開くって事?そうなんです。
すごい!よく考えましたよね。
いや先生他人事みたいに。
すごい事やってはるんですよ。
考えたのは私じゃないので。
でもすごい事を。
あっ入った!中で…。
広がったんです。
だから広がってこれでレンズの代わりになるんですね。
人工の水晶体が袋の中に入ったんです。
これ大体何分何時間ぐらいでここまでの手順麻酔から考えると。
手順麻酔から考えると15分ぐらいになるんだと思うんですけれど。
15分?いわゆる手術にしてはそんなに難しいものではない?手術自体これは袋を破ったりすると大変なので実はトレーニングが必要なんです。
先生ですけれども。
ちゃんとそれができるようになった先生であれば安全にできます。
きれいになった。
全然違う。
最初と見比べたいぐらいや。
目の濁りが。
すごい。
うわって。
もう私途中からこれは煮魚の目だと思って見る事に。
目とは思てんのやね。
目以外の事考えろ。
目は目や。
あのままじゃ入らないから折り曲げといて中でパカッて開いて。
すごい。
あの引っ掛ける所はどこに?引っ掛かるというか袋の中で広がるんですね。
それストッパーみたいな形で留まるという事?はい。
袋が少しレンズを囲ってくれて癒着してくれるんです。
だからさっき言ったスポーツしても動いてもレンズは動かない。
目の中では動かない。
体側もちゃんと。
ちゃんと覆ってくれるんです。
すごいな。
人によってサイズって違うんですか?目の玉というかレンズの。
あれは軟らかいので大体1種類の大きさなんですね。
日本人でも外国人でも。
そうなんですか。
厳密にはちょっと違うんですけど軟らかくて伸縮性があるから大体何でもワンサイズでフィットしてしまう。
はあ〜。
もちろんゴロゴロもしないし。
あれで手術終わったらどれぐらいで?その日はやっぱり入院ですか?今かなりの施設で日帰り手術ですね。
入院しないでやっています。
すごい。
眼内レンズ手術は通常片方ずつ行います。
感染症を防ぐため手術後1週間は特に清潔に保つ必要があります。
その後は視力や眼圧レンズの位置などを定期的に検査します
目の中にレンズを入れるじゃないですか。
度数ってどうやって決めるんですか?度数がすごく大事な部分なんですね。
間違ってたっていう訳いかないですもんね。
手術自体はさっき言ったようにだいぶ進歩して安全にできるんですけど中に入れる度数で患者さんがどのくらい後で見えるかが決まってしまいます。
そうですよね。
それは視力検査とかで決めていくんですか?視力検査は目がどのくらい見えないかを測る検査なので度数を決めるのはまた違う検査があるんです。
どんな検査ですか?具体的には角膜の形を測ったり目の長さを測ったりして。
そうか。
そこから大事ですもんね。
という事でその後の人生を左右しかねないと言ってもいい目の事ですから。
ピントを合わせる度数を測るための検査これ結構大変といいますか手が込んでいるんですがその様子を今度はご覧頂きます。
白内障の眼内レンズ手術に必要な検査を知るため都内にある病院を訪ねました
こちらが検査機器です。
白内障の手術の前に必要な検査は4つあります
1つ目は現在の見え方を調べる視力検査。
水晶体が白く濁っていてもこの検査を行います。
あとは目のこの部分角膜を調べる検査です。
こちらは乱視や近視の度合いと角膜のカーブの様子を調べる屈折検査。
こちらは角膜内皮細胞検査。
角膜の細胞の数を調べる事で角膜の強さが分かります。
細胞の数が少ない人には手術を慎重に行う必要があります
最後は眼軸長検査。
目の奥行きがどれくらいかを調べます
眼内レンズ手術の術前検査はこれら4つの検査を組み合わせてその人に合ったレンズと手術への適正を調べます
大抵すごい検査しないとそれは駄目だろうって思たけどここまでするかっていうぐらい。
細胞も数えますか?一個一個。
そうなんですね。
関係あるんですね。
そうなんです。
角膜の細胞というのは角膜を透明に保つのにすごく大事なんですね。
へえ〜。
ですからコンタクトしてても減っちゃったりしますのですごく繊細な部分なんです。
やっぱり細胞が多いほどクリア−に見えるという事?角膜が頑丈という事になりますね。
あ〜すごい。
今4つありましたけれどもそれをもう一回ちょっとおさらいをして頂きますとまずこれが眼球という事ですが術前で調べるのは?角膜のカーブですね。
ここを測りました。
それからさっきの細胞はこの内側の部分です。
この細胞の数を測っています。
それは手術をする時にこの細胞の数が少ないと注意しなくちゃいけない。
ホントに少ないと手術をすると後で角膜が白く濁っちゃう場合もあるのでそれを一応測っておきます。
