消防士長が搬送した女性を再訪し背中をなでる

2014年5月3日6時0分  スポーツ報知

 横浜市消防局の男性消防士長(40)が、病院に救急搬送した女性の自宅を翌日再訪問し、背中をなでるなどの行為を行っていたことが2日、分かった。消防士長は「(女性に)好意を抱き、体調が気になった。強引に触ったわけじゃない」と事実関係を認め、消防局は女性に謝罪した。

 消防局によると、消防士長は4月10日夜、30代の女性から119番を受け、救急隊員として同僚2人と出動し、女性を病院に搬送した。翌11日午前、自宅に戻って1人でいた女性のもとを再び訪れ、家の中に上がり込んで数十分間にわたり「体調はどうですか」と尋ねて手を握ったり背中をなでたりした。消防士長は非番で私服姿だった。不審に思った女性は、当日のうちに消防士長の勤務先の消防署に相談し、問題が発覚した。

 消防士長は現在、自宅で謹慎中。市は、職務で知った情報を個人的な目的で利用し、個人情報保護に関する条例に違反する疑いもあるとして、処分を検討している。

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