◆担任、息子の入学式へ…高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/04/12/01.html
この問題、皆さん、知ってますよね?
けっこう報じられまして、先週の月曜日のニュースなんですけど…いや~言いたいこと、ある人沢山いるでしょうが、基本的には人それぞれの価値観ですし、どれがあっててどれが間違ってる…ってのはないのだと思います。
なので、あくまで僕の体験と、僕の価値観はこうだって話をします。これはもちろん、人に押し付けるものでもありません。
まず、概要だけおさらいを…。
埼玉県の県立高校の先生が「子どもの入学式に出席したい」ってことを理由に勤務校の入学式を欠席したわけですね。これに対し県の教育長が14日の定例会見で
「入学式は重要な学校行事。基本的に教諭は入学式に出席すべき。生徒や保護者を不安にさせてしまった。不安にならないようなフォローをし、(今後は)信頼関係を築いていくことが大事だ」
と発言。これを埼玉新聞が報じて、
「先生なのに入学式を休むなんてー!」
「親なんだし、休暇届を受理されている以上、普通だろ!」
と賛否両論が飛び交ったんです。補足しておくと、50代の女性教諭は、新入生向けに入学式に出席できないことを詫びるメッセージを作成。当日は副担任が事情を説明したとのこと。なお、休暇届は適切に提出され、受理されてます。
この一件について、県の議員さんたちが怒ってFacebookで学校名をばらしたり、ネット上では様々な意見が飛び交うなど、先週1週間、そこそこおもしろ展開をしておりました。
で、これについて僕の意見を述べる前に、僕の一番尊敬する3人の話をしようと思います。
僕、一番尊敬している人はと尋ねられると毎回言っているのが「両親」です。
うちの父と母は僕がこういうのも手前味噌な話なんですけど、本当に素晴らしい両親です。特に、僕たち子供たちに対する愛情や接し方、人間として深い部分を尊敬しています。
僕の育った長谷川家は必ずしも裕福な家庭ではなかったです。と言うか、普通よりも所得はむしろ低い方だったのではないかと思います。
父は普通のサラリーマンですし、大きな会社の、素晴らしい肩書を持ってる人物ではありません。母も世間的にはごく普通の専業主婦なのです。でも、僕はこの両親を世界一の両親だと確信できてます。
うちの両親は精一杯「家族」を大切にする両親でした。珍しいことに父も母も同じく、家族を大切にする人物でした。
父は普段は質素に生活をしていましたが、夏休みや冬休みには家族で何度も旅行に連れて行ってくれました。もちろん貧乏旅行です。夏は海にキャンプ。銛(もり)をもって素潜りをし、その日の夕食は自分たちで取ってきました。海辺で魚をさばき、その内臓や食べない部分は磯のカニやイソギンジャクにあげていました。
冬はスキーに。安い民宿でも、毎回楽しくてたまりませんでした。
母は情に厚い人で、どれだけ喧嘩をしていても、毎朝、家を出るときは必ず姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれていました。
そんな両親の血を受け継いでいるので、僕も家族が大好きです。子供たちをとても大切に思っています。
そんな僕がフジテレビのアナウンサーになって、高視聴率番組「とくダネ!」のプレゼンターになって、いくつかのコーナーを持つようになりました。
そんな中、妻が妊娠をしました。
僕は新しく出会う家族とは、もちろん最初に会いたかったですし、妻の傍にも居たかったので出産には立ち合いを望みました。
でも、問題がありました。僕のコーナーです。
そもそも取材も僕がしてますし、僕に取材を受けた人は僕を信頼して話をしてくれたのです。急な陣痛に妻が襲われた時、僕は自分のコーナーをどうすべきか迷いました。
テレビカメラの前には1000万人以上の視聴者の皆さまがテレビを見守っています。もちろん、僕のコーナーを楽しみにしてくださっている人も大勢いたでしょう。その方々のためにも僕はテレビに出なければいけないはずです。でなければ、キー局のアナウンサーは務まりません。
「親の死に目に会えると思うな」
と、入社の日に先輩から言われたことを思い出します。あきらめるしかない…。立ち合い出産をあきらめようか…とした時、携帯電話が鳴りました。相手は同番組を担当している10歳以上先輩のKアナウンサーでした。
「立ち会うべきだ。コーナーは俺が変わるから」
実はKさん、テレビとは少し実態は違います。いや、態度や喋りは、ほぼあのままなんですが、芯と言いますか…人間として…そうは見えないでしょうが、とても男らしい部分を持ってる人なのです。
古巣の先輩をヨイショしても、僕には何も出ないのでヨイショとは違います。その日、僕はKさんに代行をお願いし、出産に立ち会うことが出来ました。その後、僕は3人の子宝に恵まれるのですが、毎回、Kさんが代行をしてくれました。ビバ!Kアナ!
