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 中国国営新華社通信によると、4月30日午後7時(日本時間同8時)ごろ、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ市のウルムチ南駅の前で爆発があった。けが人が50人出ているとの情報もある。同自治区には4月27日から習近平(シーチンピン)国家主席ら党・軍の指導者が視察に入っていた。

 新華社によると、現場には複数の救急車や警察車両が駆けつけ、一帯を封鎖。列車の運行も止まっている。新華社はけが人の有無を伝えていないが、北京紙の新京報(電子版)は、50人を超える負傷者が市内の病院に運ばれたと伝えた。

 ネット上には、爆発後の現場を写したとされる写真が流出。駅周辺の駐車場のような広場の路面が直径10メートルほど黒く焦げ、地面に広がる血や焦げた多数のスーツケースが散らばっている様子が写っている。