バンダイチャンネルで「狼と香辛料」「狼と香辛料II」が見放題に

公開日: : カテゴリー:漫画・アニメ タグ:,

「狼と香辛料」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル
「狼と香辛料II」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル

「狼と香辛料」バンダイチャンネル

バンダイチャンネルで「狼と香辛料」の第一期、第二期が五月一日より有料会員見放題になっています。未見でしたが原作が中近世欧州の経済・商業を丁寧に調べてある面白い作品という噂は聞いていて観てみたいと思っていたのでとてもありがたい。早速三話まで見てみたところですが、とても面白い。貨幣の含有量と改鋳の噂を巡るやり取り・駆け引きが渋い。

そういえばちょっと前に欧州における狼文化についてちょっと調べたりしていたんですけど、その欧州の狼に対する観念も反映されているような気がする。以前読んだ本でメモっていた部分を軽く紹介しておくと。

『オオカミは禍いをもたらすものと同時に縁起のよいものの両面性の象徴である。つまり、太陽と月、光りと影、天国と地獄、それに盗みと償いなど、それぞれのイメージをもっている。世界と時を生み出すものと同時に破壊するものであり、人間の父と同時に殺戮者でもある。オオカミは先導者であり、勇敢な騎士でもあり、同時にクロック・ミテーヌ(多くオオカミの姿をして現れ、子供を食う怪物)であり、むさぼり食う野獣である。』(ダニエル・ベルナール著「狼と人間―ヨーロッパ文化の深層(1991年)」P165)

まだ最初の方だけしか観てないけれど、賢狼ホロもまさに両面性の象徴っぽく描かれているような気がする。原作者の支倉先生が挙げている参考書籍(「下調べ?|すぱイしー ているず」)には無いけど、もしかすると「意図的に外している本」とかだったりするのかな。

関連記事
「北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大」山内 進 著
「宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史」永田 諒一著
ドイツ宗教改革前夜の民衆の信仰世界
一七世紀オランダが「黄金時代」を築いた理由
バンダイチャンネルで「機動警察パトレイバー」シリーズが全て見放題に
バンダイチャンネルで「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」が見放題に

狼と香辛料 全17巻 完結セット (電撃文庫)
支倉 凍砂
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 34,671
狼と香辛料 Blu-rayBOX COMPLETE EDITION (完全初回限定生産)
ポニーキャニオン (2013-03-06)
売り上げランキング: 11,098

漫画・アニメカテゴリー新着記事

  • ヒトラーを支持したドイツ国民ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫)ブータン――「幸福な国」の不都合な真実北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大 (講談社学術文庫)
PAGE TOP ↑