で、その後、話を聞いたのです。
Kさん、実は昔、生放送の司会者であった時代、奥さんの出産のために、番組を思い切り休んでいるのだそうです。
相当なバッシングがあったんだそうです。フジテレビの内外から。
生放送の番組に司会者として出ているにもかかわらず、妻の出産のためにお休みだと?
なんと言う責任感の無さだ!
テレビに出るってことを分かってないんじゃないのか!
かなり大きな問題になるほど、当時の時代はKさんの取った行動は批判の対象となりました。そして、Kさんは自分の取った行動を…
批判を受けて当然の行動だ、と認めていました。
批判は当然。批判は正しい。でも、僕には妻の傍にいる義務がある!と、貫いたのだそうです。その後、誰も批判できないように、誰よりも早く会社に行き、懸命に誠意を見せたのだそうです。僕はこのKアナの行動を…
本当にカッコいいと思っています。
いや、話に聞くだけじゃあっさりしたもんでしょ?でもね、あの時代、本当にあの行動が出来ますかって話。きついですよ。多分。本当にやっちゃうと。
うちの父もそうです。僕の父、先日70歳になったのですよね?あの時代に、
「まず子供です!家族です!」
って会社に対し言いきるのって、けっこう勇気のいった行動なはずです。なかなか出来ません。特に日本は「右へならえ!」の文化だし。よほど、人間としての芯が強くなければ、あの行動はとれない。
僕はその後、ニューヨークで2年半ほど、生活をするのですが、この話をアメリカ人にすると、
「日本独自の文化だとは思うけれど、家族を大切にすると言って批判されるのは欧米ではありえない事ですね」
と笑われます。今、時代がようやく世界に追い付いてきたのか、今回の埼玉県の話でも、埼玉県教育局には多数の意見が寄せられているのですが、批判は37%。それに対し、休んだ教師に対する応援、賛同のメッセージは52%に上るのだそうです。
もちろん、今回のケースでも批判は当然のことだと思います。おっしゃることもごもっとも。でも、僕はそれでも信じます。この先生、多分、いい人だ。強い人だ。そして、家族を大事にする人だ。きっと、子供と同じように生徒のことも大切にする人でしょう。
なので、この話、僕は「この先生、好きだな~」が感想です。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/04/12/01.html
この問題、皆さん、知ってますよね?
