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【競馬・ボート・競輪】[競輪]新田祐大が優勝2014年4月30日 紙面から 新田が2度目のビッグ制覇−。「第30回共同通信社杯」(GII)は29日、静岡県伊東競輪場で最終日を迎え決勝戦が行われた。レースは近畿勢の先制で流れたが、前団のもつれを新田祐大(28)=90期・福島=がバック豪快にまくって快勝。2010年のSSカップみのり(GI・立川)以来のビッグ優勝を飾るとともに賞金2130万円を獲得した。新田を好マークした成田和が2着に流れ込み、最終ホームで稲垣裕の番手を奪取し、番手まくりを打った岩津裕が3着。深谷知はホームカマシが不発に終わり9着に惨敗した。 まくり一閃−。並ぶ間もなく前団をひと飲みにした新田祐の強さには誰もが舌を巻いた。最終ホームで近畿勢と深谷知が激しく絡んで隊列が一気に乱れる。その瞬間を新田は見逃さなかった。8番手から一気に踏み出すと、自転車はグングン加速。追いすがる成田和を振り切った新田が、4年ぶりのビッグ制覇を飾った。 昨年はGI2度の準Vを経験したが、頂点にあと一歩届かなかった。「先輩から好きに走っていいと言われたが、これまで優勝に手が届かなかった。(後ろに迷惑をかけて)申し訳ない気持ちがついてまわった。今回、成田さんとワンツーは心の底からうれしい」。やっと頂点に立つことができた喜びで表彰式では、大粒の涙をこぼした。 この男も今年GIを優勝している村上兄弟同様、選手会騒動の責任をとって5月からレースを自粛する。この期間は、オリンピックを目指して自転車競技の練習が中心に。「リオ五輪に出たいと思っているし、次の東京五輪も目指している。来年の1月までの(練習)プランは考えている」と、キッパリ。 表彰式で「新田、また戻ってこいよ」と大きな声援が飛んだ。ファンの温かい声は新田の心に確かに届いている。「今年最後のレースになったけど、(来年1月から)戻ってくるのは分かっている。(自粛する)8カ月間は無駄な時間を過ごさず、しっかりトレーニングする。応援してくれるファンのために、もっと強い新田祐大になって戻ってきたい」。レベルアップした新田の復活をファンも待ち望んでいる。 (島田清二)
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