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放送内容


4月28日(月)

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メインテーマ気づいてますか?子どもの貧困
【番組冒頭】奨学金が返せない!?


出演者

<気づいてますか?子どもの貧困>
専門家ゲスト:湯澤直美さん(立教大学 教授)、栗林知絵子さん(主婦・NPO法人豊島こどもWAKUWAKUネットワーク代表)
ゲスト:室井佑月さん(作家)、金子貴俊さん(俳優)
リポーター:三輪秀香アナウンサー

<【番組冒頭】奨学金が返せない!?>
リポーター:山田大樹アナウンサー

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食事が満足に食べられない、学校に必要な物がそろえられない、そんな“子どもらしい生活を送れない”子どもたちが増えています。厚生労働省の発表によりますと、子どもの貧困率は15.7%、およそ6人に1人の子どもたちが、貧困の状態にあるといわれ、20年前の1.4倍になっています。
番組では、経済的に苦しい家庭で子どもたちが育つとどのような影響があるのか、その実態についてお伝えするとともに、地域の大人として私たちに何かできることがあるのか、ないのか、議論しました。

子どもの貧困率とは

厚生労働省では、各世帯1人当たりの可処分所得の中央値の半分に満たない所得の世帯で暮らしている、17歳以下の子どもの割合、としています。しかし、生活の実態を調査しているわけではないので、該当する世帯がすべて貧困というわけではありません。

見えにくい子どもの貧困

現代の日本では、外見などで貧困状態を見極めることが難しく、なかなか気づくことができません。番組では、あるシングルマザーのご家庭の子どもたちを取材させてもらいました。食料を支援団体から支援してもらったり、節約のために暖房をつけず寒さを我慢したり、スポーツクラブの用具を我慢している様子をお伝えしました。
専門家によると、家庭が経済的に厳しい状態にあると、子どもたちの健康が阻害されたり、学力が低下したり、豊かな経験が得られなかったり、親子関係に影響が出たりする恐れがあります。その結果、子どもたちの選択肢や希望が奪われ、孤立した状態に陥るリスクが高まるといいます。

気づいても立ち入れない!

番組でアンケートをとったところ、回答をお寄せいただいた1,440人のうち、およそ2割の人が、「地域に家庭が経済的に厳しそうな子どもたちがいる」と回答、子どもたちが出すシグナルに気づいていました。しかし、気づいても簡単には立ち入れないと、多くの人が感じています。VTRでは、「貧困はお金がからむから立ち入りにくい」というご意見や、「親の手前、遠くから見守るしかない」というご意見をご紹介しました。
子どもの環境が厳しそうだと気づいて、行政に相談する窓口としては、各自治体の子ども家庭課など子どもに関する部署や、児童相談所、福祉事務所などがあります。

【立ち入れないワケ】
・行政の仕事でしょ?
・親の責任だ
・自分の子で精いっぱい
(あさイチ アンケートより)

一歩踏み出した主婦のケース

豊島区の主婦が、当時中学3年生だった男の子の窮状に気づき、高校受験に向けて学習や食事をサポートしたエピソードをご紹介しました。エピソードからは、子どもには本来備わっている力が、貧困という状態によって阻害されていること、親も生活をなんとかしようと必死に働いている中で子どもの面倒が追いつかなくなっている事情などが分かりました。
専門家の先生によると、いまの社会で起きている貧困は、低賃金労働、リストラ、DV、離婚、子育てをしながら働きにくい、心の病、などいくつもの要因が絡まった構造的な背景から起きていて、抜け出しにくい状態があるといいます。

地域で家族を支える

豊島区の主婦が、上記のエピソードをきっかけに、地域で暮らす人たちみんなで子どもたちを支える取り組みをしていることをご紹介しました。「子どもの遊び場」、「無料学習支援」、「子ども食堂」、の3つの場所を設け、子どもたちが自由に参加できるとともに、地域の大人も気軽にボランティアに参加して子どもを支えられるようになっていました。

番組冒頭奨学金が返せない!?

4月、大学に入学した人の中には奨学金の手続きをしている人もいるかもしれません。
いま、この奨学金を借りたものの、卒業後に返還できずに苦しむというケースが増えています。番組では、最も多くの大学生に奨学金を貸している日本学生支援機構から有利子の奨学金を借り、大学卒業後に1年契約の非正規職員となった若者を取材。さきざきの生活の見通しが立てにくい中で、長年にわたって返済の負担を背負い続けざるを得ない状況をお伝えしました。また、現在の奨学金制度の課題などについてお伝えしました。

奨学金が返せない若者

奨学金の問題に詳しい岩重佳治弁護士によると、奨学金を返せない若者が増加している理由は以下の3点です。

【奨学金が返せない原因】
・大学の学費高騰
・不安定な経済状況
・有利子の奨学金の増加

返還が難しい人への救済策

いっぽうで、日本学生支援機構では、返還が難しい人に対して、以下のような救済策を講じています。

・返還猶予制度・・・返還期限を最長10年間、先延ばしにできる制度
・減額返還制度・・・一定期間1回当たりの返還金を半額にして、支払う期間を先送りする制度
・このほか、「所得連動返還型無利子奨学金制度」といって、卒業後に年収300万円になるまで返還を猶予する制度もあります。
(ただし、利子のつかない『第一種奨学金』を受けた場合に限ります)

「奨学金が返せない」という人の相談窓口

「日本学生支援機構 奨学金返還相談センター」
※同機構から奨学金を借りている方に限ります
電話:0570-666-301(ナビダイヤル・全国共通)
受付時間:午前8時30分~午後8時(土日祝日および年末年始を除く)

「奨学金問題対策全国会議」
電話:03-3571-6051
受付時間:午前9時30分~午後5時30分(月曜~金曜)


出演者の関連情報出演者の関連情報
●著書
<湯澤直美さん(立教大学 教授)>
・『子どもの貧困白書』(明石書店)
・『子どもの貧困』(明石書店)

視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
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