けっこう報じられまして、先週の月曜日のニュースなんですけど…いや~言いたいこと、ある人沢山いるでしょうが、基本的には人それぞれの価値観ですし、どれがあっててどれが間違ってる…ってのはないのだと思います。
なので、あくまで僕の体験と、僕の価値観はこうだって話をします。これはもちろん、人に押し付けるものでもありません。
まず、概要だけおさらいを…。
埼玉県の県立高校の先生が「子どもの入学式に出席したい」ってことを理由に勤務校の入学式を欠席したわけですね。これに対し県の教育長が14日の定例会見で
「入学式は重要な学校行事。基本的に教諭は入学式に出席すべき。生徒や保護者を不安にさせてしまった。不安にならないようなフォローをし、(今後は)信頼関係を築いていくことが大事だ」
と発言。これを埼玉新聞が報じて、
「先生なのに入学式を休むなんてー!」
「親なんだし、休暇届を受理されている以上、普通だろ!」
と賛否両論が飛び交ったんです。補足しておくと、50代の女性教諭は、新入生向けに入学式に出席できないことを詫びるメッセージを作成。当日は副担任が事情を説明したとのこと。なお、休暇届は適切に提出され、受理されてます。
この一件について、県の議員さんたちが怒ってFacebookで学校名をばらしたり、ネット上では様々な意見が飛び交うなど、先週1週間、そこそこおもしろ展開をしておりました。
で、これについて僕の意見を述べる前に、僕の一番尊敬する3人の話をしようと思います。
僕、一番尊敬している人はと尋ねられると毎回言っているのが「両親」です。
うちの父と母は僕がこういうのも手前味噌な話なんですけど、本当に素晴らしい両親です。特に、僕たち子供たちに対する愛情や接し方、人間として深い部分を尊敬しています。
僕の育った長谷川家は必ずしも裕福な家庭ではなかったです。と言うか、普通よりも所得はむしろ低い方だったのではないかと思います。
父は普通のサラリーマンですし、大きな会社の、素晴らしい肩書を持ってる人物ではありません。母も世間的にはごく普通の専業主婦なのです。でも、僕はこの両親を世界一の両親だと確信できてます。
うちの両親は精一杯「家族」を大切にする両親でした。珍しいことに父も母も同じく、家族を大切にする人物でした。
父は普段は質素に生活をしていましたが、夏休みや冬休みには家族で何度も旅行に連れて行ってくれました。もちろん貧乏旅行です。夏は海にキャンプ。銛(もり)をもって素潜りをし、その日の夕食は自分たちで取ってきました。海辺で魚をさばき、その内臓や食べない部分は磯のカニやイソギンジャクにあげていました。
冬はスキーに。安い民宿でも、毎回楽しくてたまりませんでした。
母は情に厚い人で、どれだけ喧嘩をしていても、毎朝、家を出るときは必ず姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれていました。
そんな両親の血を受け継いでいるので、僕も家族が大好きです。子供たちをとても大切に思っています。
そんな僕がフジテレビのアナウンサーになって、高視聴率番組「とくダネ!」のプレゼンターになって、いくつかのコーナーを持つようになりました。
そんな中、妻が妊娠をしました。
僕は新しく出会う家族とは、もちろん最初に会いたかったですし、妻の傍にも居たかったので出産には立ち合いを望みました。
でも、問題がありました。僕のコーナーです。
そもそも取材も僕がしてますし、僕に取材を受けた人は僕を信頼して話をしてくれたのです。急な陣痛に妻が襲われた時、僕は自分のコーナーをどうすべきか迷いました。
テレビカメラの前には1000万人以上の視聴者の皆さまがテレビを見守っています。もちろん、僕のコーナーを楽しみにしてくださっている人も大勢いたでしょう。その方々のためにも僕はテレビに出なければいけないはずです。でなければ、キー局のアナウンサーは務まりません。
「親の死に目に会えると思うな」
と、入社の日に先輩から言われたことを思い出します。あきらめるしかない…。立ち合い出産をあきらめようか…とした時、携帯電話が鳴りました。相手は同番組を担当している10歳以上先輩のKアナウンサーでした。
「立ち会うべきだ。コーナーは俺が変わるから」
実はKさん、テレビとは少し実態は違います。いや、態度や喋りは、ほぼあのままなんですが、芯と言いますか…人間として…そうは見えないでしょうが、とても男らしい部分を持ってる人なのです。
古巣の先輩をヨイショしても、僕には何も出ないのでヨイショとは違います。その日、僕はKさんに代行をお願いし、出産に立ち会うことが出来ました。その後、僕は3人の子宝に恵まれるのですが、毎回、Kさんが代行をしてくれました。ビバ!Kアナ!
で、その後、話を聞いたのです。
Kさん、実は昔、生放送の司会者であった時代、奥さんの出産のために、番組を思い切り休んでいるのだそうです。
相当なバッシングがあったんだそうです。フジテレビの内外から。
生放送の番組に司会者として出ているにもかかわらず、妻の出産のためにお休みだと?
なんと言う責任感の無さだ!
