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最終更新:2014年5月3日(土) 22時31分

ソウル地下鉄事故、信号装置エラーで自動停止装置作動せず

 韓国の地下鉄衝突事故で、列車の自動停止装置が信号装置のエラーによって作動しなかったことが分かりました。

 韓国・ソウルで起きた地下鉄衝突事故で、列車を運行する「ソウルメトロ」は、現場の駅に列車が止まっている場合、「停止」と「注意」になっているはずの手前の信号2つが、事故当時、いずれも「青信号」で、自動列車停止装置が作動しない状態だったと明らかにしました。

 先月29日に信号装置のデータが変更され、エラーが発生していたということで、「ソウルメトロ」は、「これにより事故が起きたと推定される」としています。このエラーはデータ変更から4日にわたり放置されていて、ずさんな安全管理に批判が高まりそうです。

 一方、地元警察は3日、「ソウルメトロ」や現場の駅長事務室などを捜索し、運行記録などを押収するとともに、運転士からも事情を聴くことにしています。(03日20:28)

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