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川内原発 運転再開は見通せない状況5月1日 4時19分
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運転再開の前提となる国の安全審査が優先的に進められている鹿児島県の川内原子力発電所について、九州電力は30日、審査を踏まえて修正した書類を提出しました。
川内原発の審査は終盤に入りますが、運転再開の時期は見通せない状況が続いています。
原子力規制委員会は、川内原発1号機・2号機について、ことし3月、運転再開の前提となる安全審査を優先して進めることを決め、審査中の10の原発で最も早く終える可能性が高くなっています。
九州電力は去年7月に行った申請内容について、9か月余りの審査での指摘を踏まえて修正した7200ページに上る書類を、30日に改めて提出しました。
この中で、「基準地震動」と呼ばれる地震の揺れについて、当初の540ガルから620ガルに引き上げたほか、「基準津波」もおよそ3.5メートルからおよそ5メートルへと高く見直しています。
書類の提出を受け規制委員会は、審査結果をまとめる「審査書」を早ければ今月中に作成する見通しで、川内原発の審査は終盤に入り、運転再開に必要な許可を、早ければ来月末にも出す可能性があります。
ただ、大津波などに備えた工事は早くても来月までかかるほか、審査以外にも規制委員会の検査や自治体の同意の手続きも残され、川内原発の運転再開の時期は見通せない状況が続いていて、九州電力の対応や審査しだいで夏までに再開できない可能性もあります。
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