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【ゴルフ】

遼、ギネス奪還だ あすから中日クラウンズ

2014年4月30日 紙面から

中日クラウンズのオープニングセレモニーで挨拶する石川遼=名古屋市内のホテルで

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 5月1日に開幕する第55回中日クラウンズ(中日新聞社共催、愛知・名古屋GC和合C)のオープニングセレモニーが29日、名古屋市内のホテルで開かれ、2年ぶり出場の石川遼(22)=カシオ=が『新旧ギネス男』対決を心待ちにした。予選ラウンドで同じ組で回るライン・ギブソン(28)=オーストラリア、2年連続2度目の出場=は、石川が優勝した2010年大会で刻んだ当時の世界最少ストローク記録「58」を破った男として知られる。この日は歴代優勝者が競演する「チャンピオンズマッチ」も20年ぶりに開かれた。

 歴代優勝者だけに与えられる純白のブレザーがまばゆいほどに映える。壇上に登場した石川が、中日クラウンズへの熱い思いを口にした。

 「中日クラウンズは『日本のマスターズ』だと思っている。目の肥えたファンの皆さんの前でプレーできる特別な大会」と切り出し、優勝した2010年の51回大会最終日については「あの時の18ホールすべてを覚えている」と話した。当時の世界最少ストローク「58」をマーク。鮮明な記憶が今も脳裏に焼きついているという。

 帰り際には、同じ組で回ることになった海外招待選手のギブソンについても大いにリスペクトした。石川が保持していたギネス記録を破ったのがギブソンなのだ。2年後の12年5月に米オクラホマ州のゴルフクラブで「55」をたたき出して新たにギネス認定された。

 「一緒に回るのは楽しみ。(米・下部ツアーの)ウェブドットコムツアーなどに出場していた選手だけど、55を出したということはそれだけ実力があるということ」と一目置く存在のようで、「同じ組の近藤さん(共弘、08年大会覇者)を含めて、日曜日にまた会えるといいなと思っている」。ライバル意識というよりも、むしろ共闘意識という感覚の方が近い。

 今季国内ツアー初戦となった前週のつるやオープンは28位どまりだったが、懸念されていた時差ぼけも完全解消。思い出の地、和合コースでギネス級のビッグスコアを再び刻んでみせる。 (鶴田真也)

 

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