社会
横浜港で放射線検出のコンテナ開扉、岩盤浴用鉱石が発生源か
横浜港本牧ふ頭(横浜市中区)から輸出予定だったコンテナから基準値を超える放射線量が検出された問題で、荷主の日本郵便は1日、一時保管している本牧ふ頭内でコンテナを開扉した。約250の国際郵便物(小包)を検査した結果、四つの小包の表面から毎時33~17・3マイクロシーベルトの高い放射線量を検出、発生源と特定した。
同社によると、小包の中身は天然鉱石由来のトリウムによる製品。マイナスイオン製品として岩盤浴、温泉などで利用するために一般に市販されており、固形状のものという。
四つの小包は同じ差出人で、破損しないように緩衝材で3重に包装し、箱詰めした。差出人は同社に「過去にも別の会社を利用して同じ製品を輸出したことがある」と説明。「こういう状況になるとは思わなかった。申し訳ない」と話し、引き取りを希望しているという。同社は氏名や住所、製品名について「差出人の意向により、差し控える」とした。
四つの小包は一つずつ鉛入りのシートで覆い、さらに全体にシートをかぶせてコンテナ内に残し、移送場所が決まるまで再度、同じ場所で一時保管する。残りの小包やコンテナについて、測定した日本原子力開発研究機構は「汚染されていない」とした。日本郵便は他の小包を川崎東郵便局に移送。2日以降、返却や破棄などの意向を差出人に確認する。
同社は「今回の事案を重く受け止め、今後こうしたことが発生しないような態勢づくりに取り組む」と謝罪するコメントを発表した。
【神奈川新聞】