テレビに出るってことを分かってないんじゃないのか!
かなり大きな問題になるほど、当時の時代はKさんの取った行動は批判の対象となりました。そして、Kさんは自分の取った行動を…
批判を受けて当然の行動だ、と認めていました。
批判は当然。批判は正しい。でも、僕には妻の傍にいる義務がある!と、貫いたのだそうです。その後、誰も批判できないように、誰よりも早く会社に行き、懸命に誠意を見せたのだそうです。僕はこのKアナの行動を…
本当にカッコいいと思っています。
いや、話に聞くだけじゃあっさりしたもんでしょ?でもね、あの時代、本当にあの行動が出来ますかって話。きついですよ。多分。本当にやっちゃうと。
うちの父もそうです。僕の父、先日70歳になったのですよね?あの時代に、
「まず子供です!家族です!」
って会社に対し言いきるのって、けっこう勇気のいった行動なはずです。なかなか出来ません。特に日本は「右へならえ!」の文化だし。よほど、人間としての芯が強くなければ、あの行動はとれない。
僕はその後、ニューヨークで2年半ほど、生活をするのですが、この話をアメリカ人にすると、
「日本独自の文化だとは思うけれど、家族を大切にすると言って批判されるのは欧米ではありえない事ですね」
と笑われます。今、時代がようやく世界に追い付いてきたのか、今回の埼玉県の話でも、埼玉県教育局には多数の意見が寄せられているのですが、批判は37%。それに対し、休んだ教師に対する応援、賛同のメッセージは52%に上るのだそうです。
もちろん、今回のケースでも批判は当然のことだと思います。おっしゃることもごもっとも。でも、僕はそれでも信じます。この先生、多分、いい人だ。強い人だ。そして、家族を大事にする人だ。きっと、子供と同じように生徒のことも大切にする人でしょう。
なので、この話、僕は「この先生、好きだな~」が感想です。
コメント
コメント一覧
出産の立ち会いで休暇をとった長谷川さんのお話しと、入学式を欠席された先生の記事を対比して書かれるのは、根本的に違うことだと思います。
家族が大事なのはどの家庭でも同様の事だと思います。
ただこのニュースになった方の場合、合格が決まった時点で同じ自治体の教師ならスケジュールは分かったいたのに、担任を外れるなどのあらかじめ対策が取れたはずなのにそうしなかったのか、あるいは出来なかったのか、学校側がそうさせなかったのか、ではないかと思います。
問題にするのは休暇をとったからどうこうでは無いと思いますし、それは当然の権利だとも思いますが、私はこの先生は自分の職務を全うすべきだったのではないかと思っています。
この問題が記事になった理由は恐らく、新一年生の担任だからだと思います。
生徒に謝ったから良いのではなく、事前の対策がとれなかったことが、問題視されるべき事だと思います。
仕事も大事ですが、きちんと許可を取っていたのであれば、この先生、私はよいと思います。
この方も教師である前に子を持つ一人の親ですから。
私も長谷川さんの『おはようございます!』好きでした。
仕事で見れる日は少なかったですが、あのあいさつで元気をもらっていました。
そんな私が昔、二十数年前小学生ながら学校から帰ってくると必ず見ていた番組がありました。
FテレビのTという番組です。局アナのSアナウンサーさんとKアナウンサーさんのワイドショー番組です。
小学生の時の記憶ですがいまでも覚えているワンシーンがありまして、
番組の最後にKさんが妻の出産の為お休みをいただきます。というような 挨拶。
それにたいしてSさんが『Mちゃん(奥様の実名)大事にしてあげてくださいね』と
声をかけ『はい』とこたえて番組が終わったと記憶しています。(若干違ったらすみません)
当時は立ち合いは結構珍しかったと思います。子供ながらに素敵だな~と思いました。もともとKアナウンサーさん好きでしたがその日からますます好きになりました。
このブログを呼んでとっても懐かしく思いました。
共働きが多い中、親が自分の子供と過ごせる時間が全体的に減っているとおもます。
だからこそやっぱり私はこの先生好きです。
保護者は「どっちに出席するのかしら?」と…
その先生は、仕事の方の卒業式に出席してくださいました。
保護者は一同に「息子さんの卒業式に出たかったろうに…」と
申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいでした。
たとえ先生が息子さんの卒業式に出たとしても、
今回のニュースのように苦情は出なかったと思います
(もちろん推測でしかありませんが)
このニュースの先生の選択が、いいとも悪いとも私は言い切れないなぁ
家族を大事にする気持ちも、仕事に責任を持つ気持ちも、
価値観の違いかなって思うんです。
「常識」って何をもって?
