今日、二日間にわたって開催されていた米国連邦公開市場委員会(FOMC)が終わり、声明文が出されました。予想通り政策金利(フェドファンズ・レートで0~0.25%)に変更はなし、債券買い入れプログラム(=いわゆるテーパー)は大方の予想通り100億ドル減額され450億ドルになりました。

この発表に先立って2014年第1四半期の米国のGDPが僅か+0.1%と発表されたわけですが、米国連邦準備制度理事会(FRB)は声明文の中で「米国経済は急に減速した(slowed sharply)」という表現を使いました。

これは「減速した(slowed)」というこれまでの言い回しより、一歩踏み込んだ表現です。

ただ「その後で成長は加速した、なぜなら冬場の減速は厳冬によるものだったから」という表現があり、過去形の表現となっています。つまりFRBは過去に拘泥するのではなく、未来をしっかりと見据えているわけです。

そこでは「家計部門の支出がこれまでより加速している」とし、最近の小売売上高のリバウンド(下のグラフ参照)や自動車販売の好調に言及したかたちとなっています。

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一方、「住宅セクターの回復は遅い」とし、FRBが最近の住宅市場関連の酷いデータに、ちゃんと気を配っていることもアピールしました。

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いずれにせよテーパーのペースに変更は無く、粛々としたペースで量的緩和政策が手仕舞いされていることには変更はありません。

これだけGDPや新規住宅販売の数字が悪くてもFRBが頑としてテーパーを止めないということは、ネット株やバイオ株は、とうぶん浮かばれないことを意味します。