閉じる
閉じる
×
2014年4月26/27日のニコニコ超パーティーⅢを終え、心身ともに破壊的なダメージを受け、
今ボクは会津に湯治にきている。
超パーティー総合風呂デューサーのあべです。
ふわふわとした文体では書けない内容もあるので、
会津藩士のやうな書き方で此度の超宴の回顧録を此処に書き記したく候。
■謝罪
まずは、ご来場のお客様、開場・開演・終演時間が押してしまい大変申し訳ありませんでした。
超会議で足が棒になっている所に追い打ちをかけるようにお待たせをし、
遠方の方にとっては終演を待たずして帰らざるを得ない状況を作ってしまいました。
そして、出演者の皆様、一部演目のカット申し訳有りませんでした。
本演目でないにせよ、せっかく練習して頂いたのに。
そして、運営サイドからの様々な周知事項に遅延があったこと深くお詫び申し上げます。
また、時間制限の為出演できなくなってしまった合奏団の方、大変申し訳有りませんでした。
大きく時間のバッファを取っていたつもりでしたが、開場遅れも重なり読みの甘い状態となりました。
これについてはご意見も頂戴しておりますので、来年以降も同様の企画があるならば
改善事項として申し送りたいと思います。
■感謝
そんな中でも大いに盛り上がって頂いたお客さん、盛り上げて頂いた出演者の皆さん
に大感謝です。
出演者の皆さんには、中打ちでも言いましたが、
僕らは場所を用意するだけで、その場所は全て出演者の皆さんに
支えられていると常々思っています。
いっつもこれを伝えようとすると不甲斐ない自分に涙がでてちゃんと伝えきれないのですが・・・
超パーティーの場所が一番楽しいと言ってくれた方々、やりがいがあると言ってくれた方々
救われる気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
いつまで、どんな形でこういう場所を用意し続けていられるのかはわかりませんが
続く限りはどうかニコニコのわがままなお祭にこれからもお付き合いくださいませ。
■回顧
超パーティーⅢでやりたかった事。
一つ目は、Ⅰの時のような古参歓喜の演目を増やしつつ
Ⅱの時のようなティーンユーザーも楽しめる演目とをうまくミックスすること。
バランスのお話。
二つ目は、募集出演を増やして、運営によって選ばれた人だけが立てるようなClosedな
ステージイベントにしないこと。
これは今のニコニコ動画が抱えるランキング至上主義的な問題にも通じる話でもあり
イベントポリシーとして重要視したかった。
三つ目は、演目と演目を極力とぎらせずにつないでいくこと。
例えば、技術部でテレヴィーナス像がでてきて技術部発表を終えたら、その中にGeroさんが
入っていてゴジラの登場曲と共に像をぶち壊して出てきて演目に突入する。
そんな風に色んな演目の前後をつなげる事をしたかった。
そうしなければこんなに沢山の演目と出演者が出るイベントはただの個装の詰め合わせパックになってしまって
お客さんが疲れてしまうし、気持ちが乗れなくなってしまうから。
これはⅡでも同じく意識していたことかな。
一つ目も、二つ目も、ある程度の所まではいけた気がする。
三つ目については、Day2においては8割程度の実現ができたが、Day1は惨憺たる結果だった。
これに関してはこちらが労を惜しまず事前に下準備を進めた上で、
これを請け負った制作会社・演出会社の進め方に沢山言いたい事がある。
が、それは後回しにしよう。
一つだけ一番悔しかったのは、
from Y to Yでいくつか現場のミスがあって、フィナーレの感動につなげられなかったこと。
深くを語り出したら頭から湯けむりがでそうなので割愛。
■責任
今回は超パチームは本当に大変だった。
前回超パを経験しているスタッフが一人休養を余儀なくされ離脱
もう一人は超会議のボカロブースメインとなり、ボカロライブを除いて超パからほぼ離脱
前回、前々回を経験しているチーフDの岡林は、会社の新しくややこしく重労働な契約システムにやその他多くの事で手がふさがる
つまり、ユーザーさんとの渉外やそれに紐づく作業に対して経験者3名がいなくなり、
初めて超パを(というかイベントを)経験する2名がこれにあたる体制となった。
この2名については本当によく頑張ったと褒め称えたい。奥田と橋口だ。