少なすぎたら手術ができない場合もあるという事ですか?しなくちゃいけないのでそうなってくるともしかすると角膜移植が必要になるんです。
でもその場合というのは非常にまれですので。
あと測っていたのはこの目の長さです。
奥行きなんか考えた事もないです。
これが大事なんですね。
人によって違うんですか?近眼の人ほど奥行きが長い。
遠視の人というのは短いんです。
ですからこの奥行きを測りこのカーブを測ってここにどのくらいの度数のレンズを入れたらピッタリその人が見えるように網膜にピントが合うようになるかというのを計算しているんです。
計算ですもんね。
入れてから確かめるといったら遅いですもんね。
計算してピッタリを探っていく。
その奥行きって時間とともに変わったりしないんですか?目の長さというのはそんなに変わらないんですね。
もちろん若い時から近眼がどんどん進む人はこの奥行きが長くなるのはあるんですけど大体白内障というのはある程度成人の人ですからそんなに変わらないんです。
成人でも例えば成長期が残っててというか成人からちょっとは成長するじゃないですか体も。
その分で目も若かりし頃入れたのが大人になった時ちょっと合わなくなるみたいなのは?それはちょっとあるんですね。
乱視も変わったりしますから入れて多少合わなくなっても大体メガネで治せるものですから取り替えてという事はめったにないです。
へえ〜。
じゃあ度数が合わないという事はあんまりないという事ですかね?今かなりさっきから見ている検査機器精度高いですから度数はかなりの確率で合います。
これ個人でね例えば「私1.5までは見えたくないんだ。
1.2ぐらいな感じが楽なんだ」と調節できる事もあるんですか?それは少し弱い近視にしてあげればいいのでそれもできます。
すごい!それは中に入れるレンズを変える?度数ですね。
へえ〜すごいな〜。
あるもんね好みって。
自分の楽な肩こらない見え方ってあるから。
最近はレンズで乱視も治せちゃうんです。
え〜!?すご〜い!何だレーシック焦っちゃったな。
だけどレーシックさっきあったでしょ?注意が必要って言われてた。
どうしてですか?レーシックをしたという事は角膜の形がちょっと変わっているんですね。
私将来もし白内障になったとしたらこの手術は受けられないっていう事ですか?ちょっとお待ち下さい。
という事でそういうご心配があると思うんですがちょっとこちらのビデオを見て頂きたいんですが。
じゃあその白内障の手術で注意が必要な人というのは今おっしゃったようなレーシック受けた人。
え〜心配。
そのレーシックを受けたあと白内障を発症したという方の…。
ありますもんね。
例をご紹介します。
まずこちらをご覧下さい。
3年前視力を矯正するレーシック手術を受けました
目の表面にある角膜の一部を削り取り角膜の外側のカーブを変える事で視力を矯正する手術方法です。
手術を受けた結果宮地さんの視力は0.2から両目ともに1.5に回復。
しかし…
それで再度…
この時宮地さんの視力は右目だけ0.6に落ちていたのです。
レーシックを行った病院での診断の結果…
しかし手術後なんと宮地さんの右目の視力は再び落ちてしまいました
そこで宮地さんは白内障の専門医を訪ねました。
しかしその専門医から意外な事を告げられます
先生からは…
実は宮地さんのようにレーシック手術を受けている人は白内障の手術で…
恐ろしい。
まあ不可能ではないけれども難しいっていう。
…っていうか何でレーシックの検査の時に「あなた白内障ですよ」って分からないのよ?そこやな。
レーシックを受けた時は多分それはなかったんだと思うんですけれどもね。
そのあとから出てきた。
あとは近眼が強い人というのは白内障になる時期早いですからもしかしたらそういう原因だったのかも…。
それで発見できなかったのか。
かもしれないですね。
今の宮地さんですけどご覧頂いたようにレーシック手術というチョイスをしました。
視力は1回よくなりましたがしばらくしたらどうも見えにくくなってきている。
実はほぼ同時期に白内障を発症してたという事になる訳ですよね。
前後は微妙ですけど多分だから後から気付いた。
分かった。
発症したという事ですね。
でも結局レーシック手術をしているがために「眼内レンズ手術はちょっと気を付けないといけないよ」と言われたという事でこれはどういう事なんでしょうか?レーシックをする施設というのは白内障がないか必ず診ますので多分なかったんじゃないかなとは思うんですけれど。
手術した時調べてもなくてしたあとにかかったっていう。
あるいは少しあったけどそんな視力に影響しない程度がそのあと進行したのかもしれないですね。
レーシックしたから白内障になったというのは全く違うという事ですね。
