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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】大瀬良プロ初完投 連敗もトラ甲子園連勝も止めた2014年5月2日 紙面から
◇広島6−1阪神広島の大瀬良がプロ初完投で自身3連勝とした。小気味良い投球で、9回にゴメスに浴びたソロ本塁打による1点に抑えた。3回にロサリオのソロで先制し、4回に2点、5回はエルドレッドの3ランで加点。阪神は岩崎が崩れた。 ◇ 最後は苦笑いだった。広島のルーキー・大瀬良がプロ初完投勝利で3勝目。「とにかく気持ちだけは切らさないように。うれしいです。先発したら誰にもマウンドは譲りたくないものなので」と、はにかんだ。 8回まで無失点。9回の打席に入ると、左翼席の鯉党から大歓声が起こった。97年の沢崎と黒田以来となる、新人の完封勝利へ期待が高まった。しかし9回先頭のゴメスに中越えソロを被弾。2死から連打で二、三塁のピンチを迎え、指揮官から直々にマウンドでゲキを飛ばされた。 「『完封は簡単ではない、切り替えろ』と言われました。自分もそう思っていました」。笑顔で輪が解けると、続く新井貴を二ゴロに打ち取った。 148球を投じ、8安打1失点。特筆すべきは得点圏に走者を背負っての投球だ。3、6回は無死から、8、9回は2死からピンチを迎えたが辛抱した。5試合38イニングを投げて、9失点は本塁打と犠飛、失策が絡むもの。得点圏では24打席で適時打はゼロに封じている。 初の甲子園を「歓声がすごかった。思い出のあるところで勝てて良かった」と感慨に浸った。長崎日大3年の夏、今は同僚の清峰・今村に投げ勝って甲子園切符をつかみ、プロを初めて意識した。甲子園では花巻東・菊池(現西武)に初戦で投げ負け、大学で成長してプロ入りを果たそうと誓った。 プロ初勝利を果たした4月16日・阪神戦(マツダ)も、ゲーム差なしに迫られての先発だった。再びチームを首位陥落の危機から救い、「野手にも助けてもらったので気合を入れました」。頼れるルーキーが、さわやかに語った。(山本鋼平) PR情報
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