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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】福留 日本通算200号 阪神首位攻防戦に先勝2014年4月30日 紙面から
◇阪神1−0広島阪神が投手戦を制した。0−0の8回に福留が中越えに決勝ソロ本塁打を放った。メッセンジャーは12奪三振の力投で今季初完封し、2勝目。広島はバリントンが8イニング2安打1失点だったが、打線が散発の2安打に抑えられた。 ◇ 一振りで、投手戦にケリをつけた。広島先発・バリントンの前に7回2死までパーフェクト。攻略の糸口さえ見いだせないまま迎えた8回の攻撃も2死。6回に左翼の頭を越そうかという当たりをロサリオに好捕されていた福留が、大きな仕事をやってのけた。 カウント2ボール1ストライクからの4球目。外角への138キロ真っすぐをとらえると、打球はバックスクリーン右に飛び込んだ。今季2号、日本通算200号、日米通算では242本目の本塁打がこの試合、両軍通じて唯一の得点をスコアボードに記した。 「前の打席でファインプレーされていたから、人のいないところに打てればいいと思っていた。こういう数字でも使ってもらっているので、何とかしたかった」。この試合まで19試合、52打数で安打はわずかに8本。打率は1割5分4厘と開幕から低調。何とかしたいという思いが、自然と出たガッツポーズに表れていた。 「調子が悪いとか、いい当たりが正面突いたりとか、早くこの月が終わればいいと思っていた。調子が悪くてもチームが勝っているのが救い。勝っているうちに上げていきたい」 今月26日に37度目の誕生日を迎えたが、気持ちが晴れることはなかった。ほとんど喜びはなかった。手応え十分の一発は、ささやかな3日遅れの自らへの誕生日祝いとなったことだろう。本人以上に、この1本を待ち焦がれていたのが和田監督だ。 「これまでも何本かきっかけになるような当たりはあったけど、続かなかった。でもきょうの一発で大きなものをつかんだと思う。調子が上がることを期待します」と、上昇気配を感じ取っている。03年以来の甲子園9連勝。苦しむ男が目覚めの兆しを見せたことが、何より大きい。 (中山隆志) PR情報
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