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地球上に住む奇妙な生物を集めてみました。
見た目の奇妙さだけではなく、生態や、希少性などからインパクトのある生き物たちです。記事を読んでくれるみなさまに、知らないものがひとつでもあれば幸いです。
1位 ベニクラゲ 学名:Turritopsis nutricula
※群れで泳ぐベニクラゲ。直径4~5mmの小さなクラゲです。
※ベニクラゲの拡大画像
透明な体に赤く透けて見える消化器官の美しいクラゲです。ベニクラゲは透けて見える消化管が赤いことから名づけられました。研究では地中海産のベニクラゲが有名ですが、世界中の温帯の海に普通に棲息しています。
知ってる人は知っていますが、不老不死の生物として有名なクラゲです。下記の図に示したようにクラゲの生態自体が奇妙なものですが、ベニクラゲはなんと一般的に知られているクラゲの形の成体のときに、退化して再びポリプに戻ることができます。ポリプが成長すると、再び成体が生まれます。実験下では最大9回の若返りまで成功しています。
通常、成体は有性生殖を行い卵を残して寿命を迎えますが、ベニクラゲは触手の収縮や外傘の反転、サイズの縮小などを経て再び基物に付着し、ポリプとなります。
人間の永遠の夢である不老不死を実現している生物です。これほど不思議な生物は地球上でこのクラゲと、もう一種のクラゲしか知られていません。堂々の1位です。
※一般的なクラゲの生活史。 画像引用元:プランクトン研究室
※A: 成長したベニクラゲ。D: 退化中のクラゲ。E: 肉団子状のベニクラゲから若返り開始。F, G: ポリプに幼いベニクラゲの芽ができ、幼いベニクラゲが泳ぎだす。A→D→E→F→Gを繰り返し続ける。B+C→H: 卵と精子が合体して次世代のプラヌラ幼生が誕生し、これが若いポリプへと変態する。図・解説引用元:永遠の生、おひとついかが?
ベニクラゲ - Wikipedia 詳しく書かれています。動画へのリンクもあり。
2位 クマムシ 学名:Tardigrada(緩歩動物) 英名:water bears
※クマムシの画像。別カット。
※かわいいのか、気持ち悪いのか、クールなのか微妙です。
クマムシは、緩歩動物門に属する動物の総称です。世界中で1000種類以上が知られています。4対8脚のずんぐりとした脚でゆっくり歩く姿から緩歩動物(かんぽどうぶつ)、また形がクマに似ていることからクマムシと呼ばれています。
英名は"water bears"、水熊です。体長は0.05mm~1.7mm。熱帯から極寒の両極、深海、高山、温泉の中まで陸上、水中のあらゆる場所に生息しています。エサは堆積物中の有機物に富む液体や、動物や植物の体液(細胞液)を吸入して食物としています。
地球上のあらゆる極限状況に生息しているのみならず、クマムシをゆっくりと乾燥させて「乾眠」という状態にすると、代謝が止まった樽(たる)状の姿になり驚異的な生存能力を示します。
乾眠状態のクマムシに水分を与えると元の姿に戻り活動を始めます。これが一旦死んだ状態から甦ったのか、活動を休止していただけなのかについて、長い論争がありました。現在は活動を休止しているだけであることが分っています。
驚異の生存能力と不思議な愛らしい姿で堂々の2位。
緩歩動物 - Wikipedia クマムシ類のwiki。よくまとまっています。
クマムシ - 水熊 クマムシのクールな電子顕微鏡写真たくさんあります。
3位 オニナラタケ 学名:Armillaria ostoyae
※北米のオニナラタケの画像。
世界最大の生物。みなさんは何を想像するでしょうか?
体長33m、体重200tのシロナガスクジラでしょうか?
※遊泳するシロナガスクジラの親子
それとも、樹高83m、重量1300t、樹齢2700年のジャイアントセコイアでしょうか?
