2014年04月30日 (水)「極点社会」の衝撃
あす(5/1)のクロ現は「極点社会 ~“地方消滅”の危機~」です。
(番組趣旨より)
少子高齢化が叫ばれてきた日本。しかし、いま多くの地方では高齢者すら減少し始め、日本全体が縮小しようとしている…。NHKでは最新人口統計を元に、これまでにない詳細なデータ分析を研究機関の協力を得て実施。その結果、2040年には地方の衰退だけでなく、日本自体が縮小していく危機が迫っていることが分かってきた。最も深刻なのは既に高齢者すら減少を始めている市町村が急増。高齢者の年金で成り立ってきた地方経済がシュリンクし、雇用の場を失った若年女性が首都圏にこれまで以上に流入していくことだ。東京オリンピックを機に更に過密と集中が予想される首都圏。一方で、地方では若年女性が消え“限界自治体”化、首都圏では子供を産み育てられない女性が増加し、結果的に日本全体が縮小し始めていく。番組では最新のデータを元に、危機的な人口減少問題を可視化し、今後を考えていく。
プレビューを見てきました。
衝撃を受けました。
少子高齢化が急速に進む日本。
地方は、高齢者の年金を主とする、いわば「老人経済」で成り立ってきました。
しかし、いま、その地方に異変が生じ始めているといいます。
NHKの独自の調査によって、全国の5分の1の自治体で、高齢者がすでに減少していることがわかってきたのです。
地方の町の主要産業である介護や医療の現場では、高齢者が減ってきている実感があるというのです。
こうした中、地方の社会福祉法人が、次々と東京で介護施設の建設を進めており、そこで働く若年女性も地方から東京へと移動しはじめているのです。
つまり、高齢者の減少が、新たな人口移動を生んでいます。
次の世代を担う、若い女性たちが、地方から東京に、仕事を求めて向かう動きが加速しようとしているというのです。
これまでの国の予測を上回る規模で、若い女性の減少が地方で急激に進んでいることが、専門家のシュミレーションで明らかになってきました。
地方から出て、東京で仕事を得る若年女性たちが、次に直面するのは、未婚率の高さと出生率の高さです。
この世代が、未婚のまま子どもを産まず、高齢化していけば、将来的に、東京も縮小する可能性があるのです。
高齢者の減少し、若年女性が流出することで存亡の危機に陥る地方。
その一方で、大都市ばかりに人が集中し、最終的には、国全体が縮小していくいびつな「極点社会」に私たちは突入しようとしているというのです。
どうしたらこの流れを止めることができるのでしょうか?
新たなステージに移った人口減少の問題を考えます。
ぜひ、番組をご覧ください!
投稿時間:17:37
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