2014年5月2日00時40分
大阪府教委は1日、府立高校の女性の民間人校長(57)を地方公務員法違反(営利企業の従事制限)で減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とした。過去に代表を務めた会社の業務を校長就任後も行ったとしている。報酬は得ていないが、校長は「経営が心配で放置できなかった」と説明しているという。2002年度以降、民間人校長23人が府立学校に採用されているが、懲戒処分は初めて。
府教委によると、校長は昨年4月に就任し、今年1月ごろまでの間、勤務中に校長室のパソコンから社員に業務指示をメールで送ったり、勤務時間外に経営方針についての指示書を社員に配ったりしたという。12年末まで会社の代表だった。現在同社は親族が経営しているという。昨年11月、府教委に情報が寄せられ調べていた。
一方、府教委は1日、今年度の府立支援学校の入学式の君が代斉唱で、職務命令に反して起立・斉唱をしなかったとして男性教諭(53)を戒告処分にした。
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