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できごと
止まらん!!弁護士不祥事 対策躍起の弁護士会に、「何を今さら」と危機感なしのベテラン
2014.5.1 12:09
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担当者の一人は「研修への欠席を不祥事の『予兆』ととらえることもできる」とする一方、「不祥事が起きやすいのは中堅からベテランの弁護士。一線を越えそうなベテランにどう言って踏みとどまらせたらいいのか…」と頭を悩ませる。
■危機感が大事
倫理研修とは別の取り組みも進む。同弁護士会は今年3月、「不祥事防止の手引き」を作成し、約4千人の所属会員全員に配った。
イラストを交えた「Q&A」形式で、懲戒請求を受けてからの手続きや預かり金の不返還といった懲戒処分を受ける事例を説明。業務停止となれば法律事務所の看板を撤去する必要があるなど、処分後の不利益にも言及し、業務トラブルや心身不調の際に相談できる会員サポート窓口を紹介している。
また、広島弁護士会も4月から会則を改め、1年間に複数の市民から3回以上にわたり苦情を申し立てられた会員に対する調査権限を強化。預金通帳など資料の提出を求めることができるようにした。これまでは注意や聞き取りしかできなかったが、不祥事防止のために必要と判断した。
大阪弁護士会の鎌倉利光副会長は「依頼人らに懲戒を請求されるだけでも業務に支障が出る。日ごろから危機感をもって業務にあたってほしい」と話している。
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