米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏(80)が黒人に差別的な発言をした問題で、NBAは29日、スターリング氏の終身追放と罰金250万ドル(約2億5千万円)の処分を発表した。さらに、チームを売却させるための手続きも進めるという。

 NBAのアダム・シルバーコミッショナーがニューヨークで記者会見して明らかにした。処分を受けて、スターリング氏はチームの意思決定に関与できないほか、NBAの試合や練習に行くことも禁じられる。今後、他チームのオーナーの4分の3が同意すれば、強制的にチームを売却させることが可能だという。

 スターリング氏は、交際していた女性がNBAのスーパースターだったマジック・ジョンソン氏と一緒に撮った写真を画像共有サービス「インスタグラム」に載せたことに対し、「黒人とつき合いがあるのを見せびらかしたいなんて、すごく嫌なことだ」「彼らを私の試合に連れてくるな」などと発言していた。26日に録音が明らかになり、批判が殺到。スポンサーの辞退も相次ぐなか、NBAの対応が注目されていた。