STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの不正を認定した調査委員会の複数の委員の論文に、新たに画像加工などを疑う指摘があったことが1日、わかった。委員が所属する理研と東京医科歯科大は、本格調査に入るかどうかを判断する予備調査を始めた。

 理研の調査委は委員6人で発足し、石井俊輔上席研究員は別の論文で画像加工の疑いを指摘され調査委員長を辞任している。

 理研などによると、今回、新たに疑義が指摘された委員は理研の古関明彦グループディレクター、真貝洋一主任研究員と、田賀哲也・東京医科歯科大教授。