違いますね。
レーシック受ける人の日本では大半が近眼強い人ですから近眼の強い人というのはやはり白内障になる時期がちょっと早い。
ですから宮地さんも若いんですけれども白内障を発症したんだと思います。
でもレーシックをした人は白内障の手術がちょっと難しいよと言われたのはもう一度こちらの図で。
これが通常の角膜でレーシックをすると真ん中がちょっと平らになりますよね。
さっきビデオで見た怖いと言った手術自体が難しくなる訳ではないんです。
難しくなるのは中に入れるレンズの度数をピッタリ合わせるのが難しいんです。
計算式というかどの数値にするかという選択が。
計算式というのは角膜はみんなこういう形だよと思って計算しているのでこういう形のものとは知らないでやってしまうと誤った値が出てしまう。
だからその平らな場合の公式がないって事ですね計算式の。
「こういう形で」っていう事になってるから。
じゃあもし私が白内障になった時手術どうしたらいいんですか?測れない。
ちゃんといいものが出てきているんですね。
よかった!よかったよかった。
それは検査の器械なんですね。
という事でそのすばらしい検査機器が今出ているという事でどういうふうに優れた器械なのかを今度はご覧頂きます。
レーシック手術を受けた人でも自分に合った眼内レンズをより正確に選ぶ事ができる装置がこちら!
目の内部をさまざまな角度から調べる事ができるすっごい器械なんです
角膜の断面画像です。
角膜の外側と内側のカーブがはっきりと分かります。
レーシック手術を受けた人でも角膜全体の状態を正確に把握する事ができるのです。
レーシック手術を受けた人は正しい眼内レンズを選ぶ事が難しいのですがこの装置のおかげで…
チョイス!
宮地さんもこのOCT検査をチョイスして自分に合った眼内レンズを選ぶ事に成功しました!
私はこのチョイスで…
0.6に下がった右目の視力が1.5に回復。
今でも経過は良好です
いや〜何かね俺らが「ガ〜ッ」いうてベッドで寝てる間日夜努力していろんなもん考えてくれてる人がおるのやね。
すごいのを開発してくれてる人がおるもんやで。
宮地さんもそういう訳でOCT検査というあの器械があったからこそバラ色の人生が待っていて眼内レンズがうまくピッタリ合ったという事になりました。
よかった〜。
一安心ですよ。
もう駄目かと思っちゃった。
あれがあればほとんど誤差っていうかちゃんと分かる?まだ100点じゃないんですね。
ですから角膜さっき少し平らになってるって言ったんですけどそこの部分はあの画像を見て分かるように測れますし角膜がそういう形だという事をちゃんと計算して公式に当てはめると更にデータが正しくなるという事なんですね。
その器械の力で?そうですね。
ただあれ以外にも角膜の形というのを測るのが実はあるのであれだけではないんですけど。
ただ今OCTというのは緑内障の検査にも使えるし目の中あれだけ形が分かりますのでいろんな診断に使えるすぐれ物なのであれがある事でだいぶ精度が上がりました。
これどれぐらい日本で普及しているんですか?まだ全ての眼科の施設にはないんですね。
その年齢というかタイミングによってはレーシックよりももう眼内レンズをしてしまった方がいい場合もありますか?50歳ぐらいになってレーシック考える場合というのはさっき言ったように白内障になっている確率が高いですよね。
視力は悪くないけれども始まってるかもしれないのでもしある程度白内障があるのであれば眼内レンズで近眼を治してしまうという方法もあります。
大体50歳ぐらいがそのライン?そうですね。
あと老眼が出てきています。
ですから若い人がレーシックじゃあどうせだったら眼内レンズやっちゃおうってなると水晶体の調節機能がなくなっちゃいます。
ですから遠くから近くまでいわゆるオートフォーカスの目を取ってしまいますので。
その持ってるものはなくなってしまうから。
そうするとそれの不自由さが出ちゃうのでどっちを取るかというのはやはり若い方の場合は例えば近眼治しとかだったらレーシックを選ぶ方が多いと思います。
50歳が大体目安でっていう。
42なんですけど42歳で近眼と乱視があると。
じゃあレーシックと眼内レンズだったらまだ若い方ですか?レーシックでいい?はい。
実は私も40でレーシックを受けているんですよ。
ただ40歳で受ける場合には大事なのはこれから老眼出てきますからピッタリ1.5見えるんじゃなくて少し弱めにしておいて遠くも見えて老眼になっても近くもちょっと見えるようなそういう度数の選び方。
あとは片方の目は遠く見えて片方の目がちょっと老眼になった時に近くが見えるようなそんな度数選びもレーシックはできますので。
すごい!