もちろん、「セウォル号」の沈没事故のように
マニュアル無視して、自分が先に助かるっていうのは問答無用ですが
また、欠席届を受理した校長の思慮の浅さも深刻です。
韓国・珍島沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故で、乗客を置いて先に逃げ出した船長や乗組員にも通じる、責任感のなさ、見通しのなさが、この学校の校長や教師には感じられます。もちろん、誰しも自分の命、家族が大切です。ここで、問題教師に賛成する方々もまた、自分の命、家族を大切にする方々なのだと思います。それは重要なことです。
ただ、そういう考えの方々は、他人の人生を守る安全保障や、将来を形成する教育などの分野の仕事には就かないほうがよいでしょう。他にもっと向いた仕事があると思います。
学校は親子関係をひっくるめて先生やPTAが一緒になって子供を育てる場所であり期間だと考えます。親の役割を果たす立派な先生を否定したら…しかも浦島太郎的な議員さん達が批判?
逆に批判が出たら回りの先生方やPTA、それこそ議員さんが協力して理解を求めて回っても良いくらいだと思うが…。
自分の親が自分のために批判を恐れず行動してくれたら一生の宝になると思うけどな。(^◇^)┛
入学を迎える、子供がおられる教員を、担任にすること自体、ナンセンスのように考えます。
日本ではほとんどの学校が、同じ時期に、行事を行いますので、重なる確率は高いのに、無神経に担任に任命した組織に責任があるように感じます。
ただ、子供が高校の入学式だったので問題になりましたが、幼稚園、小学校だったらどうだったろうと、考えさせられます。
いつも楽しく拝見してます。
この問題は非常に興味深く、自分なりにいろいろ考えていますが、私は、この先生が「自分の行動は賛否両論あるだろう」と認識していながら「公私」の「私」のほうを優先した、ということが一番まずかったのではないかと思います(さすがにここまで大騒ぎになるとは思っていなかったと思いますが)。
なぜ認識していたと分かるかというと、生徒に向けた手紙を予め書いていたからです。
つまり、「1年生の担任が入学式に欠席するのは(しかも私用で)本当は好ましくないんだろうな〜」くらいの職業倫理観は(その正否は別として)持ち合わせていた。
だって、入学したての高校の担任に、生徒だけでなく、入学式に出席したその両親たちも初めて会うのですよ。両親が次に先生と会えるのはいつになるんですかね?
なぜ、子どもが高校に入学する今年だけ担任を外れることを希望しなかったのか?
もっといえば、そもそも、子どもの入学式を優先したいなら、教師でない職業を選択すれば良かったのでは?
