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      対馬 外来スズメバチ駆除実験

      対馬 外来スズメバチ駆除実験

      生態系への影響などが懸念される外来種のスズメバチ、「ツマアカスズメバチ」が国内で初めて見つかった対馬市で、有効な駆除方法を探るための実験が始まりました。
      対馬市では、おととし10月、中国やインドなどに生息する「ツマアカスズメバチ」が国内で初めて確認され、地元で養蜂に使われるニホンミツバチを襲って被害を与えているほか、生態系への影響も懸念されており、効果的な駆除方法の開発が課題となっています。
      こうした中、ハチの生態に詳しい京都産業大学の高橋純一准教授が新たな駆除の仕掛けを考案し、設置する実験を始めました。
      考案された仕掛けは、木製の箱の中に、ツマアカスズメバチだけが好む匂いを出す誘引剤とよばれる薬品を入れてハチをおびき寄せるもので、箱の入り口の穴はハチがいったん入ると逃げ出せないよう工夫されています。
      実験ではこの仕掛けをミツバチの巣箱の近くに設置し、襲ってきたツマアカスズメバチを効率的に捕らえることにしています。
      高橋准教授はこの仕掛けを夏までに島内に100個設置し、別の駆除方法とも比べながら効果を調べることにしています。
      高橋准教授は、「対馬全域にしかけるので、ツマアカスズメバチの分布状況も明らかにできる。今後、誘引剤や仕掛けを改良して完全な駆除につなげたい」と話しています。

      04月30日 18時46分