ニューヨーク=畑中徹
2014年5月2日09時38分
米マイクロソフト(MS)のインターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」で安全上の弱点が明らかになった問題で、同社は1日(日本時間2日未明)、欠陥を修正するためのプログラムの提供を始めたと発表した。
使っているパソコンで、ソフトが自動的にアップデート(更新)される設定であれば、何もしなくても配布された修正プログラムが自動的に適用される。自動更新の機能が「自動」になっていない場合は、画面の「コントロールパネル」から「ウィンドウズ・アップデート」に入り、そこから手動でダウンロードすることができる。MSは手動の場合、「すみやかな更新を勧める」としている。
修正プログラムは、今月上旬にサポートが終わった基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の利用者に対しても特別に対応するという。
IEは、MSの「ウィンドウズ」に付いている標準ソフト。MSは4月26日、IEのバージョン6から最新の11までに修正されていない欠陥が見つかったと発表し、ハッカーによる攻撃を受ける可能性があると指摘されていた。ウイルスに感染すると、個人情報などが盗まれるおそれがあるため、官公庁や企業ではIEを使うことをやめる動きが相次いでいる。(ニューヨーク=畑中徹)
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