※最大のジャイアントセコイア(セコイア デンドロン)、シャーマン将軍。樹高83m、重量1300t、樹齢2300~2700年。ジャイアントセコイア "Sequoiadendron giganteum"は世界最大の樹木です。生きている化石と言われるメタセコイア "Metasequoia glyptostroboides"、普通のセコイア "Sequoia sempervirens"ともにすべて別種であり、この3種はどれも現生植物としては1属1種の別種です。
実は世界最大の生物は、クジラでも樹木でもなく、キノコです。
1992年、アメリカ、ミシガン州の山中でキシメジ科のキノコ、ヤワナラタケ "Armillaria gallica" の菌床が発見されました。面積は6.5平方km(600ヘクタール、東京ドーム138個分)、推定重量は約100t、推定年齢は約1500歳というものです。これはDNA鑑定により単一の生物であることが判っています。
しかし、1998年にアメリカ、オレゴン州の東部でこれを上回る規模の菌床が発見されました。同じキシメジ科のキノコ、オニナラタケ "Armillaria ostoyae"です。総面積は約10平方km(965ヘクタール、東京ドーム206個分)、推定重量約600t、推定年齢は約2400歳の巨大キノコです。
重量はジャイアントセコイアに負けていますが、大きさでは勝っています。推定年齢は互角でしょうか。文句なしで世界最大の生物です。
これはこの面積に巨大キノコが生えているということではなく、地中にある菌糸(かびのような細胞)がその広さに広がって、菌床を形成しているということです。我々が普段目にするキノコは「子実体」と言い、胞子を作る役割を持つもので、キノコ本体ではありません。キノコの本体は菌糸です。
この画像が良く分ります。生えているシイタケは「子実体」、しいたけの生えているおがくずのブロックが白くなっているもの、これが菌糸で、菌糸の集合体を菌床と呼びます。この写真に写っているシイタケは「菌床栽培」のシイタケです。昔ながらの丸太に種菌を植え付ける栽培法は「原木栽培」です。スーパーでシイタケを買う際に、どちらの栽培法か見るのも面白いでしょう。
※世界最大の生物発見を記念して、オレゴン州の森林に作られたキノコの巨大オブジェ。しかし、形がどうみてもCep(ヤマドリタケ)です(笑)。余談ですが、Cep(セップ)、ヤマドリタケはイタリア料理のポルチーニ茸で、欧米では食用として最も愛されているキノコのひとつです。欧米人がキノコ、と言った場合にこの形をイメージしてしまうのは止むをえません。
ナラタケといえば、日本でもおなじみの枯れ木に生えるキノコです。ボリボリ、サワモタシなどの異名もあります。収量も多く味、歯ごたえ共に良い美味しいキノコです。ただ、消化があまり良くないので食べ過ぎには注意が必要です。
日本人に最もなじみ深いキノコのひとつと言って良いのではないでしょうか。
しかし、それが寿命2400年を生き、10平方kmの広さに広がり、重量600tに及ぶとは、地球にはまだまだ不思議があります。これは1992年、1998年ともにニュースになりましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この記事を書くにあたって、英文サイトを見ました。アメリカ人もこのキノコが好きなようで、バターとにんにくをたっぷり入れて料理したい、という記述がありました(笑)。オニナラタケはナラタケに比べ、若干食味が落ちるという人もいるようですが、アメリカ人は好きなようです。
奇妙だが真実である。地球最大の生物である真菌。 Scientific Americanの記事(英語)。
Giant Mushroom Largest Living Organism ABCニュースの報道
4位 シャンハイ・ハナスッポン 学名:Rafetus swinhoei
※中国蘇州、蘇州園のシャンハイハナスッポン。
世界最大の淡水ガメである上海花鼈(シャンハイハナスッポン)。英名は"Yangtze giant softshell turtle"、「長江の巨大スッポン」です。
日本で食用にするスッポンは最大でも体長40cm程度でしょう。こちらのシャンハイハナスッポンは体長が1mにもなります。そして、大きさもさることながら、世界で3体しか生体が現存していないことでも有名です。
大きさは幅70cm、長さ1m、体重70kg~100kgにもなります。寿命は100年以上生きると考えられています。
シャンハイハナスッポンはもともと、長江下流や太湖付近に多く生息していましたが、食用のための乱獲や生態系の破壊により、1972年以降、中国で野生の個体は発見されていません。現在は100歳を超えるオスと80歳を超えるメスが1匹ずつ蘇州の動物園(蘇州園)で飼育されており、国家一級保護動物に指定されています。
シャンハイハナスッポンは中国では1990年代に入るまで普通のスッポンと同じように食用にされてきました。1993年に蘇州科技学院の趙肯堂教授が初めて「シャンハイハナスッポン」と命名し、保護を訴えたましが、その頃には中国国内にわずかな個体しか残っていませんでいた。
中国で飼われている2頭のシャンハイハナスッポンは幸いにも雄と雌で、現在は2頭とも蘇州の動物園(蘇州園)で飼育され、繁殖が期待されています。しかし、2頭とも老齢であることが心配な点です。生殖能力は失われていないとされていますが、メス(45kg)が80歳以上、オス(90kg)は100歳を超えているといわれていますので繁殖は難航しています。
