ソウル ソウル=東岡徹
2014年5月2日20時19分
2日午後3時半ごろ、ソウル市内の地下鉄2号線の上往十里(サンワンシムニ)駅で、停車中の列車に後続の列車が追突した。乗客約200人がけがを負った。日本人の負傷者は確認されていない。韓国では旅客船沈没事故が起き、政府が交通機関などの点検を進めていた最中だった。
地下鉄を運行するソウルメトロと消防当局によると、後続列車の運転士は急に停止信号に変わったため、非常ブレーキをかけたが間に合わず、前方の列車に追突したと説明している。車間距離を保って追突を防ぐ装置も機能しなかったという。事故後、約1千人が線路を歩いて列車から退避したという。
2号線はソウル中心部を走る路線で、上往十里駅は日本人観光客に人気のある繁華街・明洞(ミョンドン)から東に約4キロで、ソウルの市庁駅から東に6駅目。事故の影響で上往十里駅を含む一部区間の運行が中断し、ダイヤが乱れた。(ソウル=東岡徹)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
PR比べてお得!