ドワンゴの超パチームに関して、不測の事態ではあったものの、
メンバーはみんなよく頑張りました。バックアップ体制を作っておけなかったボクの責任。
話は変わって、演目尺がいっぱいいっぱい過ぎた、開演が遅れた、その他色々の話。
(ここから62行かけて制作会社・演出会社への恨みつらみと彼らへの責任言及を書いたのだが、あまりにひどい内容だったため削除することにした。
ただ言える事は、リハの進行の悪さによる開演遅れ/10日前の転換演目20分追加/僕達のチームが精神崩壊寸前まで稼働せざるを得なかった制作会社の怠慢、これを今後このままなし崩しに終わらすつもりはない)
これら起きてしまった事は全て最終的にはボクの責任です。
総合プロデューサーとして、外の会社の進行を改善できなかったのもボクの責任。
会社がどう判断するかはよくわからないけれど、
ボクは超パーティー4からは外れた方がいいと思っています。
もちろん演出からも。
イベントは演出をする人間が一番の発言力をもったら周りはそれに引っ張られるしかなくなってしまうから。
それに、3回やったら新しい風を入れた方がいい。
進化を望むなら今までを咀嚼した誰かが別の感覚でもってやったほうがいいし、
フォーマット化を望むなら、テンプレ作りに割り切れる人がやったほうがいい。
いづれにしても
ボクは今回の超パーティーⅢの制作進行不備の責任をとって超パーティーⅣは辞退する意向だ。
なにより、疲れ果てた。
■今後
2013年10月、超パーティーを無料にしたいと言った。
その意味も価値もあると思った。
収支がトントンに近づいていた超パにとって
収支がトントンに近づいていた超パにとって
ネチケを無料にすることは、ビジネスとしてのマイナス幅が大きく、それは見送られた。
もちろんそれを補填する算段をつけるべきなのはボクの役割だったのだが。
会社の判断としては当たり前のことだ。
超パーティーと超会議には玉石混交全員主役という共通コンセプトがあるが、
本質的に超会議本体と違う点があるとすれば、
超会議は各ブースごとにカテゴリ住民が集い、生放送でもそれぞれ興味のあるブースの放送に
人が集まるのに対し、超パーティーは一つの場所、一つの放送に様々な属性の住民が集うという点だ。
※もちろんそのカテゴリがある程度限定的である事もこれが成り立つ要素なのだけど
ニコニコの一年間を通じて、様々なカテゴリ、そして新参古参が混じって一つの放送/イベントに集合することは超パーティーを除いて他にない。
もちろん電王戦の来場者数はすごいし、小保方さんの会見があればユーザーは瞬く間に集合するのだが。
ユーザーが作るオリジナルコンテンツの場所としては唯一無二だ。
昔のニコニコには垣根を超えて集合するイベント放送が複数あった。
今はここがその可能性の一つだ。
だからこそ、
この唯一の集合祭りがいつかネットチケット無料になることを願ってやまない。
プロデューサーとしては失格の意見だが、今のニコニコを俯瞰してみれば
とても重要で価値のあることだ。
音楽ステージを嫌悪する層は多くいるが、そんな人達でも、やらないかが流れれば楽しいはずだし
ふなっしーが歌えば草を生やしてくれるに決まってる。
人気者のステージには嫉妬コメが多く打たれるかもしれないが、桜の雨が流れば多くの人が
桜印の弾幕を打って一体感の中で感動を共有できるはずだ。
最近ニコニコの会員になったような人達も、ニコニコのスタイルを体験する
良い機会になる。
今後超パーティーをプロデュースしていく優秀な人にはいつかこれを実現してほしいなぁ。
ニコニコのみんなで集まりたいよ、一つの放送、イベントにさ。
■最後に〆
会津藩士の形相で書いたので幾分堅い文章となってしまったし
書きなぐりのような文章で体を成していない部分が多々あるが、
書きなぐりのような文章で体を成していない部分が多々あるが、
これにて終わり。
最後に皆さんの思い出写真を。
ニコニコ超パーティーⅢご来場誠にありがとうございましたm(_ _)m
あべちゃん
-
次の記事これより新しい記事はありません。
-
前の記事2013-05-02 12:29:44ニコニコ超パーティーⅡを作り終えたチラ裏です【運営あべちゃ...16コメ
広告
コメントコメントを書く