自然界では絶滅したと思われていた、シャンハイハナスッポンが、2011年にベトナムで発見されました。
※2011年、ベトナムで捕獲されたシャンハイハナスッポン。
※別カット。甲羅の前縁、前肢がピンク色になり、皮膚病と怪我を負っています。
2011年4月、ホアンキエム湖で100歳を超える伝説の巨大カメを捕獲する作業が行われました。捕獲は治療のためで、数千人が見守るなか、特殊部隊の兵士を含む数十人が参加して体重約200kgのカメを捕まえました。湖の汚染と、他の動物からの攻撃で怪我と皮膚病があり治療のため捕獲されました。この個体は雄でした。
上位、3位以内と比較しても遜色ない不思議生物ですが、今回は4位となりました。
この記事を書いていたら、すっぽんを食べたくなりました。絶滅危惧種のシャンハイハナスッポンは食べられませんが、こんな大きなスッポンはどんな味がするのか気になります。
<絶滅の危機>残り2匹となったシャンハイハナスッポン―中国 レコードチャイナの記事。日本語。
伝説の巨大スッポン、ベトナムで米チームが野生の個体を発見 AFPBB News。日本語。
ベトナムで「伝説の巨大カメ」捕獲、特殊部隊も参加 ロイター通信の報道。日本語。
Yangtze giant softshell turtle - Wikipedia 本種のwiki。日本語なし。
スッポン - Wikipedia スッポンのwiki。スッポン鍋食べたい(笑)。
5位 HeLa細胞(ヒーラ細胞)
※Hoechst 33258(ヘキスト33258)で染色したHeLa細胞。
※分割走査型電子顕微鏡で撮影したHeLa細胞。
細胞ががん化すると不死性を獲得するというのは良く知られていますが、今から50年以上前、無名の黒人女性から採取された細胞が世界中の研究室で培養され、科学の発展に役立っているということをご存じでしょうか。
以下は「不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生」のBookデータベースの概要です。
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彼女の名はヘンリエッタ・ラックス。だが、科学者には「ヒーラ」として知られている。1951年、貧しい黒人のタバコ農婦だった彼女の身体から、本人の同意なく採取された癌細胞は、のちに医学界のきわめて重要なツールとなる。それはポリオワクチンの開発、クローニング、遺伝子マップの作製をはじめ、幾多の研究の礎となった。しかし数十億個という膨大な単位でその細胞は売買されてきたにもかかわらず、ヘンリエッタは死後も無名のままにとどまり、彼女の子孫もまた健康保険すらまかなえない境遇に置かれていた―。倫理・人種・医学上の争い・科学的発見と信仰療法、そして、亡き母への想いと葛藤に苦悩する娘の物語を鮮やかに描いた『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー。
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※ヒーラ細胞の生みの親、ヘンリエッタ・ラックス。HeLaは "Henrietta Lacks" の頭文字二文字ずつをとって「HeLa」と名付けられました。
※ヘンリエッタ・ラックスと夫のデビッド・ラックス。
※ヘンリエッタ・ラックスの墓石。
通常、ヒトの細胞分裂は平均50回ほどであり、最大でも60回までの分裂が限界です。ヒーラ細胞はこの限界を超えて無限に分裂をすることのできる、不死の細胞です。
ヒーラ細胞は、不死の細胞であるばかりではなく、世界で初めて安定的に培養することができたヒトの細胞でもあり、世界中の研究所に提供され、がん研究や製薬などに役立てられました。ヒーラ細胞に関わる研究論文は、6万5千を越えています。ポリオワクチンの発見にも役立ち、彼女が亡くなった原因の子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスの発見は、ノーベル賞受賞にもつながっています。
実験材料として、これまでに培養されたヒーラ細胞は、推定で計5千万トンを超えると上記書籍に書かれていますが、アメリカではこの点で論争が起きていて、50万トンだ、いや50万トンでも過剰ではないか、と意見が分かれています。
いずれにしても、世界中で現在も彼女の細胞が培養され、科学研究の礎(いしずえ)となっているのは事実です。
生物の種ではありませんが、この不思議な細胞も生きている生命です。不思議さ、インパクトの大きさから5位にしてみました。
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HeLa細胞 - Wikipedia まずはここから。
ヘンリエッタ・ラックス - Wikipedia ヘンリエッタの生涯の解説。
Top10にしようと思いましたが、5位で挫折しました。OTZ
6位以下の候補は次のようなものです。別記事にまとめたらリンクをつけていきます。
・世界最大、タイの巨大淡水エイ
・化学合成系生態生物群(熱水鉱床)
・鯨骨生物群
・南米アンデス山脈の巨大植物 プヤ・ライモンディ
・世界最大の花 ラフレシア&スマトラオオコンニャク
・驚異!100年以上生きた魚介類(海産物)
・深海の美 深海クラゲ類
なかなか、インパクトのある生物を集めるのも大変です。
コメント (1)
この写真、スゴーイグロイんだけど((o( ̄ー ̄)o)) |
あいな@2013.12.26 19:02:17 |