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陸上 ゲイが1年間の資格停止に
5月3日 23時08分

去年、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応が出た、陸上男子100メートルの元世界王者のタイソン・ゲイ選手について、アメリカアンチドーピング機関は1年間の資格停止処分としました。

ゲイ選手は去年のドーピング検査で、禁止薬物とされている筋肉増強剤の陽性反応が出たことから、アメリカアンチドーピング機関が処分を検討していました。
そして、2日、アメリカアンチドーピング機関はゲイ選手に対し、去年6月から1年間の資格停止処分にしたと発表しました。
そのうえでゲイ選手が初めて禁止薬物を使用した、おととし7月以降に出場してきたすべての大会の記録が取り消されることになりました。
31歳のゲイ選手は、2007年の世界選手権で、100メートルなど短距離の3種目を制したトップ選手で、おととしのロンドンオリンピックでは、男子400メートルリレーのアメリカ代表として銀メダルを獲得しました。
ゲイ選手は、すでにロンドンオリンピックの銀メダルをアメリカオリンピック委員会に返還したということです。

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