(憲法は職業選択の自由を保障しています)
入学式については、長谷川さんのような、毎日コーナーを担当していて、「この日だけ交代」というのと同列に考えることは適切でないと思います。
また、「アメリカがこうだから〜」というのもアメリカが必ず正しいという命題が成立しないので議論の前提を欠きますね。
実際、この先生はいま自分の行動のために微妙な雰囲気の中で担任をしていると思いますが、ある意味確信犯だったのですから自業自得といえます。
一言でいえば、
「仕事なめてんの?」。
これが正直な感想ですね。
> 批判は37%。それに対し、休んだ教師に対する応援、賛同の
> メッセージは52%に上るのだそうです。
この文章だけを読むと、休んだ教諭に対する批判37%と取れますが、
実際には、
「校長・教育長への批判は37%、教諭の行為を批判するものは10%」
と埼玉新聞の記事には、ありました。
マスコミ畑におられるのですから、このあたりの数字の出し方は慎重にされた方が良いかと
ブロゴスの読者は決して貴殿のファンばかりでないので厳しい意見やコメントもありますが、仲間内のコメント発表にはない、全体的に非常に優れた意見交換の場です。
ブロゴスに転載するのなら、ぜひコメント可にされるようお願いします。
手続き上、問題はなさそうですし、詫びるメッセージまで書いてるのですから、公務員としてそこまで問題ですか?と批判する人に言いたいです。
特に議員なんて、そんなことを批判できるような真っ当なことをしてますか?とも。
(知り合いに公務員がいて、色々と話を聞いてるので、議員という職業に偏見を持ってるからそうなってしまうかもしれませんが)
ただ、仕事を休んでまで高校の入学式に行く必要はあるの?とは思います。
学校から「必ず」と言われているのならまだしも、高校の入学式に親が行く必要性を感じられないからです。
(卒業式なら理解しますが)
私の親も中学・高校の入学式には来なかったですから。
出産の立ち会いのために仕事を休む・・・ちゃんと手続きを踏んでいれば何ら責められることはないと思います。
私はその経験がないですし、その経験がやってくるかどうかも分かりませんが・・・。
P.S. あの件以来、久しぶりに長谷川さんのブログ見ましたが、お元気そうで何よりです。フジテレビの番組でいつか活躍される事を期待しています。私が知らないだけで、既にフジテレビの番組に出ておられるようならすみません。
とくに最近の学校や教職員、教育委員会や親の問題がニュースになると自分さえよければと言わんばかりのふるまいに感じます。
おそらく昔であれば職員は仕事だから行けないごめんねと言って入学式に出席し、生徒も親ももし欠席してもなにも言わなかったし仕方ないよねでおわり、また学校も都合により欠席といいあえて公にしなかったのではないかと思います。
つまり出席しようが欠席しようが問題にならなかったのではと。
教員は私用を優先し、批判者は私の入学式なのに、私の子供の入学式なのにけしからんと、学校は個人の責任といわんばかりにそのまま公表と。
相手の立場にたって考えてきたのがいままでの日本人だったきがするのですが・・・
長谷川さんの様に“良い母親であり良い先生”とも思いません。
ただ、攻めるべきはこの先生じゃなく、許可した校長ですよね?
常に仕事を優先しろ!とは思ってませんし、
基本的に家族や子供を大事に日々生活していて良いと思います。
有給取ろうが産休取ろうが大賛成ですが、
職場の入学式を休んで我が子の入学式に行くのは、どうかと思いました。
長谷川さんの立ち会い出産とは全然違う話だと思います。
出産は命懸けですし、何が起こるか分かりませんから…。
立ち会い出産は素晴らしいと思います。
私は頑張ってるところや苦しんでるところを見られるのが苦手なので、嫌でしたが…、子供の写真を撮って欲しかったからしょうがなく立ち会ってもらいました(笑)
ずっとアメブロの方も覗かせてもらっています。
私はこの問題、複雑な気持ちです。
私は小学校に勤務しています。
そして、私にも小学生の娘がいます。
娘の学校と私の勤務校、同市内で行事が重なってしまうことが多々あります(T0T)
娘が入学した年の小学校初めての運動会、私の勤務校の運動会と同日になってしまい、主人は主人でどうしても仕事から抜けられなく、本当に困りました。
結局、私も休むことが出来ず、仲良しママさんの御家族に娘の事をお願いしました。
親ですから自分の子供優先にしたい!当たり前の感情だと思います。
一方、先生という顔も持っている。担任を持っていればその責任もある。
学校の事情に詳しい人と知らない人、大きく見方が変わってくる問題だと感じました。
この先生の行動が間違いだったとは思いません。
根性あるなぁ…キモがすわっているわ~と思いましたよ(笑)
ですが、
自分の子供と新入生の担任をする事でどちらかを優先する事になるのは 最初からわかっていたと思います。 議論がされる案件を自分又は学校が提供したことが問題。
自分の子供の入学式と新入生の担任を重ねて わざわざ議論の案件を提供しなくてもよく 避けるように新入生の担任を2.3年の担任にするとかの方法が出来なかったのでしょうか?
