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【プロ野球】

エルドレッド劇弾 来日初のサヨナラ3ラン

2014年4月28日 紙面から

広島−巨人 11回裏無死一、三塁、エルドレッドが左越えにサヨナラ3ランを放つ。中央後方はばんざいする野村監督=マツダスタジアムで(潟沼義樹撮影)

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◇広島3−0巨人

 広島がサヨナラ勝ちし、5カード連続で勝ち越した。0−0の延長11回に連打で無死一、三塁とし、エルドレッドの8号3ランで試合を決めた。3番手の一岡が3年目でプロ初勝利。巨人は内海が好投したが援護できなかった。

     ◇

 行った! 勝利への思いが詰まった白球が左翼方向へ伸びる。巨人から勝利を奪う8号3ラン。広島のエルドレッドが来日3年目で初のサヨナラ本塁打を放った。

 0−0の延長11回無死一、三塁。山口が投じた真ん中へのスライダーをとらえた。左翼席後方コンコースの売店に直撃する特大弾。「巨人に勝ち越しを決める1本を打ててうれしい」。果たした4番の仕事に胸を張った。

 「本塁打は気持ちいい」。5歳のとき、フロリダ州で「ティーボール」を始めた。打撃ティーと呼ばれる細長い台の上に置いた球を打ち返す野球に似たゲームだ。パワーには当時から自信があった。勝利を決める一打を何本も放った。「遠くに飛ばすことが楽しかった」。青空に吸い込まれる白球。その心地よさが本塁打にこだわる原点だ。

 4回には中前打を放っており、2安打で打率はリーグトップの3割9分4厘となった。野村監督は「素晴らしい集中力を発揮してくれた」とその活躍に目を細める。

 キラが22日のヤクルト戦(神宮)で背中に死球を受けたため、出場選手登録を抹消されている。同僚を欠く状況にも、エルドレッドは「自分ができることをやるだけ」と気負いはない。 (市尻達拡)

 

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