全国寄贈の「アンネ」の本展示05月02日 11時50分
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東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などの本が相次いで破られた事件で、最も多くの本が破られた東京・杉並区の図書館で、被害を受けて全国から寄贈されたアンネ・フランクに関する本の展示会が始まりました。
この事件で東京・杉並区では、１１の図書館で「アンネの日記」などアンネ・フランクに関する本１２１冊が破られましたが、被害を受けて全国各地の一般の人などから本の寄贈が相次ぎ、その数は２００冊余りに上っています。
展示会は、杉並区の中央図書館が感謝の思いを伝えようと開き、実際にアンネが書いた日記の写真などを収めた本やアンネの生涯をマンガで紹介した本など、寄贈された本の数々が展示されています。
また、寄贈した人からのメッセージも紹介され「家族全員でお小遣いを出し合って購入しました」などと書かれています。
会場にはこのほか、アンネが隠れ住んでいたオランダの家を管理する財団から寄贈された、家の模型なども展示されています。
杉並区立中央図書館の大林俊博次長は「平和を望んだアンネの思いを感じ取ってもらいたい」と話していました。
この展示会は９月３日まで開かれています。