息子によると学校でも生徒の間で話題になったそうです。
生徒達の意見では「こんな先生に教わりたい」「批判する親ってどんな親、自分の親だったら
嫌だ」だそうです。
私はこの話を息子から聞いて批判する現代の親より子供の方がきちんとした判断力を持って
いるように感じましたが、どうなんでしょう?
長谷川様、皆様はどう思われますか?
長谷川さんのおっしゃってる事は真実なようで違うかも…本質をついてないと思います
高校の担任で、本当に断然楽なのが1年生なんです
だから希望者も多い
その1年生の担任で、本当に唯一といって良いほどの大きな行事が入学式なんです
アナウンサーさんで言うと、希望者殺到の番組司会を立候補で引き受けて、本収録に休むようなものじゃないですかね?現場の感覚で言うと…「それなら1年生を受けないでよ」という感じなのです
楽はしたいけど、子どもの晴れの舞台にも出たい、そりゃ無いよ…という感覚です
お子さんの入学は確かに大事です
それに出たいなら、希望者殺到の1年生の担任を、その年だけ希望を出さなければ良かったと思うんですよね…「1年生を希望しない」希望なら絶対通りますからね
先輩アナウンサーの帯番組の欠席は、教員にとっての普段の有給です
それは当然の権利だと思います
日本は好きなんですけど、食べ物も文化も。
お寺さんや神社もすごく懐かしいですし、友人も大好きです。
でもこう言う事があるからやっぱり日本には住みたくないなぁ。。。
と思ってしまいます。
教師だって人間。
家族もいるんです。
いいお母さんじゃないですか。
こう言う家族を大切にできるお母さんは本当に長谷川さんが言ってはるように、生徒の事も大切にできるいい先生やと思います。
私はどんな仕事であれ家族を優先できない人間にちゃんとした仕事はできないと思ってます。
なので私にはアメリカが合ってるのかもしれません。
日本で生活をするのは息苦しいなぁと私は思ってしまいます。
言葉が少しずつ時代を経て変わって行く様に、日本社会の考え方も少しずつ変わっていくといいなと思います。
子供の、成長とともに、一つ一つの、
節目に、一緒に、立ち会いながら、成長を祝い実感していく!
そして、親としても、また、違う立ち位置を見つけながら、子供を
アシストしていく、節目だと、思っています。
だから、私は、大学でも、参加します!
ネタはなんでもいいでしょ。最大手のゴシップ誌では大物の保守の女性論者が
最近の教師は公共心がないとかなんとも大げさな批判をしてたけどつくづく
日本って平和だなあと思います。
しかし当事者の高校生の息子さんは年齢考えたら世間の騒ぎをよそに
「別に来ても来なくてもどっちでもよかったのに・・」とか思ってそうですけどね。
自分が担任の先生の立場であれば、担任の仕事を優先かなと思います。
保護者の方とお子さんとの信頼を考えると、裏切れないなと(>_<)
旦那は小さい頃、仕事の忙しい父となかなか遊べず寂しかったので自分の子どもには同じ思いはさせたくない。と思ってたそうです。
4歳の息子はパパ大好きです。
すみません。
メルマガを読んで、こちらに感想のコメント書いたので、Kさんの名前をそのまま書いてしまいました(>_<)
メルマガとこちらの記事では、同じ内容でも細かいとこは変えてたりするのですね。
長谷川さん、ゴメンナサイ(>_<)
K部さんかと思った自分がいた…(^^;)
歌劇にときめいてるばっかりじゃないんだ。 *:.。☆..。.(´∀`人)
で、この話題。
私の感想は、「この先生勇気あるな~」でした。
入学式で初めて自分が受け持つ生徒とその親御さんの顔を見るわけで、どんなクレーマーやモンスターがいるかもわからないのに、それでも自分の子供の入学式を選択した。
私自身、中高一貫校だったので高校の入学式に親が来るという感覚がわからないのですが、そんな、きちんと自分の子供に向き合ってる先生がいてもいいのかなと思います。
で、せっかく批判覚悟で出席した入学式で、わが子の担任がお子さんの入学式のために欠席してたらどう思ったんだろうな、その先生。
自分の子供時代を考えると親が学校行事に来るのは嫌でした
だから自分の子供達の行事の時は嫌がる年齢になったら行かなくてもいいかとも思ってますが…
夫は元から子供の行事にあまり関心がある方ではなく、運動会のビデオは撮りたくないから始まり、去年は娘達の学芸会を寝過ごすことに(-_-;)
そんな夫を見ているので子供の行事を大事にする方は素敵だと思います。もちろん仕事もやるべきことをきちんとやったうえで!
