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【スポーツ】

<首都スポ>大津MVP 明大アイスホッケー春の関東王者

2014年5月1日 紙面から

関東大学アイスホッケー選手権大会に優勝し、笑顔を見せる明大の選手ら=東京都西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで(戸田泰雅撮影)

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◇関東大学選手権決勝

 4月29日に行われた第62回関東大学アイスホッケー選手権決勝(東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)は、明大が中大に延長、ペナルティーショット(PS)戦の末4−3で勝ち、2年ぶり24回目の優勝を飾った。この試合では、栃木・日光明峰高出身の同級生2人が両校に分かれ激突。1ゴール1アシストなどと活躍した明大FW大津晃介(3年)は大会最優秀選手賞を獲得し、中大FW古橋真来(まくる、3年)も先制点を挙げ、決勝の主役となった。 (藤本敏和)

 雌雄を決するPS戦「ゲームウイニングショット」。最後の1人で登場し鮮やかにネットを揺らした明大FW大津が、グローブもスティックも脱ぎ捨てて跳び上がった。そのまま、ベンチから飛び出してきたチームメートの輪に飛び込み喜びを爆発させた。第3ピリオドまでに1ゴール1アシスト、そして決着弾。相手の中大には、高校時代の同級生、古橋がいた。

 「真来は小学校のころから栃木県選抜とかで会っていて、ずっと一緒にやってきた感じです。同じチームなら最高のコンビネーションができるし、違うチームなら絶対負けたくない。そういう相手です」

 親友と言っていい。高校2、3年は同じクラスだった。遊びも、部活も、何をするのも一緒。今も日光に帰ると、ずっと一緒にいるという。

 だからこそ、リンクでは負けたくない。高3のとき、古橋が一足早くU−20世界選手権(3部相当)の日本代表に選ばれたことがあった。「めっちゃ、悔しかったです。出発まで大会のこと、一切話しませんでした。今思うと、あの悔しさは今につながっていると思います」。それでも、古橋が大会MVPを獲得して帰国したとき、誰よりも祝福したのは大津だった。

 学生3冠は、春の関東選手権、秋の関東リーグ戦、毎年1月の日本学生氷上競技選手権(インカレ)。「卒業まで6冠を独占したい」と大津は笑うが、古橋と中大は、当然タイトル奪還を狙ってくる。理想的なライバル関係にある日光の同級生2人は、今後も大学アイスホッケーの頂点で最高のプレーを見せてくれそうだ。

  ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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