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ウクライナ南部で衝突 34人が死亡
5月3日 7時03分

ウクライナ東部では、2日に暫定政権が親ロシア派の武装集団を強制排除する軍事作戦に乗り出し、双方に死傷者が出る事態となっていますが、混乱は南部の都市にも広がり、労働組合の建物が放火され、31人が死亡しました。

ウクライナの暫定政権は2日、東部スラビャンスクとその周辺で、治安機関などの建物を占拠する親ロシア派の武装集団を強制排除する軍事作戦に乗り出し、暫定政権側のヘリコプター2機が撃ち落とされ、兵士2人が死亡した一方で、武装集団側にも死傷者が出ています。
暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は声明を発表し、「市民の中に武装集団が紛れ込んで攻撃してきたため、想定どおりには進んでいないが、作戦は今も続いている」と述べ、軍事作戦を継続する姿勢を示しました。
これに対し、ドネツク州の親ロシア派の代表は記者会見を開き、「自衛のため自動小銃などを携帯し使用することを認める決定を下した」と述べ、徹底抗戦していく構えを見せています。
一方、南部のオデッサでは、暫定政権を支持する市民のデモ行進を親ロシア派が襲撃する事件が起き、3人が死亡しました。
さらに、現地で衝突が続くなか、地元の労働組合の建物が放火され、建物の中にいた31人が死亡し、暫定政権側と親ロシア派の対立による混乱が南部にも広がっています。

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