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床几 【しょうぎ】
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世界大百科事典 第2版の解説
(1)折りたたみ式の腰掛け。座にひもや皮,布などを張り,脚はX形に組み,持ち運ぶのに便利に作られている。古代から中世にかけては胡床(牀)(こしよう)と呼ばれていた。胡床はすでに古墳時代後期の埴輪にみられ,戦陣や狩場,また宮廷の儀式や貴族の外出用に用いられた。室町時代ころに床几と呼名が変わり,戦陣で将つまり指揮官が掛けるので将几とも書いた。近世の床几は蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)で飾られたものが多い。
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デジタル大辞泉の解説
1 脚を打ち違いに組み、尻の当たる部分に革や布を張った折り畳み式の腰掛け。陣中・狩り場・儀式などで用いられた。
2 数人掛けられる程度の横長に作った簡単な腰掛け台。
◆「几」は「机」と書くこともある。
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説
➀野外で用いる腰掛け。脚を中央で X形に交差させ、上端に革や布を張ったもの。折りたたんで持ち歩くことができる。◇古代から中世にかけては「胡床(あぐら)」といった。
➁数人同時にかけられる横長の腰掛け。
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百科事典マイペディアの解説
戸外で用いる移動用の腰掛。公家は六位以下の官人により立礼(りゅうれい)のとき使用。武家は軍陣・狩猟の際に主将の料として用い,携帯に便利なよう皮・布を張った折畳み式とした。
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世界大百科事典内の床几の言及
…木製と竹製があり,上面はすのこ状に作られるものが多い。関東地方では縁台とよぶが,関西では床几(しようぎ)という。室町時代に出現したようで,当時は置縁(おきえん)とよんでいる。…
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