振り込め詐欺 80代女性が1億円超被害5月2日 22時26分
宮崎県都城市の80代の女性が、「あなたの名義で買われた商品の代金を支払わないと刑務所に行くことになる」などとうその電話を繰り返し受け、現金1億1000万円をだまし取られました。
警察は詐欺事件として調べています。
警察によりますと、ことし3月、都城市の80代の女性の家に災害ボランティアの担当者を名乗る男から電話があり、「あなたの名前が災害ボランティアの名簿に載っているが、行けるか」と尋ねてきました。
女性が「ボランティアには行けない」と断ると、その後、医療機器会社の社員を名乗る別の男から電話があり、「あなたの代わりに災害ボランティアに行く人が、あなたの名義で医療用のベッドを購入した。代金を支払わないと刑務所に行くことになる」と話しました。
女性は男の話を信じて、宅配便で現金およそ4000万円を送ったということです。すると今度は政府関係者を名乗る男から電話があり、「ベッドの購入は名義貸しの不正なので、データを削除しないと刑務所に行くことになる。削除の費用として金が必要だ」などと言われ、女性は宅配便で現金7000万円を送ったということです。
その後、電話がつながらなくなったことなどから、2日に警察に相談したということで、被害額は合わせて1億1000万円に上るということです。
警察は振り込め詐欺事件として捜査するとともに、こうした手口に十分注意するよう呼びかけています。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 振り込め詐欺 73歳女性7800万円余被害 (5月2日 22時47分) ・ 振り込め詐欺の被害 最悪上回るペース (5月2日 4時08分) ・ JR関係者など装う振り込め詐欺 千葉 (5月1日 15時33分) |
[関連リンク] |
|