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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

死体を発見したら

 私は車を運転していた。真夜中だった。
 仕事帰りだったと思う。
 思うと、不確定なのは悪夢をよく見るからだ。
 それに、現実にはありえないことが起こったからだ。

 私が車を運転し、自宅へ帰っていたところ、反対車線に大きな荷物が落ちていることに気がついた。
 それが大金の入った袋だったらいいなと思った私はUターンして、その場所まで車を走らせたが――

 気づくのが遅く、タイヤで少しばかり踏み潰してしまった。
 乗り上げはせず、少しぶつけた程度だったと思う。
 私はそのまま、ハンドブレーキを上げて、車を降りた。
 外に出ると、変なにおいがした。
 どこかで、動物が死んでいるのかもしれない。
 私はというと、袋を引っ張っていた。
 どうやらタイヤ付近に引っかかっているらしく、かなり力を入れて引っ張り出した。

 重さは二十キロくらい。
 軽い。
 札束ではないらしい。
 私がバッグを開けると中には――

 子どもの死体があった。
 六歳にもいかない、若い遺体だった。
 肉は腐り、髪の毛は触れただけで抜け落ちそうだった。

 私は良いことを思いついた。
 車に戻るとペンチを取って来て、子どもの口を開けた。
 そこには白い、健康な歯がたくさんあった。
 私はきれいな歯を一本一本入念に抜き取った。
 力をくっと入れると歯が抜けるのだ。
 私は子供の歯をすべて取り去ると自分のポケットに入れた。

 私はさらに良いことを思いついた。
 子どもをバッグの中に入れると、車を走らせた。
 老人ホームについた。
 私はバッグを老人ホームの玄関の前に置いた。
 いい仕事をした。
 私はそう思うと、自宅へと戻ったのである。

【後書き】
 なぜ、老人ホームに届けたか、分かっていただけたのなら、私の文章力も上がったというもの。

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