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【プロ野球】

ヤクルト16安打9点爆勝

2014年5月1日 紙面から

巨人戦に先発して7回途中までを5安打1失点で今季初勝利を挙げ、観客の声援に応えるヤクルトの古野=東京ドーム

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◇ヤクルト9−1巨人

 ヤクルトの攻撃重視のオーダーが当たった。3番・川端を除き、右打者をずらり。2軍で打率3割を超え、26日に1軍昇格したばかりの荒木を2番・遊撃、野口を8番・中堅で起用し、多少の守備の不安には目をつぶった。

 各選手が試合前ミーティングの「球速表示より速く感じるから差し込まれないように」という指示に従い、193センチの長身から投げ下ろすセドンの速球を狙い打った。1回、荒木の中前打を起点に1点を先制。3回には野口の遊撃内野安打、荒木の右前適時打を含む打者一巡7安打の猛攻で5点を追加。15日以来2度目の対戦となったセドンをこの回途中でマウンドから引きずり降ろした。

 昨季まで2軍監督を務めていた真中チーフ打撃コーチは「荒木も野口も状態が良いと聞いていた。良かったね」と狙いがはまってニンマリ。3安打の野口は「全員がチームが勝てるようにと思ってやった結果」と静かに話し、2安打1打点の荒木は「けが人とかで巡ってきたチャンスを逃したくない」と勢い込んだ。

 出番に飢えた2人の活躍もあり、終わってみれば16安打9得点。前日の逆転サヨナラ負けのショックを払拭(ふっしょく)し、小川監督は「きのうの悔しさを感じた中でやってくれた。内容ある試合だった」とたたえた。8点差の大勝は同じ9−1だった3月28日の開幕戦以来。浮上のきっかけをつかむ一戦にしたいところだ。 (小林孝一郎)

 

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