どのような見え方にしたいかに加え老眼が進んだ場合の見え方なども考慮し医師とよく相談して決めましょう
これまで白内障を発症する原因主に老化というふうにもちろんお伝えしてきたんだけれども実は老化よりも注意してほしいタイプがあるという事なんですね。
しかも最近急激に発症率が増えているという事なんですよ。
それはどういう事かというと実は老化すればだんだん見えなくなるという話はずっとしてきましたけども早い段階でもうここら辺で急激に視力が落ちてきちゃうという事があるんです。
つまりかなり若い…。
20代30代でもって事?…でもこういうふうになってくるという。
白内障になってきてしまうと。
老化より注意したいタイプというのがあるのでそちらを今度はご紹介しましょう。
ご覧下さい。
白内障には老化が原因のものよりも注意が必要なタイプがあるんです。
それが若年性白内障。
早ければ10代から発症するこの若年性白内障。
発症年齢が若いため急速に症状が進行するという特徴があります。
症状が進むと太陽の光が極端にまぶしく感じたとえサングラスをしていてもつらいほど。
しかも若年性白内障に多いのは片目だけが発症するタイプ。
片目だけ見えづらくなるため平衡感覚がおかしくなる事も。
例えば階段の上り下りでは手すりにつかまらなければならないほどに。
日常生活にさまざまな支障が出るのです。
更に眼精疲労から頭痛や強烈な肩こりなど仕事への支障が出る事もあるのです
若いからといって白内障にならないとは限りません
「老化による病気」って言うてましたけどこれまた違う若年性というのが出てきて。
たまにでもありますね。
朝徹夜したあと外に出たら日ざしが目の奥グッて痛くなる感じ。
しみる感じですね。
あの感じが急に襲ってくるみたいなね。
若年性の原因は何かあるんですか?若年性で多いのは目にケガをした事があるとか目の中の病気をした事がある。
それから最近多いのがアトピー性の皮膚炎。
それから体の病気でステロイドホルモンの飲み薬を長期にのんでいたり。
こういう人たちは若くてもなる事があります。
もちろん原因不明もあるんです。
急になぜか分からないけどなっちゃったっていう。
そういう人もいます。
いずれにしても注意したいのは若年性白内障というものがあるんだと。
老化とはまた違うものがあるんだという事で2人はどうですか?こういうふうな…。
こういうのってホントに怖いのってあるっちゃあるんですよ何でも。
あるっちゃあります。
誰でも。
だからやっぱりなかなか病院行ってこれ若年性の白内障のせいやとか思わないですよね。
「まさか自分が」って思いますね。
かなりひどいですか?まぶしいっていうの。
サングラスしててもまぶしいって。
そうですね。
片目だけなった場合は「何か変だな?こっちだけ変だな?」って感じる事もありますしまぶしいというのは特に夏場の光ですね。
太陽の光がまぶしいという方多いです。
どれぐらいかというの分からへんからね何か。
でもこれぐらいの自覚症状って症状がどれくらい進行してから今みたいな症状出るんですか?自覚症状は。
これ出たら即手術の感じですか?これ出てももしかしたら白内障じゃないかもしれないですね。
単にメガネが合ってないとか乱視が進んだという事もあるのでこれが出てつらかったらやっぱり白内障だったら手術考える時期ですね。
こういうのが出たら一応病院に行った方がいいよと?もちろん行った方がいいですね。
早ければ10代で発症する若年性白内障。
このような自覚症状が続く場合は注意が必要です
若いですから進行の度合いは50代60代よりも早いんですか?早いタイプがあるんですね。
若年者がなる白内障というのはさっきの水晶体の袋を思い出して頂くと濁る場所が水晶体の前の部分と後ろの部分の白内障。
前嚢下後嚢下白内障っていうんですけどこのタイプが多いんです。
これは進行が早い。
ある時1か月でわ〜っと見えなくなっちゃう人もいます。
怖い…。
1か月ですか?そういう人もいます。
かわいそう。
でも進行が早いのに気付きにくいという事は何か対処法とかないんですか?片方が見えているので気が付かないという事なので何かこういう症状があって変だなと思ったら自分で目を隠してみて右目と左目でちょっと見え方が違うかっていうのを比べて頂いてそれでもし変だったらすぐ眼科にいらして頂くのがいいですね。
もしなっていた場合はどういうふうに見えるんですか?両目で見ていると気が付かないんだけれどいい方の目を隠しちゃうとかすんで見えないとか。
俺大丈夫やな。
大丈夫ですか?大丈夫です。
でも片目ずつ見る時なんてあまりないから。
