先発の西武・岸=QVCマリンフィールド(撮影・古厩正樹)【拡大】
(パ・リーグ、ロッテ0-2西武、6回戦、西武4勝2敗、2日、QVCマリン)西武・岸孝之投手(29)が9回無安打1四球の熱投で、史上78人目89度目のノーヒットノーランを達成した。
エース岸が安定感抜群の投球を展開した。一回こそ井口に四球を与えたが、その後は一人のランナーも許さない好投。そして九回、先頭の代打・根元を二ゴロ、岡田を三振に抑えた岸は、最後の打者となる荻野を一邪飛に抑え、マウンドでガッツポーズを見せた。
西武では1996年6月11日の渡辺久信(オリックス戦)以来8人目。プロ野球では昨年の中日・山井(DeNA戦)以来となる。
自身初のノーヒットノーランを達成した右腕は「まさか…まさかです」と笑顔を見せた。「真っ直ぐがよくて、変化球はいまいちだったんですけど、(炭谷)銀仁朗がいいところを引き出してくれるリードをしてくれた」とピッチングを振り返った。