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【プロ野球】

嶋が攻守で活躍 楽天連敗5でストップ

2014年5月2日 紙面から

楽天−ロッテ 4回裏、1死二、三塁、嶋が右前に2点打を放つ=コボスタ宮城で

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◇楽天8−4ロッテ

 楽天が連敗を5で止めた。2−3の4回に嶋の2点右前打や岡島のバント安打などで4点を奪って逆転。5回は内野ゴロ、6回はジョーンズのこの日2本目の本塁打で加点。ロッテは連勝が6でストップ。唐川が6失点と精彩を欠いた。

     ◇

 チームリーダーが熱い魂を注入し、泥沼からイヌワシ軍団を救い上げた。嶋だ。女房役として投手を救い、4回には逆転の2点適時打。「連敗を止めないといけない。その気持ちだけだった」。2年ぶりとなる6連敗を阻止し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 攻守ともに先頭に立った。1点ビハインドの4回、二盗を試みた伊志嶺を刺して不安定な先発の森を助けると、直後に4得点の逆転劇。1死二、三塁で右前にはじき返し、日ごろは手厳しい星野監督をも「嶋の一打が大きかった」とうなずかせた。

 続く島内の中前打では三塁に頭から飛び込み、ナインを鼓舞する。その後、相手の拙守に乗じた重盗成功で1点を追加。さらに、岡島のスクイズはバント安打に。楽天とロッテの勢いは完全にひっくり返った。

 絶対エースの田中がいた昨季は5連敗が最多。止めてくれる大黒柱は、もういない。「田中の穴はみんなで埋めるしかない」と言い続けてきたチームリーダーは、その決意を全身で表現した。指揮官が息を吐く。「トンネルから抜けたよ」。その中心には、間違いなく嶋がいた。 (井上学)

 

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