虚偽報告などで居宅介護支援の指定取り消し-大分県
2014/03/04 火曜日 | 介護ニュース,介護不正・指定取消・指定停止
医療介護CBニュース 3月4日(火)18時6分配信
介護報酬を不正請求した上、監査にも虚偽の報告をしたとして大分県は、「クマダ商事」(大分市)が運営する居宅介護支援事業所「ゆうゆうの郷白雲山荘介護保険センター」(同県別府市)の指定を、介護保険法に基づき取り消した。取り消しは2月27日付。不正請求額は約500万円。【ただ正芳】
大分県によると、「ゆうゆうの郷白雲山荘介護保険センター」では、2011年7月から13年12月にかけて、サービス担当者会議を開かなかったり、利用者のアセスメントを実施しなかったりするなど、運営基準減算に相当する案件があったにもかかわらず、介護報酬を減算せずに請求。ケアプランを作成しないまま介護報酬を請求したこともあったという。運営基準減算をしないまま報酬を不正受給した案件は154件で、不正受給の総額は502万4900円。 さらに県が実施した監査で、虚偽のサービス担当者会議の記録を提出するなどしたことから、指定取り消しに至った。 今後は保険者の別府市が「クマダ商事」に対し、加算金も含めた返還を求める方針。