気温が高くなってくると、サーフィンをはじめとするマリンスポーツを楽しむ人が増えてきます。
しかしここで注意をして欲しいのが車上荒らし。
特にサーフィンが盛んな海岸では毎年のように車上荒らしによる被害が出ているのです。
なぜ海岸沿いに車上荒らしが?
マリンスポーツをする時は水着やウエットスーツになり、財布や携帯などの貴重品は車に置いておく人がほとんどです。
つまり、マリンスポーツを楽しんでいる人の車の中には、高確率で貴重品があるのですね。
車上荒らしにとって海岸沿いに駐車してある車はおいしい獲物に見えることでしょう。
鍵をしっかりかけていても構わずに盗んでいく
一昔前までは、マリンスポーツを楽しむときは車のキーを磁石等で目立たないところに張り付けておく方法が一般的でした。
しかし、車上荒らしが増えてからは、鍵を身に着けて海に入る方法がとる人がほとんどになりました。
でも車上荒らしの被害は減りません。
彼らは鍵が開かなければ壊してしまえとばかりに窓ガラスを破っていくのです。
車に警報をつけているという人もいるでしょうが、駐車場は海から少々離れている所が多いですよね。
たとえ警報が鳴っても気づかなかったり海から上がるまでに時間がかかったりしてしまい、駆けつけた時には車上荒らしは逃げた後、ということがほとんどです。
また、サーフロックという鍵付きのキーケースにキーやお金を入れてホイールなどにつけておく人がいますが、これは車上荒らしに「ここに貴重品がありますよ」と知らせているようなものです。
サーフロックはホームセンターに売っている鉄筋カッターで簡単に切ることができます。
気をつけましょう。
被害は車だけにとどまらない
車上荒らしに合うと、被害は車と財布の中の現金だけではすみません。
家の鍵を盗られ、空き巣に入られた。
スマートフォンを取られて個人情報を盗まれたり、インターネット通販のアカウントを悪用されたなどの被害も報告されています。
また、服や下着まで取られてしまい、帰るのに非常に恥ずかしい思いをしたという人もいます。
まさに目についたものは何でも盗っていくので、恐ろしい事この上ありません。
車上荒らしに合わないために
では車上荒らしに合わないためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
- 人気のない場所や無人の駐車場などに車を止めない。
- 着替えや荷物などを窓から目につくところに置かない。
- 財布には最低限の現金のみ。もしくは複数の場所に現金を隠す。
- 大音量のアラームをつける。
上記で「アラームをつけても盗られる時は盗られる」と書きましたがそれでも抑止力にはなります。
特に周りに人家があったり、人目に付きやすい駐車場ならばアラームが鳴れば車上荒らしは諦めざるをえないでしょう。
マリンスポーツの中でもとくにサーフィンは早朝から海に繰り出すことが多く、管理人さんがいるような駐車場には止めにくいかもしれません。
そのような場合はたとえ海から少し遠くても、人家の近くにある駐車場に車を止めるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
車上荒らし対策は神経質なくらいでちょうどよい、と言われています。
街中に車を止めるような気軽さで海岸沿いに車を止めないように注意しましょう。