他の方も書いていますが、同い年の子がある先生を違う学年に配属することを学校側はできなかったのか?下手すると卒業式も重なりますよね?
それと、議員がFBで拡散する…そちらの方が問題ありなのではと思います
他の地域がどうかはわかりませんが、私が住む福岡は高校の入学式に学校生活に使用する物品販売もあるため保護者同伴で・・・と入学式の説明にも明記されています。
ご主人さまがどうしても出席できない時って・・・やはり、お母さんがかなり無理して調整して、参加されるご家庭がほとんどですよね。
批判を承知で言うなら、休暇を許可されている時点で、学校側的にも問題なしとされているわけですし、同じ日に入学式があるとわかっているのだから、学校側が担任を外すなりの配慮もあればさらに違っていたのかもしれないですよね。
担任の先生も、正直に保護者の方にもプリントにて謝罪されていたとの配慮も報道されていたので、その点でもこの担任の先生の誠実さも伝わっていましたので、「問題なし」です。
この先生は自分の行動が批判されることを十分に承知の上で学校に相談して、学校もそれを認めんたんでしょう。
これを良しとしない人々は、何か嫌なことでもあったのか?ってくらいしょうもない。
まぁ、世の中そんなもんなんでしょうけど。
自分の高校の入学式は、親に来られたら恥ずかしいから来てくれるなと言った覚えがありますが…。実際、共働きの家庭が多かったので、親御さんはごく少数だったと思います。
K井さんと同じく「そういう時代」だったので右へならえだっただけということでもありますが。
これからは「そういう時代」じゃなくなるといいですね。
自分はどちらかというとこの先生の行動には反対です
しかし、休みは適切に受理されて、
しかもメッセージを作成とかまでしていたなら、
それは責められるべきではないなぁと感じます
教育局へのメッセージ比率は少し意外でした
訳わからんクレーマーが増えてる昨今なので…
応援の方が多かったのは良かったと思います
ところで…バラした議員さん達はその後どうしたんだろう?
この人達が態度そのままだったら、
自分ならこれから投票しないかなと思います
そもそもメディアの方だって
「大学の入学式に親が参加」とか「子どもの入社式に親が参加」
なんて報じてるじゃないですか。
この時代では当たり前なんですよ。
私は子どもが居ませんが、もし居たら私だけでなく主人も来たいはず。
子どもの入学式は毎日ないです。
そんなにめったにない行事、参加したいはずです。
私はこれは当事者は誰も悪くないと思っています。
しいて言えば…学校じゃないですか?(笑)
先生のお子さんがそういう年齢だとわかってて担任を任せちゃった学校が悪い!
極論すぎですかね?(笑)
私、この先生が批判されてるのが不思議でした。
きちんと、生徒に手紙も書いて正当な休みを取っているのに・・・です。
この先生、家族も大切、仕事も大切。
だからこそ、仕事は迷惑がかからないように万全を尽くしたのだと思います。
そんな家族を大切にしてる先生の方が人間味があって好きですけど。
そして、笠井さんカッコいいですね~。
家族を大切にされてるのだろうな~。と思っていましたが、本当にそのままの方ですね。
そして、長谷川さんも、長谷川さんのお父様も皆さん家族を大切にしてらっしゃる。
海外では家族を大切にする。なんて、言わなくても当たり前で。
そんな、ごくごく当たり前の事が日本では、まだまた非難されるのですね・・・