つちや離婚決意、布川は否定的　不倫報道で別々に会見

　元シブがき隊の布川敏和（４８）の妻でタレントのつちやかおり（４９）が、１日発売の「週刊新潮」で、布川との別居＆一般人男性（５０）との不倫が報じられた。これを受け、つちやが午前９時に東京・台場のフジテレビで会見。２年前からの別居を認めた上で、男性を「大切な方」とし、離婚の意思を固めたことを明かした。

　その１時間後、布川が東京都杉並区内で会見。つちやの離婚決意を取材陣から伝え聞くと「初耳だった」と困惑し、「子どもたちのために離婚しない方がいい。（夫婦）関係を修復したい」と訴えかけた。

　会見の冒頭、つちやは騒動について謝罪。そして、タレント活動を再開したおととしの冬から布川と別居中と明かした。その理由について「家族の繊細なことなのでお出しするつもりはありませんが、私の中では大きな覚悟を持って出たつもりです」といきなり意味深な言葉が飛び出した。

　その「大きな覚悟」という言葉に「離婚」のニュアンスが入っていることは明白だった。背景には当然、今回の不倫騒動がある。

　「週刊新潮」によると、相手は東京都内の割烹（かっぽう）の店主（５０）。４月２６日、閉店後につちやの車で買い物に出かけ、仲良く手をつないでいたという。男性は妻と離婚しており、現在は独身。

　あらためて男性との関係を問われると「私の今の立場は結婚していますし、妻として、母として言い訳ができない軽率な行為でした。バッシングされても仕方がないこと」と反省しつつも、「別居をし、いろんなことを相談していくうちに私の中で大切な方になったのは事実です。私の人生が大きく変わっていった中でそばにいていただき、私の気持ちを全て理解してくれる方」と照れ笑いした。

　過去に布川の浮気が報じられた際は２人で乗り切ったが、すでに夫婦関係は冷め切っていた様子。つちやは布川の個人事務所所属でマネジャーも務めていたため、仕事上の会話はあったというが「２人でたわいもない話をするようなことはなかった」とキッパリ。現在は次女と一緒に暮らしている。

　「２０年間、良妻賢母と自分でも思っていましたので、このような感情が起きたのは不思議」と語るつちやの顔は、恋をしている女性そのもの。「大事な決意というのは、離婚へ向かうということなのか？」という質問に「そう取っていただいて構いません」と言い切った。

　ただ、「話し合うというきっちりとした形は取っておりません。その形を取らずして今回のことが起きてしまった」とも。布川が離婚に同意していない状態で、夫婦が別々に会見するという珍事に発展してしまったようだ。

　布川はつちやが離婚の決意を固めている意向を明かしたことについて、「そういう考えだったのかとビックリ。（離婚は）初耳だった」と困惑気味で胸中を吐露した。

　布川によると、おととしのクリスマスイブ、仕事から自宅に帰るとつちやと次女の荷物がなくなり、その後別居。２年前、つちやが芸能活動再開したころから徐々に夫婦の間の溝を感じていたというが、別居の原因は「悪いところを直して（関係を）修復したいと思ってたけど、修復が不可能かも。耐えられなくなったか、ボクの顔を見たくなくなったのか」とハッキリ思い当たらない様子。別居の際も離婚の話はなかったという。

　不倫相手の男性については、「３０年くらい前に六本木のカラオケ店で従業員をしていた方。名前を聞いて『ああ、その方か』というぐらい。友達ではないですね」と説明。つちやが男性を「大切な方」としたことは「少しはショックありますね」と苦笑した。

　今後については、「子どものことを考えたら（離婚は）しない方がいいのかなと思う。子どものために仲良くいくのが一番ベストだと思う」とし、「（離婚を）受け入れるかどうかはこれから話してみないと」とつちやとの話し合いを切望した。

　布川は会見で同じシブがき隊の元メンバーだった薬丸裕英（４８）に相談したことを明かしたが、薬丸はこの日、木曜レギュラーを務めるフジテレビ系「バイキング」に生出演。離婚騒動について、「本当かなーという気持ちが強いですね」と驚いた様子。「夫婦間のことは夫婦間当人同士にしか分からない。テレビに出る前に、２人話し合いを重ねた方がよかったんじゃないかなと個人的には思います」と話した。