ヘンリー王子の破局は「結婚準備のため」?英報道
複数の情報筋によると、2人が別れたのは一時的なもので、ボナスさんに王室入りして一生を公務に捧げるかどうかを熟考する時間を設けるための可能性があるという。ヘンリー王子の兄ウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)も、結婚前の2007年に一度別れ、本当に王室入りする覚悟ができているかを考える時間をキャサリン妃に与えていた。
ボナスさんは今年3月、初めて王位継承権第4位のヘンリー王子と一緒に公式行事に出席。「婚約間近」との憶測が広がっていた。陸軍に所属するヘンリー王子も、数年の現場勤務を終えて最近、ロンドン(London)での事務職に配置換えとなり、ボナスさんと会う機会が増えたともみられている。
しかし、英メディア報道によると、ボナスさんはダンスの課程を修了してロンドンでマーケティング関係の仕事を始めたばかりで、まだ身を固める準備ができておらず、まずは自分自身のキャリアを築きたいと考えているのではないかという。
■「小休止」「友好的な別れ」
英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は、「2人の関係は確かに小休止している」「世界のメディアが大注目する中で恋愛関係を良好に維持することはほぼ不可能だ」との情報筋のコメントを掲載した。同紙によると、ボナスさんの友人は3月、ボナスさんについて「ヘンリー王子について聞かれると不機嫌になって、『まだ結婚したくない』と言う」と話していたという。
一方、英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)は、ボナスさんに近い人物が「数か月後に2人がよりを戻しても、これっぽっちも驚かない」と話していると伝えた。
また英大衆紙サン(Sun)は、2人の破局は将来について話し合った結果で、2人に近い情報筋によれば「信じられないほど友好的な別れ方」だと伝えた。この情報筋は「2人とも、今後も良い友人であることを約束している」「クレシダ(ボナスさん)にキャリアアップに集中する機会を与えるためだ」などと話したという。
ボナスさんはヘンリー王子のいとこにあたるユージェニー王女(Princess Eugenie)の友人で、2人は王女の仲介で出会ったと伝えられている。
ボナスさんの母親メアリーゲイ・カーゾン(Lady Mary-Gaye Curzon)さんは、1960年代にロンドン社交界の花ともてはやされた人物。祖父リチャード・カーゾン(Richard Curzon)伯爵のゴッドペアレント(後見人)には、国王エドワード7世(King Edward VII)が名を連ねている。メアリーゲイさんは4回結婚しており、クレシダさんは3人目の夫で実業家のジェフリー・ボナス(Jeffrey Bonas)氏との間に生まれた娘。
【翻訳編集】AFPBB News