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ソウル 地下鉄で追突事故170人超けが
5月2日 19時09分

ソウル 地下鉄で追突事故170人超けが
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韓国の首都ソウルの地下鉄で2日午後、電車どうしの追突事故が起き、消防によりますと172人がけがをしているということです。

2日午後3時半ごろ、韓国の首都ソウルの中心部に近い地下鉄2号線のサンワンシムニ駅で、ホームに停車していた電車に後続の電車が追突しました。
ソウルの消防によりますと、この事故でこれまでに172人がけがをして、病院で手当てを受けるなどしているということです。
ソウルの日本大使館によりますと、これまでのところ、けが人に日本人が含まれているという情報はないということです。
この路線を運行しているソウルメトロによりますと、後続の電車の運転手は非常ブレーキをかけたものの止まれずに追突したと話しているということです。
ソウルメトロは、駅の手前はカーブしているため、この運転手は直前まで前の電車が見えなかったのではないかと話しています。
また電車には、前の電車との距離を維持するための装置がついているということで、警察は後続の電車がなぜ追突したのかなど、事故の原因を調べています。
韓国では、先月16日に起きた旅客船沈没事故で乗客の避難誘導を適切に行わなかった船長や大幅な過積載をしていた船会社など、多くの関係者の安全に対する意識の低さが指摘されています。
そうしたさなかに今回の事故が起きたことで、交通機関の安全性に対する懸念がさらに高まるものとみられます。

ソウルで最も混雑する路線

現在ソウルの地下鉄には9つの路線がありますが、このうち地下鉄2号線は、2番目に早い1980年に最初の区間が開通した、ソウルで最も古い路線の1つです。
東京の山手線のように首都ソウルの中心部を環状に走る路線で、ソウル市庁などの官公庁街やソウル南部のビジネス街を結んでいるほか、ソウル大学やヨンセ大学など主要な大学の駅もあります。
このため公務員やサラリーマン、それに学生などで終日混んでおり4年前のデータでは、1日190万人余りが利用する、ソウルで最も混雑する路線の1つとなっています。

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