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東芝 フラッシュメモリー事業で大規模投資へ5月3日 1時15分
大手電機メーカー「東芝」は、スマートフォン用などで需要が高い「フラッシュメモリー」と呼ばれる記憶用半導体の事業で、容量を格段に増やした最先端の製品の量産に向けて、アメリカのメーカーと共に、三重県四日市市の生産拠点に総額5000億円を超える大規模な設備投資に踏み切る方針を固めました。
記憶用半導体の「フラッシュメモリー」はスマートフォンなどに広く使われて需要が高く、世界シェア2位の東芝では収益の主要な柱になっています。
関係者によりますと、東芝は「フラッシュメモリー」の事業で、膨大な情報量を扱うビックデータ関連の分野などで今後一段と需要が高まるとして、最先端の製品の量産に向け、大規模な設備投資に踏み切る方針を固めました。
設備投資は、三重県四日市市で現在、アメリカのメーカーと共同で生産している拠点を対象に順次行われ、投資額はこのアメリカ企業と合わせて総額5000億円を超える大規模なものになる見通しです。
これによって東芝は、大きさを変えずに記憶容量を最大で現在の60倍以上に拡大する最先端の製品を再来年度にも生産を本格化する方針です。
円安などを背景に業績の改善が進んでいる電機業界では、今後の競争力強化に向けて、スマートフォン関連など成長分野に対する設備投資の動きが活発になることも予想されます。
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