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【プロ野球】

沈黙の巨人 原監督「0点ではいけません」

2014年4月28日 紙面から

エルドレッド(右)にサヨナラ3ランを打たれ、マウンドでうなだれる山口

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◇広島3−0巨人

 打球をぼうぜんと見送るしかなかった。巨人は救援の山口が大誤算。延長11回に4番手で登板し、菊池と丸の連打で無死一、三塁のピンチを招くと、4番・エルドレッドに左翼席への8号3ランを献上。今季2度目のサヨナラ負けを招いてしまった。

 「試合に負けてしまっては意味がないので…」と山口。これで敵地での3連戦は1勝2敗の負け越し。責任を感じるのだろう。試合終了から1時間以上たって報道陣の前に姿を見せた左腕の表情は沈痛そのものだった。しかし、原監督は「こういうこともありますね」。傷心の左腕を責めることはなかった。

 サヨナラ負けの場面は2人の走者がいた状況。満塁策をとることも考えられたが、一、三塁のシチュエーションにベンチは勝負を選択した。山口は昨季、エルドレッドに3打数1安打。この日は2三振を喫していた広島の4番に対し、首脳陣はあえて対決を選んだ。

 この策が裏目に出た。開幕から精彩を欠く山口が5球目に投じたスライダーはど真ん中へ。失投が被弾につながった。前田からシーズンでは2011年9月10日以来の白星を奪うこともできず、首位・広島とのゲーム差は3に逆戻り。29日からのヤクルト戦(東京ドーム)に向けて、原監督は「0点ではいけませんね」と打線に奮起を促した。 (川越亮太)

 

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