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沈没船運航会社社員 積載量データ改ざん
5月2日 18時10分

沈没船運航会社社員 積載量データ改ざん
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韓国の旅客船沈没事故で、船を運航していた会社の社員が、事故の直後に積み荷の重さを実際より軽く見せかけようと積載量のデータを改ざんしていたことが分かり、検察などの合同捜査本部は、この会社が過積載の危険性を認識しながら運航を続けていた疑いがあるとみて調べています。

先月16日に韓国南部で起きた旅客船セウォル号の沈没事故では、これまでに修学旅行中だった高校生など226人の死亡が確認され、今なお76人の安否が分かっていません。
この事故では、船に安全が確保できるとされる量のおよそ3.6倍の重さの貨物が積み込まれており、傾いた船が元に戻ろうとする力が損なわれた可能性があるとみられています。
これについて、検察などの合同捜査本部が調べた結果、事故が起きた直後、船を運航していた会社の物流の担当者が、事務所でコンピューターを操作し、セウォル号の記録のうち、積み荷の重さを実際より軽く見せかける改ざんを行っていたことが新たに分かったということです。
この担当者は、事故発生のおよそ50分後に電話してきた別の社員に対し、「貨物の積載量を調整した」と話し、その後、この別の社員が記録を確認したところ、貨物の量が180トン分軽くなっていたということです。
こうしたことから合同捜査本部は、この会社が過積載の危険性を認識しながら運航を続けていた疑いがあるとみて調べています。

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