だからもう定期的に。
これは自分でしかできへんもん。
日常で習慣づけるというかさ一日1回それを確かめてみるとか。
でも防ぐ方法がもしあったら知りたいですよね事前に。
これはどうしようもないんですか防ぐっていうのは。
水晶体の濁りっていうのは1度濁ってしまうと戻す事もできない状態です。
それから進行を遅らせる事ができればいいんですけれども今確実に遅らせられるものっていうのはないんですね。
誰にでも起こりうる事ですね。
そうですね。
特に若い方は注意しなきゃいけない。
若年性白内障になってしまった時にはまず眼科に行ってチェックをして頂いて結局はこの眼内レンズを入れて頂くという事になると思います。
でもそうすれば再び視力は回復してくる訳ですから。
とりあえず異変に気付いたらお医者さんに行って「すぐ眼内レンズ入れて」っていう訳には。
それはお医者さんが決める事ですからね。
進行の度合いも人によって違うでしょうしね。
そうですね。
若年性白内障は発症すると急速に進行するケースがあるので…
白内障をそのまま放っておくと水晶体が白く濁って何にも見えなくなるというお話でしたけどもそれで終わりなんですか?もっと悪い事になるんですか?白く濁っているだけで止まっている人もあるんですがどんどん濁りが進むと水晶体が溶けてくる。
無くなっちゃうという事ですか?溶けていっちゃう?溶けて無くなってくれればいいんですが溶けたものが目の中に今度居座るのでそれが悪さをして目の炎症を起こしたりあるいは緑内障を起こしたりして最悪失明につながる事もあります。
失明ですか?やっぱり行き着くとこはそこやねんな。
でもそのドロッと溶けてしまったもの手術でピュ〜ッと取る事…。
取る事はできます。
その手術眼内レンズ入れる手術になるやん。
ただ眼内レンズ入れる袋も無いですから。
だって溶けちゃうんだから。
その時にはもう手遅れ。
その時はまず濁ったものを取って眼内レンズ入れて視力が出るものであればレンズを縫って留めるんですね。
縫って?はい。
どんどん手間がかかっていくという事やね。
そこまでいくと大変な事になるので是非皆さん。
費用もかかるし。
何かふだん目って見えて当たり前と思っていて見える事がもうこれが普通で常識だと思っていたんだけど実はそうじゃないんだなって今日勉強になりました。
今日進月歩でいろいろ医療も進んでいてレーシックしててもちゃんと手術が受けられるって安心感を今日もらったしもっと目を大事にしなきゃなって思いました。
そうですね。
かすみ目とか起こると今いい目薬とかも売ってますけどやっぱり頻繁に起こるようでは絶対病院に行った方がいいと?かすみ目で治っちゃうんだったらいいんですけれど常にかすんでるというのはかなり白内障が疑わしいですよね。
でもよく考えれば治せる病気ですので悩んでいずにまず眼科を受け白内障ともし言われても眼内レンズで視力を取り戻せますのであまり心配しないで頂きたいと思います。
白内障っていうと「ああもう終わった」みたいなイメージあるけどこんだけいいのがあるから。
分かっただけで治せるっていうね。
という事で白内障というと何か老人の病気というような気がしましたけども実は中年あるいは若者も注意した方がいいんじゃないかという事でございました。
他人事ではないって事ですね。
誰もがかかる病気。
でもいい治療法もあるという事で。
今日はありがとうございました。
(3人)ありがとうございました。
2014/05/03(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「アフターフォロー 白内障」[解][字]

目の病気「白内障」。水晶体が濁って視界が悪くなり、生活に支障を来たすことも。ベストチョイスは「眼内レンズ」だがレーシック手術を受けた人はより適切なレンズ選びを。

詳細情報
番組内容
放っておくと怖い目の病気「白内障」。水晶体が濁って視界が悪くなり、生活に支障を来たすこともある。ベストチョイスは「眼内レンズ」を入れる手術を受けること。しかし、近視改善のためのレーシック手術を受けた人は、適切なレンズを選ぶ際に注意が必要。さらに、最近になって増えている「若年性白内障」も取り上げる。【出演】ほっしゃん。、浜島直子ほか
出演者
【講師】東京歯科大学水道橋病院眼科…ビッセン宮島弘子,【司会】ほっしゃん。,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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