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【プロ野球】菅野が5連勝 9回逆転被弾もサヨナラ勝ち2014年4月30日 紙面から
◇巨人5−4ヤクルト巨人が逆転サヨナラ勝ち。3−4とされた直後の9回1死一、二塁からアンダーソンの適時打で同点とし、続く村田が左越え適時打を放った。菅野は初の無四球完投でリーグ単独トップの5勝目。ヤクルトは山本哲が踏ん張れなかった。 ◇ 複雑な笑みとともに、歓喜の輪に向かった。巨人・菅野にとって、この日の試合は忘れられない一戦となった。2点リードの9回2死一、二塁から畠山に逆転の3号3ランを浴びたが、打線が直後に2点を奪って今季初のサヨナラ勝ち。開幕5連勝をプレゼントしてくれた。恐縮の右腕のヒーローインタビューも、被弾への謝罪から始まった。 「すいませんでしたっ!!」。巨人の開幕投手でスタートからの5連勝は1989年の桑田真澄以来、4月中にセ5球団から勝利を収めたのは1956年の安原達佳以来の快挙。勝利数と勝率でリーグトップに躍り出た。しかし、菅野は「(9回を)0で抑えていれば、こんなことにはならなかった…」。余韻にひたることは最後までなかった。 一度は奈落の底へ突き落とされた。畠山に3ランを浴びたカウントは2−2。勝利まであと1球と迫っていた。5球目に選んだのはフォーク。これが落ちきらなかった。痛恨の失投での被弾に頭が真っ白になった菅野は、手を膝につき、数秒間動くことができなかった。 「情けない」。一球の怖さ、恐ろしさをかみしめながら、味方の最後の攻撃を見つめていた。そんな右腕を救ったのが先輩打者のバット。窮地から助け出された右腕について原監督は「周りに支えられている、感謝するという気持ちを刻むことができたと思います。これは大事なことです」とコメントした。 もちろん菅野も同じ気持ちだ。「次の試合を最後まで投げて、0で抑えたい」と恩返しを誓った。今や右のエースに成長した菅野にとって、この日の経験は何よりの糧となるはずだ。 (川越亮太) PR情報
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