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川内原発の書類 規制委が修正求める
5月2日 14時13分

川内原発の書類 規制委が修正求める
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原子力発電所の運転再開の前提となる安全審査が優先的に進められている鹿児島県の川内原発について、原子力規制委員会は、九州電力が30日に提出した書類に不備があるとして修正を求めました。九州電力の対応次第では、審査の終了まで時間がかかることも予想されます。

原子力規制委員会は、川内原発1号機と2号機について、ことし3月、運転再開の前提となる安全審査を優先して進めることを決め、九州電力は、これまでの審査で出された指摘を踏まえて作成した書類を30日に提出しました。
これについて2日開かれた規制委員会の定例会で、担当の職員が「書類には書くべき項目がきちんと書かれていないなど不足がある」と報告しました。
不備は、航空機が墜落した場合の火災の想定や、ポンプなどの機器が火災の際どの程度の温度まで耐えられるかのデータなどだということです。
審査を担当する更田豊志委員は「不備を指摘したうえで再補正してもらう」と述べ、九州電力に書類を修正して提出するよう求め、今月8日に審査会合を開くことになりました。
規制委員会はこれまでの審査結果をまとめた「審査書」を今月中にも作成し、そのあと運転再開に必要な許可を早ければ来月末にも出す可能性があります。
しかし、今回の書類の修正などを巡る九州電力の対応次第では、審査の終了まで時間がかかることも予想され、運転再開には自治体の同意の手続きなども残されていることから、夏までに再開できない可能性もあります。

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