私は従軍慰安婦問題について詳しくないです。「河野談話ってデタラメらしいね」「日本軍による強制連行は無かったらしいね」「朝日新聞が火のないところに煙を立てたらしいね」…だいたいこの程度の認識です。
ちょっと外出してみたら旭日旗立てた団体が「9条改正」っていう横断幕出して演説してたんですよ。で、「売春はありましたが、強制連行はなかったんです!」とマイクで言ってるわけです。
ちょっともう、その段階じゃないですよね?
おそらく世界の人々は「かつて戦場では性奴隷となっていた女性がいた」「日本軍は性奴隷を利用していた」という認識に立っているんだと思うんです。そういう「不幸な歴史」があったと。
そこに「いやいや日本軍が強制連行した証拠はないんだ」という理屈はなんの議論にもなってない。むしろその「不幸な歴史」から責任を回避しようと、言い逃れようとしているように聞こえてしまう。
で、ふとコンビニいってみると「新人OLに中出し」とか「隣の熟女に襲われたい」っていう文字が踊る雑誌で白ブラウスのAV女優が微笑んでる。「◯◯お泊り愛!」とか書いてる写真週刊誌の表紙はおっぱい半分見えてるグラビアアイドルで、ジャンプやサンデーの隣にはバーを一本挟んで、白濁液を全身に浴びたキャラが潤んだ目でこっちを見てるエロ漫画雑誌が置いてある。
ゾーニングも購入時の年齢確認も機能してないですよ。そもそも表紙は見えるし、18歳未満でも写真週刊誌は買えるし。
そんな国です。そんな国のオッサン(上でマイクで大声出してたのはダブルのスーツきたオッサンでした)が「強制連行はなかった!」と。
これ、逆効果じゃないですかね。どんなに理屈や史料で訴えても、もう世界の人には情緒的な問題で理解してもらえないと思う。
従軍慰安婦問題をロジックの問題だと、正しい史料を提示し続ければ理解してもらえると、そう思って議論してる限り話は一向に進まないと思う。詰んでますよね?これ。
まあ印象はたぶん大体あってると思うけど その程度の認識も間違ってて正しい史料を提示したらどんどん不利になってくからなあ